べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

中一、学年末126位→中ニ、一学期末90位|学習塾あすく相談事例

2014年08月17日 | 学習塾 あすく
 山鹿市立山鹿中学校、当塾に通う女子生徒の事例です。

 部活所属で他の習い事はなし。定時に部活は終わりますが練習は比較的ハード。試合や練習と土日も余裕はなく、塾では学校の課題をさせています。塾からの課題は出しません。

 高校卒業後は未定で部活は続けたい。高校を(ギリギリではなく)無事卒業できるチカラを付けたいとの希望です。時間を守ることや忘れ物をしない生活習慣は身に付いていました。欠席や振り替えの相談も自分からできています。

※以下テスト結果を抜粋します。教科ごと学年"偏差値"および五教科学年順位。偏差値は中央値が50です。

学校で実施されているテスト、ご存知ですか?


[中学一年一学期末]

国51社51数55理44英59五科順位113/242

 学校課題はもれなく提出できました。理科は小学生からやや苦手意識あり。一年一学期ですから英語は他の生徒も取れていました。全体に平均的な出来です。

 成績が取れている子も含め、"カン"に頼った学習習慣を卒業してもらう時期になります。そのため、10-15分ずつ時間を区切って学習すること、メモとノートの取り方とそれを見ながら「考える」こと、ワークやテストのやり直しの指導を地道に重ねます。


[中学一年学年末]

国49社48数49理50英51五科順位126/235

 小幅の上がり下がりもあり伸びてはいません。前述の指導分は八割できたとみています。夏合宿も秋大会も終え、体力的にも部活に馴染む時期に入ります。今後も学習時間に余裕はなさそうです。"優先順位を決めて"学習に取りかかる指導を加えます。

(優先順位を決めて行動する)

 テストや課題の「範囲表」に残りページ数を書き出し、残りの多いものや自力では難しいものを塾内で優先させます。締め切りまでの期間を意識させることと、暗記のように自分でやれるもの質問が必要なものと"段取り"を付けるためです。身に付くまでに通常数ヶ月かかります。

 気にもかかります。当人はすべきことをやっているので、ここは急(せ)かさないことを心掛けます。


[中学二年一学期末]

国53社57数53理49英56五科順位90/236

 熊本県立鹿本高校で卒業までを有意義に過ごすためには、中学で学年上位三分の一または共通テスト135点(一教科27点)が目安です。目標が見えてきました。

うれしい!

 中学生として学習の仕方は八割以上身に付きました。高校で伸びる余地と社会人として必要なものの一部を確保したということです。今後、不得手教科単元ごとの学習指導と順位の維持を優先することになります。


[最後に]

"結果だけ"急がないでください

 勉強で仕事ではなおのこと、結果は重要です。結果の"ひと並み"を急いで、すぐにできるものだけやらせることも否定はしません。明確な目的や目標が、本人とご家族で共有できていれば問題はないかもしれません。

 小学高学年あたりから、すぐには結果が出せるものばかりではなくなってきます。これから五十年以上続く社会生活でのチカラを伸ばすプログラム(過程)が始まるからです。このことを学校ではあまり伝えていませんし、意識できているひとも稀(まれ)です。

 このプログラムには段階があります。優先順位があるのです。

塾長いわく「就職で有利になる裏ワザ教えときましょう」(1)|学校の勉強は仕事で役に立つんですか?

 例えば、ワークをこなしても"かかる時間を意識"できなかったり"準備や作業の段取り"ができなければ、身につけた学力を仕事に生かすことは難しい。いくつ受けても就職できないまた仕事が続かない例が少なくはないのはこのためです。結果だけ急いでも、仕事で社会では"ひと並み"も難しいと思います。


 生徒がどの段階にいるかで指導は変わります。結果を出すには待つ時間も欠かせません。

 "結果だけ"急がないでください。少しずつでも、期間を長くとった指導ができれば目標には届きます。そのための時間を頂きたいと思います。(塾長)


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