たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

啄木歌碑めぐり(18)

2018年01月19日 | 啄木歌碑

(18)岩手公園の歌碑 (盛岡市内丸)            昭和30年10月建立(『一握の砂』より)        


   

 

不来方のお城の草に寝ころびて

空に吸はれし

十五の心

啄 木

 

啄木が教室の窓より遁げて、よく来ていた城址は盛岡中学の近くで、現在は岩手公園(不来方城跡)になっています。不来方城は盛岡城とは別ものですが、盛岡城の前身とか盛岡城の別名と呼ばれています。岩手公園は市民の憩いの場であり、平成18年、岩手公園開園100周年にあたり盛岡城跡公園と愛称を付けました。


岩手公園(盛岡城跡公園)


 


啄木歌碑


宮澤賢治詩碑


    岩手公園


   「かなた」と老いしタピングは、杖をはるかにゆびさせど、
   東はるかに散乱の、さびしき銀は声もなし。

   なみなす丘はぼうぼうと、青きりんごの色に暮れ、
   大学生のタピングは、口笛軽く吹きにけり。

   老いたるミセスタッピング、「去年なが姉はこゝにして、
   中学生の一組に、花のことばを教へしか。」

   弧光燈にめくるめき、羽虫の群のあつまりつ、
   川と銀行木のみどり、まちはしづかにたそがるゝ

                        賢治


 



教育記念像


水泳中に溺れた生徒を救い殉職した先生の事績を讃えるために建てられた碑です。




公園前の神社によったら数人の方がお参りしてました。厄年のお参りでしょうか。



水泳中に溺れた生徒を救い殉職した先生の事績を讃えるために建てられた碑です。


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