きもの雑記帳

大好きなきものについて、日々想うことを綴ります

11月25日のコーディネート

2006-11-26 23:14:57 | コレクション
         
和裁教室の日、木の実柄の大島紬に鳥と木の実柄の塩瀬の名古屋帯です。
帯揚げはクリーム色の縮緬、帯締めは朱赤の冠組です。

         
リサイクル品の大島紬は、ネットショップで2万円で購入しました。
同じくリサイクル品の名古屋帯は百貨店の催事で1万5千円でした。
大島紬は自分にぴったりの寸法なのですが、この塩瀬の帯は手先がとても長く(20センチくらい)仕立てられていました。
以前の持ち主はおそらく体格の良い人だったのでしょう。

家庭画報特選「きものサロン」冬号

2006-11-23 23:10:25 | きもの本
きものサロン冬号買いました。
今回の特集は、冬のきもの暮らし88の楽しみということで、暮らしの中に着物を取り入れている人たちの工夫が掲載されています。

バリで買った木綿のガウンをコートに改良したり、裄の合わない長羽織りの袖を取って、陣羽織風にアレンジする、大学教授の清ルミさん、
オリジナルの割烹着を開発したり、アフリカの布を兵児帯風に巻く、料理研究家の濱田美里さんなどの、「働く着物」は本当に参考になります。
また、普段に着物を楽しむ人たちの襦袢や足袋の工夫やお手入れ方法なども掲載されています。
襷のかけかた、割烹着の着方も紹介されていました。

「きものサロン」に対しては、高価な「よそ行き着物」ばかり紹介されているのであまり好きではないという方も多いようですが、今回は普段着物派の方にも参考になりそうな感じでした。

世界文化社 1,950円(税込)

ビンテージ生地のスカート

2006-11-21 21:59:40 | 針仕事
以前、骨董市でヨーロッパのアンティーク生地で作られたスカートを買いました。
縫製が非常に簡単な割りには見栄えが良くで、生地の力を実感しました。

それから、良い生地があったら自分で作ってみよう!と思い、ヒマをみつけては生地屋を偵察していましたが、なかなか、イメージに合う生地を見つけることは出来ませんでした。
半分あきらめかけていましたが、とうとう1960年代にイタリアで作られたビンテージ生地を見つけました。
1メートル1万6千円がセールで3千6百円になっていました。
早速1メートル購入して、簡単縫製のスカートを作ってみました。
(まだ裾かがっていません。)
なかなか良く出来たので、また良い生地を見つけたら作ろうと思っています。

もう少し腕が上がったら、着物地から作ってみようかな。

11月18日のコーディネート

2006-11-19 23:09:43 | コーディネート
スカート用の生地を買いに手芸屋さんへ行きました。
かなり前に購入したカラフルな紬に、ネットオークションで落札した紬の帯です。
藍色無地紬の羽織もネットオークションで落札したアンサンブル用の反物で仕立てました。
羽織紐は、母の箪笥から発掘されたものです。

フランス展でオードトワレ買いました。

2006-11-16 22:29:36 | 猫とプライベート
11月13日まで伊勢丹新宿店で、フランス展が開催されていました。
映画「マリーアントワネット」で実際に使用された衣装が何点か展示されているのを観に行ったのですが、
衣装はほんの数点で、食料品を中心としたフランス物産展という感じ。
せっかくなので、チーズの詰め合わせと「薔薇泥棒」という名前のオードトワレを買いました。

このオードトワレはどことなくオリエンタルな雰囲気があって着物にも合いそうです。
以前、着物の時に使おうと思って匂い袋を購入したのですが、あまりにも着物にマッチしすぎるので、
洋服の時と同じオードトワレを使っています。

砂糖菓子のような美しいコスチュームの映画「マリーアントワネット」はコチラ
http://www.ma-movie.jp/#
パリのフレグランスメゾン「ラルチザン」はコチラ
http://artisanparfumeur.jp/

印傳の小銭入れ

2006-11-12 21:57:41 | コレクション
印傳は、なめした鹿皮に漆で模様を描いたものです。
ペタンとした厚みの無い形なので、ジュースや切符を買うための小銭を入れて帯の中に入れています。
直ぐに取り出せるためと、帯飾りも兼ねて着物や帯に合わせて色々な根付を付けて、楽しんでいます。

今付いている根付は小さな瓢箪が六つ纏まったもの、「六瓢」といって、語呂合わせで「無病」となる縁起の良いものです。薄いピンクの珊瑚で出来ています。

次の課題

2006-11-10 22:03:06 | 針仕事
和裁教室で縫っている姪っ子用の一つ身袷がそろそろ仕上がりそうです。
次の課題は、いよいよ女物袷長着です。

初めての袷長着用に新しい反物を買うのもちょっと勿体無いと思い、箪笥や押入れの中を探してみました。
そこで見つけたのが、百貨店の催事で買ったリサイクルの紬の着物です。
紬の白生地に葉っぱの模様を手描きしたものです。
寸法が小さかったのでいずれ仕立て直そうと思ってそのままにしてあったのを、洗い張りに出しました。
ところどころにシミがあったのですが、殆どのシミが落ちたようです。
問屋さんでグレーの暈し八掛も買いました。

一つ身袷にも思った以上に時間がかかってしまいました。
この解き反が着物になるのも大分先になりそうです。

身幅のこだわり

2006-11-08 22:21:45 | その他きもの関係
着物を着付けた時、上前が下前の脇線に僅か(1~2センチ弱)に重なる程度が丁度よいとされているようで、私もそう思っています。
リサイクルショップで、寸法表示の身丈や裄が合っているので、試着してみると、身幅が狭かったり、逆に広すぎる場合があります。お店の人に「身幅が合わない」と告げると、お店によっては、「そこは、合わなくても良いところですから。」と言われる場合があります。
着物の身幅は合っていなくても、とりあえず着ることは出来ますが、特に身幅の狭い着物は、座ったり歩いたりしているうちにどんどん肌蹴てきます。
そして、一番イヤなことに何故か太って見えるのです。
私は寸法が合わなくても、色、柄(値段も)が気に入れば買うことがありますが、出来るだけベストな寸法で綺麗に着たいと思っているので、大抵は寸法を直してから着ています。

ただ、こだわりは人それぞれなので、「合わなくても良い」という意見も間違いという訳ではないと思ってもいます。

11月5日のコーディネート

2006-11-07 22:54:19 | コーディネート
連休の最終日、この日は取り寄せした洋服を取りに新宿のデパートへ。
着物は、茶系の格子模様の紬、帯は青いシュスに唐獅子の親子と牡丹を染めた名古屋帯。
帯締めは金茶の冠組、帯揚げはオレンジの縮緬です。
年に何回も登場するお気に入りコーディネートです。

肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」について

2006-11-05 21:52:46 | 猫とプライベート
11月3日、文化の日に、肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」を観ました。
連休初日とあって、すごい人出でした。
入場料1,300円を払い、音声ガイド(500円)を借りました。

肉筆浮世絵とは木版で大量に刷られるものと異なり、於大尽と呼ばれるお金持ちの注文によって描かれた、特注品です。
当然、この世で一点限りの大変贅沢なものです。
館内は4つのブースに分かれていて、
1江戸の四季
2浮世の華
3歌舞礼賛
4古典への憧れ
と、それぞれタイトルがついています。
私が特に気に入ったのは「浮世の華」のブースに展示されている「芝居町・遊里図屏風」「鳳凰図屏風」。
「芝居町・遊里図屏風」は菱川師宣の作の大きな2双1対の屏風で、江戸の二代悪所といわれた「芝居町」と「遊里」の様子が描かれています。
美しい花魁に吃驚してぽかんと見とれる旅人や、芝居を見ながら子供に授乳している母親などが描かれ、両方とも悪所と言いながら、何とも大らかで開放的な感じです。
「鳳凰図屏風」は葛飾北斎の作で枕元の風除け用の小さな屏風ですが、その屏風いっぱいに描かれた極彩色の鳳凰はまるで、ざわざわと羽音が聞こえてくるような見事さです。
ゆらゆらした行灯の灯りに浮かび上がる極彩色の鳳凰はさぞ幻想的で美しかったのではないかと思います。

ちょっと高いですが会場では音声ガイドを借りるのがオススメです。
粋なお囃子とともに、落語家の柳家家禄が解り易く解説してくえます。

江戸東京博物館はコチラ↓
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/