バイクライフ・バイクツーリングの魅力を北海道から。
聖地巡礼-バイクライディングin北海道-
快走、フルーツ街道&604号
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/cb/53cee90280678568df82a0e62b57eb40.jpg)
* (道道604号。景色、路面、曲率ともに快走にふさわしい。)
私の場合、通勤以外で道内を走っていて一番ストレスを感じるのが、国道5号線の札幌=小樽間と余市近辺の渋滞だ。と言っても、かつて私が体験した本州の渋滞と比べればかわいいものなのだが、車に包囲され、信号ごとに止められ、せかされると、せっかく好きなバイクに乗ってるのに…、と、気持ちもダウンしがち。
そこで脇道の出番となるわけだが、実は北海道は明治以来の「開拓」で初めて道路が作られたので、昔ながらの街道がない。そのため、味わいのある旧道が極端に少ないのが特徴だ。
北海道で脇道となるのは、広域農道や、幹線国道と平行した道道などとなる。
四輪の場合、脇道はアップダウンや幅の狭さ、カーブの連続など、多少渋滞しても幹線路の方が時間もかからなかったりするので、燃費を考えても脇道に逸れる意義はそれほど高くはない。
しかし、バイクなら話は別だ。
信号や民家が少なく、事故も起こしにくく、走りの醍醐味を味わえる農道は、もちろん安全やマナーに注意が必要だが、絶好のバイパスロードとなる。
札幌から小樽を経由してニセコ方面に行くなら、是非走りたい脇道が2本ある。
今日はそれをご紹介しよう。
1本目は、『フルーツ街道』
札幌から小樽市街を過ぎ、塩谷(しおや)駅付近から、海沿いを走る国道5号線を逸れて少し山側を、余市も市街もパスして仁木町まで16㎞ほどの農道ワインディングだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/41/5355516e326a86efc6d3aae23e9df875.jpg)
(写真はフルーツ街道のさらに脇道、しかし雰囲気はこんな感じ)
このあたりは余市ワインのブドウ畑や、さくらんぼ、林檎、その他多くの果樹園が並び、春の花盛り、秋の実りの恵み時と、道ぞいに甘い香りが漂うほどだ。
適度なアップダウンとカーブ。観光果樹園もあるのでマイカーもシーズン期には多いのと、抜け道として使うドライバーもいるので、道を独り占めにはならないが、基本的に走りやすく、景色もよく、気持ちよく流れている道だ。
果樹園を眺めながら流しても気持ちよく、ほんのちょっと茶目っ気を出してもまずます楽しめる。
ただし、農作業車が優先の原則を忘れないことと、観光果樹園の駐車場近辺や民家の側では、特に安全運転に気をつけたい。
余市付近は5号線は片側1車線で信号もあり、夏は特に長蛇の列になる。時間としてもフルーツラインを通った方が圧倒的に速い。そして疲れ、ストレスはもう比較にならない。
ライダーなら、この道を通らない手はない、そんな道だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/4a/23ef28b91a513face99c19406637f6a5.jpg)
(JR小沢駅。建替えられた駅舎は今は閉鎖されて改札のない無人駅となっている。)
もう一本は、5号線からニセコパノラマラインに入る、アプローチにつかう道。
道道604号線だ。
国道5号線を稲穂峠を越えて国富まで下ったら、ニセコに向かうには普通岩内方面へ国道276へチェンジするのだが、そのまま国道5号を倶知安方面に向かう。
小沢駅を過ぎ、ワイス温泉から右折して入るのが道道604。
道道66号線=ニセコパノラマラインにT字路で当たるまで、十数㎞のワインディングだ。
一番上のタイトル写真や下の写真のような快走ワインディングが続く。
この道は途中に民家がなく、交通量もほぼ皆無に近いほど少ない。
片側1車線の道は路面もよく、バンピーな部分もほとんどなく、コーナーも中速コーナーがメインで時々低速で回り込んだコーナーが現れるというレイアウト。
アップダウンも適度で、時折長すぎないストレートも現れる。
この道でないのはドリフトをかますようなヘヤピンカーブだけだ。
それだけに初心者でも走りやすいし、後半は景色も開けてきて飛ばさなくても気持ちいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/63/53529f73e7ac5e03f6fe1a92cb4ed750.jpg)
(前半は山の中を坂と中速コーナーで縫っていく)
この道は走りにはとても気持ちのいい道。
一度走りすぎた道を引き返してもう1回走ってしまったほどだ。
こんなことをしたのは何年かぶりだ。
一往復半する間に、すれ違ったバイク3台、車2台。
いずれも走り屋さんのようだった。
追いついた車、バイクはなく、追いついてきた車、バイクもなかった。
この道、ツーリングマップルでもコメントされていないが、隠れた地元の走りのスポットになっているのではないだろうか。
メジャーな「ニセコパノラマライン」がすぐ隣接しているので、遠征組や、サンデースプリンターはそっちへいってしまうからだ。
こんなに交通量のない道にこんなに金をかけて立派にしていいのだろうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/72/70245c82d822a77c1aff4805476945d5.jpg)
(道の後半は景色も素晴らしい。日本海が遠くみえる。)
気をつけるのは、この道と交差するいつくかの道を農作業の車が通ることがあり、出会い頭に注意しなければならないことと、回り込んだコーナーの途中に農作業用の道の入り口があったりするから、路面に土が落ちていたりすることだ。
気持ちいいからとブラインドの中速コーナーをフルバンクで攻めていたりすると、この土に乗って吹っ飛ぶということもありえないとは言い切れない。
やはり慎重に、マージンを残して安全運転で走ることが大事だ。
道幅も広く、急坂つづれ折ヘヤピンもなく、初心者にもやさしく、上級者にも路面とのセッションを楽しませてくれる、そんな道が道道604号だ。
さあ、終点、道道66号線に突き当たったら、ニセコパノラマラインに足を伸ばそう。(つづく)
私の場合、通勤以外で道内を走っていて一番ストレスを感じるのが、国道5号線の札幌=小樽間と余市近辺の渋滞だ。と言っても、かつて私が体験した本州の渋滞と比べればかわいいものなのだが、車に包囲され、信号ごとに止められ、せかされると、せっかく好きなバイクに乗ってるのに…、と、気持ちもダウンしがち。
そこで脇道の出番となるわけだが、実は北海道は明治以来の「開拓」で初めて道路が作られたので、昔ながらの街道がない。そのため、味わいのある旧道が極端に少ないのが特徴だ。
北海道で脇道となるのは、広域農道や、幹線国道と平行した道道などとなる。
四輪の場合、脇道はアップダウンや幅の狭さ、カーブの連続など、多少渋滞しても幹線路の方が時間もかからなかったりするので、燃費を考えても脇道に逸れる意義はそれほど高くはない。
しかし、バイクなら話は別だ。
信号や民家が少なく、事故も起こしにくく、走りの醍醐味を味わえる農道は、もちろん安全やマナーに注意が必要だが、絶好のバイパスロードとなる。
札幌から小樽を経由してニセコ方面に行くなら、是非走りたい脇道が2本ある。
今日はそれをご紹介しよう。
1本目は、『フルーツ街道』
札幌から小樽市街を過ぎ、塩谷(しおや)駅付近から、海沿いを走る国道5号線を逸れて少し山側を、余市も市街もパスして仁木町まで16㎞ほどの農道ワインディングだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/41/5355516e326a86efc6d3aae23e9df875.jpg)
(写真はフルーツ街道のさらに脇道、しかし雰囲気はこんな感じ)
このあたりは余市ワインのブドウ畑や、さくらんぼ、林檎、その他多くの果樹園が並び、春の花盛り、秋の実りの恵み時と、道ぞいに甘い香りが漂うほどだ。
適度なアップダウンとカーブ。観光果樹園もあるのでマイカーもシーズン期には多いのと、抜け道として使うドライバーもいるので、道を独り占めにはならないが、基本的に走りやすく、景色もよく、気持ちよく流れている道だ。
果樹園を眺めながら流しても気持ちよく、ほんのちょっと茶目っ気を出してもまずます楽しめる。
ただし、農作業車が優先の原則を忘れないことと、観光果樹園の駐車場近辺や民家の側では、特に安全運転に気をつけたい。
余市付近は5号線は片側1車線で信号もあり、夏は特に長蛇の列になる。時間としてもフルーツラインを通った方が圧倒的に速い。そして疲れ、ストレスはもう比較にならない。
ライダーなら、この道を通らない手はない、そんな道だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/4a/23ef28b91a513face99c19406637f6a5.jpg)
(JR小沢駅。建替えられた駅舎は今は閉鎖されて改札のない無人駅となっている。)
もう一本は、5号線からニセコパノラマラインに入る、アプローチにつかう道。
道道604号線だ。
国道5号線を稲穂峠を越えて国富まで下ったら、ニセコに向かうには普通岩内方面へ国道276へチェンジするのだが、そのまま国道5号を倶知安方面に向かう。
小沢駅を過ぎ、ワイス温泉から右折して入るのが道道604。
道道66号線=ニセコパノラマラインにT字路で当たるまで、十数㎞のワインディングだ。
一番上のタイトル写真や下の写真のような快走ワインディングが続く。
この道は途中に民家がなく、交通量もほぼ皆無に近いほど少ない。
片側1車線の道は路面もよく、バンピーな部分もほとんどなく、コーナーも中速コーナーがメインで時々低速で回り込んだコーナーが現れるというレイアウト。
アップダウンも適度で、時折長すぎないストレートも現れる。
この道でないのはドリフトをかますようなヘヤピンカーブだけだ。
それだけに初心者でも走りやすいし、後半は景色も開けてきて飛ばさなくても気持ちいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/63/53529f73e7ac5e03f6fe1a92cb4ed750.jpg)
(前半は山の中を坂と中速コーナーで縫っていく)
この道は走りにはとても気持ちのいい道。
一度走りすぎた道を引き返してもう1回走ってしまったほどだ。
こんなことをしたのは何年かぶりだ。
一往復半する間に、すれ違ったバイク3台、車2台。
いずれも走り屋さんのようだった。
追いついた車、バイクはなく、追いついてきた車、バイクもなかった。
この道、ツーリングマップルでもコメントされていないが、隠れた地元の走りのスポットになっているのではないだろうか。
メジャーな「ニセコパノラマライン」がすぐ隣接しているので、遠征組や、サンデースプリンターはそっちへいってしまうからだ。
こんなに交通量のない道にこんなに金をかけて立派にしていいのだろうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/72/70245c82d822a77c1aff4805476945d5.jpg)
(道の後半は景色も素晴らしい。日本海が遠くみえる。)
気をつけるのは、この道と交差するいつくかの道を農作業の車が通ることがあり、出会い頭に注意しなければならないことと、回り込んだコーナーの途中に農作業用の道の入り口があったりするから、路面に土が落ちていたりすることだ。
気持ちいいからとブラインドの中速コーナーをフルバンクで攻めていたりすると、この土に乗って吹っ飛ぶということもありえないとは言い切れない。
やはり慎重に、マージンを残して安全運転で走ることが大事だ。
道幅も広く、急坂つづれ折ヘヤピンもなく、初心者にもやさしく、上級者にも路面とのセッションを楽しませてくれる、そんな道が道道604号だ。
さあ、終点、道道66号線に突き当たったら、ニセコパノラマラインに足を伸ばそう。(つづく)
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夏の暑さのしんどさは今年初めて体験しているのでまだ苦痛になっていないですけど、いつか北海道が恋しくて仕方が無い時期が来るような気がします。
その時のために道道66号、頭にインプットしときます。^^
今日の最高気温は当地で23度でした。
まさに涼しい感じ。
明日からはまた暑くなるようですが、我が家にはクーラー(エアコン)がありません。その必要がないからです。
これは確かに北海道の特色ですね。
その代わり冬は寒いですが、スキーし放題ですから、それも良しかと。
ツーリングには道東をお薦めします。
いつかお出でください。