バイクライフ・バイクツーリングの魅力を北海道から。
聖地巡礼-バイクライディングin北海道-
ブレーキング 序
(左コーナーにアプローチする筆者(樹生)。体重の重心は左に移し終え、この直後、左へ倒れこんで向き変えに入る。教習所コース内の試乗会。98年夏。のんきなペースではありますが。)
グリップ感(接地感)を高めるライディング。
今回からブレーキングについて考えていきます。今日はさわりを。
バイクライディングの技術で、一番大切なのはブレーキングだと思います。
そして、奥が深い。難しくもあるし、使いこなしていくと、また、たまらなく面白いのがブレーキングです。
昔、私がバイクに乗り始めた頃、バイクの先生的存在だった先輩にこんなことを言われたことがあります。
私はこの先輩に「ライダーズスピリット」を学んだのです。
速度の2乗の割合で大きくなる運動エネルギーを短時間で熱に変換し、狙った速度まで狙った距離で確実に<殺速>する(=速度を殺す)、ブレーキング。
その技術にゴールはなく、磨きぬかれたブレーキングの技術は、後ろを走っていても鳥肌が立つほど、素晴らしい。
世界GPを観れば、極限のブレーキング技術を垣間見ることができます。
しかし、ツーリングライダーである私には、限界ブレーキングだけがブレーキングではない。
停止、減速、姿勢制御、ライン修正、リーンのきっかけ、後方へのアピール…
ブレーキングには様々な目的があり、それぞれに、自分のレベルがたとえ低くても、工夫することでライディングが楽しくなり、安全になり、バイクと自分との距離が縮まって行く…。
そんなブレーキングを、私もできている訳ではありませんが、次回から、ブレーキングの様々な局面について書いていきたいと思います。
<付記>お詫びと訂正
はじめにUPしたとき(3月4日)に写真のキャプションの中に間違いがありましたので、訂正しております。
前のキャプションでは、上の写真を私のブレーキングシーンの写真として取り上げていましたが、それ程強い制動は行っておらず、シフトに関しても記述に誤りがありました。
写真の掲載にあたっては、引用であることと出典を明示し、できるだけ著作権上の侵害を避けようとしてはいますが、それでもオリジナルの写真を使うのがよいとの考えから、数少ない私の乗車写真を使おうとして、状況説明にぴったり来ていない写真とその説明の文章になってしまいました。
お詫びいたします。(3月5日)
<お知らせ>
ライテク関連の当ブログ記事一覧は、記事右のサイドバーの中にある「カテゴリー」から<ライテク>をクリックすると15件ずつ表示されます。または、こちらのクリックでも同様のページが開きます。
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グリップ感(接地感)を高めるライディング。
今回からブレーキングについて考えていきます。今日はさわりを。
バイクライディングの技術で、一番大切なのはブレーキングだと思います。
そして、奥が深い。難しくもあるし、使いこなしていくと、また、たまらなく面白いのがブレーキングです。
昔、私がバイクに乗り始めた頃、バイクの先生的存在だった先輩にこんなことを言われたことがあります。
「バイクでどのくらいスピード出せるかは、ライダーのブレーキングの腕で決まる。せりふの細かいところは忘れてしまいましたが、こんな内容でした。
その速度からすぐさま確実にフルブレーキに持ち込んで危険回避できる自信のある速度が、そのライダーの出していい速度。
ただアクセル開けて、バイクに速く走ってもらって、自分が速いんだと勘違いしてる、
恥ずかしい奴にはなるなよ。
バイクだって人を撥ねれば殺してしまうこともある。
凶器になりうるものだってことを忘れちゃだめだ。」
私はこの先輩に「ライダーズスピリット」を学んだのです。
速度の2乗の割合で大きくなる運動エネルギーを短時間で熱に変換し、狙った速度まで狙った距離で確実に<殺速>する(=速度を殺す)、ブレーキング。
その技術にゴールはなく、磨きぬかれたブレーキングの技術は、後ろを走っていても鳥肌が立つほど、素晴らしい。
世界GPを観れば、極限のブレーキング技術を垣間見ることができます。
しかし、ツーリングライダーである私には、限界ブレーキングだけがブレーキングではない。
停止、減速、姿勢制御、ライン修正、リーンのきっかけ、後方へのアピール…
ブレーキングには様々な目的があり、それぞれに、自分のレベルがたとえ低くても、工夫することでライディングが楽しくなり、安全になり、バイクと自分との距離が縮まって行く…。
そんなブレーキングを、私もできている訳ではありませんが、次回から、ブレーキングの様々な局面について書いていきたいと思います。
<付記>お詫びと訂正
はじめにUPしたとき(3月4日)に写真のキャプションの中に間違いがありましたので、訂正しております。
前のキャプションでは、上の写真を私のブレーキングシーンの写真として取り上げていましたが、それ程強い制動は行っておらず、シフトに関しても記述に誤りがありました。
写真の掲載にあたっては、引用であることと出典を明示し、できるだけ著作権上の侵害を避けようとしてはいますが、それでもオリジナルの写真を使うのがよいとの考えから、数少ない私の乗車写真を使おうとして、状況説明にぴったり来ていない写真とその説明の文章になってしまいました。
お詫びいたします。(3月5日)
<お知らせ>
ライテク関連の当ブログ記事一覧は、記事右のサイドバーの中にある「カテゴリー」から<ライテク>をクリックすると15件ずつ表示されます。または、こちらのクリックでも同様のページが開きます。
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コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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極端な言い方をすると、ブレーキングと向き変えさえうまく出来れば、もっとバイクが楽しく操れるのでは・・・
私もブレーキングが一番難しいと思います。
田亜山さんおっしゃるように、ブレーキングと向き変えが上手くいけば、バイクで「怖い」思いをすることはかなりの割合で減るのではないかと思います。
また理屈っぽい記事になると思いますが、よろしくお付き合いください。