バイクライフ・バイクツーリングの魅力を北海道から。
聖地巡礼-バイクライディングin北海道-
ブラインドコーナーを攻略せよ1
(どこまでも続く狭い曲がりくねった道。ツーリングライダーとしての腕が試される。)
ブラインドコーナー。先が見えないコーナーをどう走ったらいいか。
これは特にツーリングで初めての道を走る場合に大切な問題です。
サーキットでのレースや何度も往復してのローリングと違って一発勝負の公道ツーリングでは、絶対に勇気で突っ込んではいけません。
ツーリングでの走りは、安全に、楽しく、走りの充実感を持つことが何より大切。
そのための、ワインディングでのブラインドコーナー攻略を考えます。
まず、大前提として、運任せの突っ込みは絶対にしないことです。
『頭文字D』では何度も下見したうえに、見張りが立って車の通行を見張った上でやってますね。(それでも危険すぎます。マンガの中だけにしましょう。)
『バリバリ伝説』でも、何度も往復したいつもの峠道。路面状況もよくわかった上で走っています。
それでも作品中でヒデヨシが命を落としたのは、右ブラインドコーナーでした。
転倒して道の外側、つまり自分の車線に飛び出して来たバイクとライダーをよけようとラインを内側に切り込んだ時、バイクの後ろから自家用車が!
マンガ作品の中の出来事なのに、思い出しただけでも文字通り背筋が寒くなる、そんな事故シーンです。
あの時ヒデヨシの背後にいたグンは、コーナーに入る直前、「やばいっ!」とインスピレーションを感じ、フル制動に入ると同時に「ヒデヨシ、突っ込むな!」と叫んでいます。
とっさの「カン」で、危険を予知し、危険を回避した、グンの超人的なライディングセンス。
一方、努力と理論で自分のライディングを積み上げてきた職人型ライダーヒデヨシは、この事故で帰らぬ人となったのでした。
僕らが人間の出せる最高速度を超えて(おおむね時速35㎞以上です)バイクで走っているとき、道端にはいつでも小さく死神がチャンスを狙っている。
オーバーなようですが、そう考えてまちがいありません。
もちろん、時速30㎞でも危険な道もあれば、法規がなければ、状況によっては時速160㎞でも安全な道もあります。
時速70㎞で流れている道を時速45㎞で走るのは、法規を守っていても危険なことです。
自称安全運転者に多い間違いは、法規を守っていれば、自分は安全運転だと胸を張り、自分の運転を周囲のその時々の状況の中で常に見るという安全のために大切な主体的判断を怠けていること、そしてそのことに無自覚なことです。
おっと、つい話がわき道に逸れました。元に戻します。
さまざまに危険な状況はあれど、ブラインドコーナーは、誰にとってもちょっとやっかいなもの。
それをなんとか安全に攻略したいものです。
さて、公道上のブラインドコーナーでは、右コーナーと左コーナーとは全く違う考え方が必要です。
潜んでいる危険も違えば、取るべきラインも違います。
私の場合は状況にもよりますが、コーナリングフォームも変えることが多いです。
今回は、攻略法の前に、左コーナー、右コーナーで、それぞれ、ブラインドの場合、どんな危険が想定されるか、それを確認しておきましょう。
まずは左コーナー。
左コーナーの場合、言うまでもなく左側通行ですから、コーナーの内側に沿って回ることになります。
そしてブラインドの場合は左が山側になっていることが殆どです。
ここで考えられる危険は大きく3つです。
1 道が見えない先で思ったより回り込んでいた!回りきれずに対向車線にはみ出してしまう。
2 見えない先に何と車が停まっていた!(または障害物が!)よけきれずに突っ込む!
3 対向車がセンターラインを跨いで内側に食い込んで曲がってきていた!よけきれない!
どれも考えるとぞっとしますね。
右コーナーを考えてみます。
写真では右側、つまり外側が山になっていますが、外側が崖で外は谷底というシーンも多いですね。
そこでの危険とは、
1 道がさらに曲がりこんでいた。曲がりきれずにガードレールに突っ込む!
2 谷側の路肩が崩れ、道に穴が!落ちたらタダではすまない!でもここから内側へ逃げるなんてできないっ!
3 対向車が曲がりきれずにセンターラインからはみ出してきた!ぶつかるっ!
これも考えたくない。しかし、どれもありうることです。
これらの危険を回避し、かつ、怖がるあまり全然楽しくない走りにもならず、安全を確保しつつ、バイクとともに駆け抜ける喜びを味わいたい。
ツーリングライダーならば、速さの争いはしないにしても、確実に安全に山道を楽しみたい。
ブラインドコーナー。
右と左では違うその攻略法。ライン、プラン、もしものときの回避行動。それを見越したコーナリングのフォーム。
私はただの素人であり、かつ事故歴もあり、偉そうなことがいえる義理ではないのですが、私の考える「樹生流ブラインドコーナー攻略法」をお話いたします。
次回、まず左ブラインドコーナーの攻略法です。
⇒ライテク記事目次へ。
⇒ブログトップページへ。
ブラインドコーナー。先が見えないコーナーをどう走ったらいいか。
これは特にツーリングで初めての道を走る場合に大切な問題です。
サーキットでのレースや何度も往復してのローリングと違って一発勝負の公道ツーリングでは、絶対に勇気で突っ込んではいけません。
ツーリングでの走りは、安全に、楽しく、走りの充実感を持つことが何より大切。
そのための、ワインディングでのブラインドコーナー攻略を考えます。
まず、大前提として、運任せの突っ込みは絶対にしないことです。
『頭文字D』では何度も下見したうえに、見張りが立って車の通行を見張った上でやってますね。(それでも危険すぎます。マンガの中だけにしましょう。)
『バリバリ伝説』でも、何度も往復したいつもの峠道。路面状況もよくわかった上で走っています。
それでも作品中でヒデヨシが命を落としたのは、右ブラインドコーナーでした。
転倒して道の外側、つまり自分の車線に飛び出して来たバイクとライダーをよけようとラインを内側に切り込んだ時、バイクの後ろから自家用車が!
マンガ作品の中の出来事なのに、思い出しただけでも文字通り背筋が寒くなる、そんな事故シーンです。
あの時ヒデヨシの背後にいたグンは、コーナーに入る直前、「やばいっ!」とインスピレーションを感じ、フル制動に入ると同時に「ヒデヨシ、突っ込むな!」と叫んでいます。
とっさの「カン」で、危険を予知し、危険を回避した、グンの超人的なライディングセンス。
一方、努力と理論で自分のライディングを積み上げてきた職人型ライダーヒデヨシは、この事故で帰らぬ人となったのでした。
僕らが人間の出せる最高速度を超えて(おおむね時速35㎞以上です)バイクで走っているとき、道端にはいつでも小さく死神がチャンスを狙っている。
オーバーなようですが、そう考えてまちがいありません。
もちろん、時速30㎞でも危険な道もあれば、法規がなければ、状況によっては時速160㎞でも安全な道もあります。
時速70㎞で流れている道を時速45㎞で走るのは、法規を守っていても危険なことです。
自称安全運転者に多い間違いは、法規を守っていれば、自分は安全運転だと胸を張り、自分の運転を周囲のその時々の状況の中で常に見るという安全のために大切な主体的判断を怠けていること、そしてそのことに無自覚なことです。
おっと、つい話がわき道に逸れました。元に戻します。
さまざまに危険な状況はあれど、ブラインドコーナーは、誰にとってもちょっとやっかいなもの。
それをなんとか安全に攻略したいものです。
さて、公道上のブラインドコーナーでは、右コーナーと左コーナーとは全く違う考え方が必要です。
潜んでいる危険も違えば、取るべきラインも違います。
私の場合は状況にもよりますが、コーナリングフォームも変えることが多いです。
今回は、攻略法の前に、左コーナー、右コーナーで、それぞれ、ブラインドの場合、どんな危険が想定されるか、それを確認しておきましょう。
まずは左コーナー。
左コーナーの場合、言うまでもなく左側通行ですから、コーナーの内側に沿って回ることになります。
そしてブラインドの場合は左が山側になっていることが殆どです。
ここで考えられる危険は大きく3つです。
1 道が見えない先で思ったより回り込んでいた!回りきれずに対向車線にはみ出してしまう。
2 見えない先に何と車が停まっていた!(または障害物が!)よけきれずに突っ込む!
3 対向車がセンターラインを跨いで内側に食い込んで曲がってきていた!よけきれない!
どれも考えるとぞっとしますね。
右コーナーを考えてみます。
写真では右側、つまり外側が山になっていますが、外側が崖で外は谷底というシーンも多いですね。
そこでの危険とは、
1 道がさらに曲がりこんでいた。曲がりきれずにガードレールに突っ込む!
2 谷側の路肩が崩れ、道に穴が!落ちたらタダではすまない!でもここから内側へ逃げるなんてできないっ!
3 対向車が曲がりきれずにセンターラインからはみ出してきた!ぶつかるっ!
これも考えたくない。しかし、どれもありうることです。
これらの危険を回避し、かつ、怖がるあまり全然楽しくない走りにもならず、安全を確保しつつ、バイクとともに駆け抜ける喜びを味わいたい。
ツーリングライダーならば、速さの争いはしないにしても、確実に安全に山道を楽しみたい。
ブラインドコーナー。
右と左では違うその攻略法。ライン、プラン、もしものときの回避行動。それを見越したコーナリングのフォーム。
私はただの素人であり、かつ事故歴もあり、偉そうなことがいえる義理ではないのですが、私の考える「樹生流ブラインドコーナー攻略法」をお話いたします。
次回、まず左ブラインドコーナーの攻略法です。
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⇒ブログトップページへ。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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ブラインドコーナーはたしかに右と左では
危険箇所が出てくる種類が違いますよね。
いつもなんとな~くでしか考えてませんでしたが。
僕は知らない道を一人で走る事はそうないんですが
一人で知らない道の時はかなり遅かったりします^^;
無茶しない交通の流れに乗るのが一番安全なのかも?
私は昔からほとんど一人で走っていますので、こんなことをいろいろ考えるようになったのかもしれません。
しかし、一人で走っていてたまに誰かと一緒に走ると、とても勉強になりますし、楽しいものです。
それでも気まぐれな私は、バイクに乗ると自由にわがままに走りたいので、一人でツーリングと言うことが、やはり多いのでした。
おっと、話が逸れてしまいましたね。すみません。