武谷敏子の自分史ノート

埼玉県比企郡嵐山町女性史アーカイブ

文化部の行事によせて 文化部長・五井万里子 1986年

2010-05-12 06:45:51 | 『しらうめ』7号(1986)

 何を行うにもほんとうに日頃の皆様の御協力の元にと云うことがつくづく痛感させられました。はじめに会員の方々の御協力を感謝いたします。
 さて文化部での今年の第一回の行事は例年行われる籐手芸でした。初めて籐を手にする人、もう何度か何かを編みあげた人さまざまですが、皆一緒にインテリアボックスをと云う事で井沢様にお願いいたしました。
 同じ長さ同じ本数ですが、形はさまざまの出来上りです。「店で売っていたら買わないわね」と言いながら自分の作ったものは一番かわいいものです。家に持ち帰ってそれぞれの目的に合わせて大事に使っていることでしょう。
 皮工芸も昨年に続き楽しみにしておりましたが、残念なことに先生の御都合で出来ませんでした事又の機会に是非お願いいたしましょう。二度目の行事は東京電力様の御好意でお正月を迎えるにあたって東芝家電の先生をお迎えしお正月料理を作りました。献立は、鳥料理、リンゴ入りきんとん、ごまめなど、ビデオを観て新しい調理器具や正しい電気の使い方などを勉強しました。参加者全員にエプロンをいただきました。
 最後にこれは又楽しい美しい花ずしの講習会でした。講師は会員の中の鴨下さんです。小さい頃からお母様の作られたおすしを見ておぼえられたそうです。千葉の木更津地方では何かの行事に必ずといっていい程この花ずしが使われているそうです。梅の花、松、さざえ、その他色々、これには四八名の会員の参加でした。各テーブルで思いもよらない出来上りに歓声がきこえおいしくいただきました。米消費の事で町長さん始め産業課の方もお招きしましたが、都合がつかず、収入役の阿部様が御来席下さいました。文化部の小岩様、逸見様いろいろと御協力ありがとうございました。

   菅谷婦人会『しらうめ』第7号 1986年4月