梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

No.15 出演者よりメッセージ<中村獅一さん>

2007年07月17日 | 芝居
大阪松竹座から、B班で<才造 亀吉>を演じる中村獅一さんからのメッセージが届きました。萬屋(獅童)さんのお弟子さんで、これまでの合同公演では『熊谷陣屋』の<堤軍次>や『修禅寺物語』の<春彦>を演じてきました。


『梅之芝居日記』を御覧の皆様こんにちは、中村獅一です。
今回の合同公演では<才造>を勤めさせて頂きます。
毎日稽古はしているのですが、正直不安で仕方がありません。皆様にお目にかかるときまでに、少しでもまともに踊れるよう精進いたしますので、こんな私ですがどうぞ温かい目で観て頂ければ幸いでございます。



「なんか弱気な文になってしまいましたよ~」とのことわり付きでした。
私は、彼がまだ本名での見習いの頃から存じ上げておりますが、研修生ではない立場として、化粧、衣裳の着方、立廻り、台詞や踊りなど、<本興行の現場の中>で一から学び、鍛えられてきた結果が、着実に出てきていることを本当に嬉しく思っているのです。普段からよく一緒に飲みに行きますけど、会う度に芝居を熱く語れる数少ない後輩。彼から教わることも多いのですよ!
3回目の参加となる本年は舞踊に挑戦ということで、本人は不安も多いようですが、同じB班の仲間として、助け合ってゆけたらいいなと思っています。
師匠について歌舞伎以外の舞台も数多く経験している彼。いろんな魅力がいっぱいの熱き九州男児です、どうぞよろしく!!

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