高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2016.6.1(水)自主巡回「山内」【高尾山に気持ち良く登ろう】

2016-06-06 09:24:43 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2016.6.1(水)自主巡回「山内」【高尾山に気持ち良く登ろう】

 ◆参加者: 5名(杉山L)   ◆天候:晴れ
 ◆コース: 清滝駅前~6号路~5号路~1号路~高尾VC(昼食)~ふじ道~1号路~清滝駅前(解散)

   真新しい青い帽子を被ったメンバー5人が9時に清滝駅前広場に集合。
  本日の活動は6号路の補修作業がメインとなっており、この作業は2015年6月、2016年1月(サポレン養成講座体験入会) に続いて今回が3回目となった。

 リーダーが予めレンジャーにお願いし準備してもらった道具(シャベル、トング、バケツ、ホウキ、土嚢袋など)を持って6号路を行く。途中、5月28日に倒木で朝から通行止めとなった(その日17時に解除)場所を見てちょっとびっくり。思ったより太くしっかりしたケヤキの木が屋根にかかっていた。

  「木橋」の手前10m位の場所で、木の根が大きく露出し歩き難く成っている箇所に土や石を入れ、 歩き易くする補修作業。木橋の山側に堆積している土砂を掻き集め、バケツ、土嚢袋に入れ補修場所への運搬を繰り返す。


  途中、上ってくる年配の利用者から「セッコクはまだ咲いてますか?」「どのへんですか?」「ごくろうさまです!」  小学5年生位の団体が100名近く元気よく上ってくる。

「遠足?」の問いに「自然観察調査です!」の声が返る。   かなり土砂を踏み固めてくれ助かりました。 10メ-トル程のスパンを補修したが、まだまだ補修個所はあるが次回へ回すことに。
  

  セッコクの見える場所まで来ると、先程の利用者も「あった、あった、見えました!」と喜んでいた。
  途中、じわっと水がわき出ている個所に溝を掘り、谷側に流れを誘導する。「飛び石」入口までの間に都合7か所ほど 水切溝を入れ登山道への浸入を僅かでも防ぐ。

  山頂のVC裏で道具を洗い、倉庫に納める。「”作業中”のタペストリーが欲しかった」(準備不足?、要求不足?) の反省点もでるが次回には漏れなくしよう。
  そして登山道の木の根が露出する原因は?---水、風による浸食と岩盤が固いことも、それにオーバーユースも。  定期的なメンテナンスが必要であることを実感する。

  帰りは、ムヨウラン、ギンリョウソウ、ウメガサソウ、イチヤクソウなど---これから楽しみな花を眺めながら下る。
 また、石垣に上ってカメラを向けている利用者には、降りるようお願いし直ぐに協力してもらった。

 1号路の終わり近くで咲く「セッコク」について年配の方にいろいろ問われ、漢字で書くと「石斛」、また「着生植物」で あることなど、浅学菲才の身でガイド。 「レンジャーカード」を手渡し「サポートレンジャー」であることをPR。
 1号路ゴール寸前、突然茶色い鳥が眼前に舞い降りる。キジ?ヤマバト?  ----正解は「コジュケイ」でした。  かなり近づいても逃げない。鳴声は♪「チョットコイ」「チョットコイ」「チョットコイ」----。

 結局、清滝駅前で『チョットイコ!』になりました。 皆さん一日お疲れさまでした。

                 記録/写真:SI

 

 

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