過去~現在~未来

何故、人には差別があるのかを仏法の道理から考えて見ます。

本門の題目とは信行具足の題目

2009年05月30日 | Weblog

総本山第26世日寛上人は本門の題目に、信と行の二意を具えると御教示されています。
「信」の一字について『御義口伝』に、
「三世諸仏の成道も信の一字より起こるなり。此の信の字は元品(がんぽん)の無明を切る所の利剣なり」(御書 1737㌻)
と説かれています。
この御文は、三世の諸仏が成仏する根源も信の一字によるのであり、私たちが過去遠々劫より犯してきた罪障の根源である元品の無明(根本の煩悩)を打ち破って成仏が叶うのも信の一行によるとの御教示です。
また、「行」について、同じく『御義口伝』に、
「今日蓮等の類南無妙法蓮華経と唱へ奉るは行道なり、唱へざるは不行道なり」(同 1771㌻)
と仰せられ、日蓮と弟子檀那にあっては、南無妙法蓮華経と唱える者こそ仏道修行をしている者であり、唱えないのは修行をしない者である、と断言されています。
したがって信行を具足した本門の題目を実践していくことが大聖人様の御意に適った仏道修行なのです。
                            「日蓮正宗の基本を学ぼう」より抜粋