なぜ信心をしなくてはならないのかーーそれは、諸々の苦しみや不幸の原因を断ち切り、幸福になるため、であります。
仏法においては、私達の生命の奥底に、「仏(仏界)」という最高の生命が内在していることを教えています。そして、この内在する最高の生命を現実に引き出す方途を説き明かしています。
私達が、この仏界を現実生活の原動力として生きるならば、仏界の力強い生命力と智慧の働きにより、直面してくる諸々の問題を真正面から解決して、あたかも波乗りのような歓喜の人生を送ることができるようになるのであります。それは、まさに、変転する現実生活を悠々と切り開いていける、崩れぬ絶対の幸福、安心立命の境涯ともいえましょう。
(暁鐘編集室発行 法華講員の折伏必携第5部より抜粋)