女性シンガーソングライター竹仲絵里の
1stアルバム『ペルソナ』のレビューです。
バラードっぽい曲ばかりかと想像していたら、アップテンポな
ナンバーもあり、なかなか聴き応えがありました。
ジャケット写真からの見た目は、繊細でおとなしそうな印象を受けますが、
芯の一本通ったしっかりした声と、それにかかるビブラートが心地よく、
クセになる歌声ですね。
そして本作、最大の話題といっていいのが、コブクロの小渕健太郎が
プロデュースした先行シングル「サヨナラ サヨナラ」。
やはりこの曲がイチオシですね。演奏陣にもコブクロのバックバンドが
一堂に参加していて、とてもドラマチックな仕上がりです。
この曲のポイントは、サビのフレーズ「サヨナラ~ サヨナラ~」という
たった8文字の言葉のためだけに、贅沢に4小節も使っていること。
サビに言葉を多くして、メロディの起伏を派手にして、
印象に残るフレーズを作る曲が多い中、この曲は逆に新鮮です。
私は、この音数の少ない贅沢な4小節で、歌詞にはない色々な情景や
主人公の感情などを想像して、じーんときてしまいました。
ココ、皆さんにもぜひ味わって頂きたいです。
そして、曲のラストでは、必殺の小渕流アレンジが炸裂していて、
かなり感動的ですよ。
ところで、この竹仲絵里という人は、かつて”mawari”という
アーティスト名で活躍してた方なんですね。
「みんないるよ」とか「いちごみるく」とか「秋茜」といった
曲を覚えている方も多いんじゃないでしょうか。
彼女がmawari名義で活動していた2000年前後は、
ちょうど女性シンガーがたくさん出てきた頃で、他にも
我那覇美奈、the indigo、岡北有由、アナム&マキ、hiro:n、
つじあやの、矢井田瞳、TOMATO CUBE、吉田知加等といった
アーティストがいましたね。
その頃、男性アーティストでデビューしたのがコブクロでした。
昨年ブレイクを果たし、一回り大きくなったコブクロが、
今や、かつて同時代に活動していたアーティストのプロデュースを
手がけているというこの状況に時間の流れを感じずにはいられませんね。
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1stアルバム『ペルソナ』のレビューです。
バラードっぽい曲ばかりかと想像していたら、アップテンポな
ナンバーもあり、なかなか聴き応えがありました。
![]() | ペルソナ竹仲絵里, 松岡モトキ, 石井マサユキ, 小渕健太郎, 上田禎, 鹿島達也コロムビアミュージックエンタテインメント聴けば聴くほど良くなります |
ジャケット写真からの見た目は、繊細でおとなしそうな印象を受けますが、
芯の一本通ったしっかりした声と、それにかかるビブラートが心地よく、
クセになる歌声ですね。
そして本作、最大の話題といっていいのが、コブクロの小渕健太郎が
プロデュースした先行シングル「サヨナラ サヨナラ」。
やはりこの曲がイチオシですね。演奏陣にもコブクロのバックバンドが
一堂に参加していて、とてもドラマチックな仕上がりです。
この曲のポイントは、サビのフレーズ「サヨナラ~ サヨナラ~」という
たった8文字の言葉のためだけに、贅沢に4小節も使っていること。
サビに言葉を多くして、メロディの起伏を派手にして、
印象に残るフレーズを作る曲が多い中、この曲は逆に新鮮です。
私は、この音数の少ない贅沢な4小節で、歌詞にはない色々な情景や
主人公の感情などを想像して、じーんときてしまいました。
ココ、皆さんにもぜひ味わって頂きたいです。
そして、曲のラストでは、必殺の小渕流アレンジが炸裂していて、
かなり感動的ですよ。
ところで、この竹仲絵里という人は、かつて”mawari”という
アーティスト名で活躍してた方なんですね。
「みんないるよ」とか「いちごみるく」とか「秋茜」といった
曲を覚えている方も多いんじゃないでしょうか。
![]() | ひまわりmawari, 326, 重実徹, 多田光裕, 羽毛田丈史, 坂井紀雄キングレコードこの頃に比べると 随分と大人になりましたね |
彼女がmawari名義で活動していた2000年前後は、
ちょうど女性シンガーがたくさん出てきた頃で、他にも
我那覇美奈、the indigo、岡北有由、アナム&マキ、hiro:n、
つじあやの、矢井田瞳、TOMATO CUBE、吉田知加等といった
アーティストがいましたね。
その頃、男性アーティストでデビューしたのがコブクロでした。
![]() | YELL~エール~/Bellコブクロ, 小渕健太郎, 笹路正徳ワーナーミュージック・ジャパン彼らのメジャーデビューシングル 「桜」とどっちを出すかで、コチラが選ばれた |
昨年ブレイクを果たし、一回り大きくなったコブクロが、
今や、かつて同時代に活動していたアーティストのプロデュースを
手がけているというこの状況に時間の流れを感じずにはいられませんね。
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