DUMMY FAKE ROLLERS

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[残響リファレンス / ONE OK ROCK] 彼らの魅力は激しさだけじゃない

2011年11月15日 | 音楽レビュー
ONE OK ROCKの新譜『残響リファレンス』のレビューです。
本作、彼らの成長が凄く伺える傑作でした!

残響リファレンス
クリエーター情報なし
A-Sketch

前作『Nicheシンドローム』のレビューをしていませんでしたが、あの作品は押せ押せ感が強く、カッコ良い曲は多いんだけど、聴くのに体力が要ったというか、ガッツリ向き合わないと受け止められない感じがしてたんですが、本作は引きの美学がうまく取り入れられているなぁと思いました。

先行シングルの「アンサイズニア」や「Re:make」は、勢いはありつつも、歌を聴かせることにポイントを置いているな、と思いました。

●アンサイズニア / ONE OK ROCK


●Re:make / ONE OK ROCK


アルバム曲では、「C.h.a.o.s.m.y.t.h.」が一番のお気に入りですね。
きっとこの曲が本アルバムのハイライトではないでしょうか。

●C.h.a.o.s.m.y.t.h. / ONE OK ROCK


ミディアムなテンポと、落ち着いた豊かなメロディが、このビデオのノンストップのカメラの長回し撮影と合っていて、とても好印象です。

もちろん、激しい曲も健在!
こういった激しい曲も、かなり洗練されて高いレベルのクオリティを誇っています。

●NO SCARED / ONE OK ROCK


かつて、メジャー3rd『感情エフェクト』(レビューはコチラ)が出たときに、凄いアルバムを出してきたなぁと思ったんですが、あの頃と比べると、もう比較にならないほど、ハイレベルに進化していて、ガッツポーズが出てしまいます。外見は少年っぽさがまだまだ残るけど、やっている音楽の中身は、初期衝動を遥かに超越し、背伸び感を感じさせないほど、しっかりと彼らの血肉になっている、そう感じます。

いやぁ、ワンオク、不思議なバンドだ。そして、何と頼もしいバンドに成長したんでしょう。彼らは確実に日本のロックを、世界まで牽引してってくれる存在になると思います。

ところで、ワンオクをYoutubeで観ていると、こんなエモ/スクリーモバンドに出会いました。Fear, and Loathing in Las Vegas というバンド名のようですが、初めて知りました。

●Jump Around / Fear, and Loathing in Las Vegas


なかなか彼らも激しいですね。ここまで来ると、私はあまり得意な分野ではないのですが、せっかく出会った縁なので、今後の動向を見守っていきたいと思います(^^

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