DUMMY FAKE ROLLERS

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[人生という名の列車 / 馬場俊英] 圧巻のマイ・ライフ・ソング!

2006年06月08日 | コブクロ・馬場俊英
馬場俊英の新譜『人生という名の列車』のレビューです。
結構泥臭い音を予想してたんですが、かなりさわやかで聴きやすかったです。

人生という名の列車(初回限定盤)
馬場俊英, 五十嵐宏治
フォーライフミュージックエンタテインメント

コブクロ黒田よりもライトでキレイな声です

コブクロが彼の「ボーイズ・オン・ザ・ラン」をカバーしたことで、
馬場俊英を知った人も多いかもしれませんね。実は私もその一人です。
その「ボーイズ・オン・ザ・ラン」から、このアルバムは始まります。

MUSIC MAN SHIP
コブクロ, 小渕健太郎, 馬場俊英, 黒田俊介
ワーナーミュージック・ジャパン

コブクロが大きな進化を遂げた
記念碑的なアルバム
コブクロ版「ボーイズ・オン・ザ・ラン」が聴けます


「ボーイズ・オン・ザ・ラン」は、3回目のアルバム収録ということで、
彼にとっても特別な思いのある曲のようです。
そんな彼の「ボーイズ・オン・ザ・ラン」は、静かで渋いコブクロバージョン
とは対照的に、テンポも速く、キーも高く、軽快で爽やかに駆け抜けます。
コレめちゃめちゃいいですよ。
朝日の眩しい晴れた朝とかに聴くと、希望が沸いてくるような感じです。

「do it, do it, do it, boys」の符割りが両者では異なるんですね。
コブクロの黒田くんは、「しゃべくりMAN SHIP」(レビューはコチラ)で、
「馬場さんのバージョンを聴くと、コブクロバージョンを間違ってしまう
ので、聴かないようにしている」と言っていましたね。
両者にどんな違いがあるのか興味のある人は、ぜひ本アルバムを
聴いてみてくださいネ。

さて、そんな中で、本アルバムの最大のクライマックスは、
9曲目の「人生という名の列車」でしょうね。なんと9分以上の大作!
自分のこれまでの人生を「こんなことがあった、あれは昭和○○年」と
自分の人生を振り返る、まさにマイ・ライフ・ソング!
懐かしい思い出も、かっこ悪い自分も、全部さらけ出して、
でもこの先も人生は続いていくんだ、という人生賛歌!

最近のコブクロには、こんな曲たまらないんじゃないですかね。
彼らも、『NAMELESS WORLD』のラストの「同じ窓から見てた空」で、
旧友との同窓会の後の風景を描き、「こんなこともあったよねぇ」と
仲間とともに過ごした時間を振り返りながら、「でもまだまだこの先も
越えていかなきゃならない壁はたくさんある」と、これからの人生に
思いを馳せていました(コチラも9分近い大作)。

NAMELESS WORLD(初回限定盤)(DVD付)
コブクロ, 小渕健太郎, 黒田俊介
ワーナーミュージック・ジャパン

「同じ窓から見てた空」は
コブクロ版マイ・ライフ・ソング!


この曲は、MUSIC MAN SHIPツアーで初披露されてましたから、
もしかしたら、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」に衝撃を受けたコブクロが、
アンサーソング的に、この曲を作ったのかもしれませんね。
(真相を知っている方、教えてください!)

というわけで、コブクロの「ボーイズ・オン・ザ・ラン」
「同じ窓から見てた空」が気に入ってる方は、本作も試して
みてはいかがでしょうか。

そして、そんなマイ・ライフ・ソングですが、本ブログでも
「マイ・ライフ・ソングズ企画」というものをやっています。
本ブログのカテゴリで「マイ ライフ ソングズ企画」を選ぶと、
今までやって下さった方の「人生を語る15曲」が見られます。
(詳細はコチラをお読みください
音楽好きの皆さんにご提案「マイ・ライフ・ソングズ企画」)

もし興味のある方がおられましたら、ぜひあなたの
「人生を語る15曲」も教えてくださいね。

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