高木ますおブログ

日々の出来事や感じたことなどを綴っています

東黒原知事。「そのまんま龍馬」流の「日本の洗濯」を見てみたい

2010-09-30 12:47:58 | Weblog
 平成21年6月24日のブログで、国政に揺れる知事の心情を察し、「知事、人は何とでも言う。やりたいことをやれ」とエールを送った。



「東国原総理 いいじゃないか」

 「総裁選の候補者として選挙を戦う事ができるか」と自民党の本気度を試したと思われる発言をした。この発言には国会議員は勿論、宮崎県民、国民の賛成・反対の様々な意見やバッシングが起きるだろう。ワイドショウ化したニュースは、面白おかしく無責任に、公共の電波を使って全国へ発するだろう。

 無責任な発言に耳を貸すな。あなたは日本の総理になって日本を変えたいんだろう。それにかけて、「オレを首相に」とあえて発言したのだろ。

 政治家の判断・行動は、「思った時がその時」「ちょっと早いはちょうどいい」「ちょうどいいはもう遅い」とよく言われます。私も経験でそう確信します。

 あなたは何をしたくてこの道を選んですか?なぜ知事を選んだんですか? あなたの最終目標が知事で出来る事なら「知事を続けるべきです」

 しかし、もしあなたが、知事が最終目標でないのなら、あなたのやりたいことが他にあるのなら、それが国会議員で最終が総理ならあなたは今回決断すべきです。賛成する人ばかりではないことは、昨日までの仲間が今日は敵に回ることは、あなたは十分分かっていますよね。

 いいじゃないですか。誰にもいい顔していては改革は出来ません。やればやるほど敵も増えます。そのかわり強い絆で結ばれた仲間・同志も出来ます。改革とはそういうものじゃないんですか。失敗したっていいじゃないですか。日本改革に挑戦したのですから。

 私は坂本龍馬が好きです。敵とでも味方とでも、屈託なく想いのままに語り行動し、生きた、その生き様が。常識では薩長連合は考えも及ばなかったと思います。竜馬は本気で日本の行末を想い、その想い考えのままに行動し人を引き付け、その行動力が歴史を作ったんだと思います。

 知事、あなたも「想いのままに」。後に悔いを残すな。だってあなたは「そのまんま」じゃないですか。



 衆議院選挙で悩む知事に以上のようなエールを送りました。
 最終的には夢・想いは胸に秘め、次のチャンスを待つことを選択し、宮崎を貫き、国政への転身はありませんでした。

 あの騒動から1年余が過ぎ、その間政権交代があり、民主党政権が誕生しました。私は「チャンスはそう無い。知事は時期を逸したな。」と思っていました。

 この1年、政権についた民主党は、強力な支持母体である労働組合とのしがらみで、国民の多くが期待した大胆な改革には着手出来ず、事業仕分けで目先をくらませ、時間だけがずるずると過ぎてしまいました。

 そして、参議院選挙での敗北。国民の失望感が表にあぶり出されました。そして今日、大問題となっている「外交音痴の国賊外交」

 知事、出番は巡って来ましたね。まだ白紙とのことですが、世間で言われている東京都知事が良いと思います。
 財政も潤沢で、政治・経済・文化の中心、首都東京。宮崎では言えなかったこと。出来なかったこと。想い存分自分流で大鉈を振るってください。そして、停滞した国政に渇を入れれる都知事をお薦めします。

 歯に衣をかけず「想い」のままを誰にでも憶せずものを言う、石原東京都知事。偏見的な考えの発言も多く、決して100点ではありませんが、その存在感は総理大臣を含めて群を抜いています。

 日本の洗濯を謳った民主党が頓挫した今、ますます「そのまんま龍馬」流の「日本の洗濯」を見てみたくなった。





延岡市議会 地域医療の研修会(西郷病院金丸吉昌先生)

2010-09-29 21:59:17 | Weblog
 先日、地域医療対策調査特別委員会の研修で旧西郷村西郷病院を訪問し、金丸吉昌先生の御講演を拝聴しました。

 先生は宮崎市の出身で56才。西郷病院、南郷・北郷診療所の3施設の運営を束ねる、「美郷町地域包括医療局総院長」という役職で美郷町の他、諸塚村、椎葉村を含めた地域医療拠点病院として入郷一帯を担当しており、西郷病院は地域のかかりつけ医の役割(1次救急)を果たしており、基本的に救急の受入を断ることは無いという。

 また、臨床研修医に「へき地現場の医療のプログラム」を提供し、毎年7名前後を受け入れてい流とのこと。当日も私達の研修に研修中の女医さんが一緒に参加していました。

 それに加えて、宮崎県が県内出身の医学生を対象にした「医学生へき地医療ガイダンス」に参加する宮崎大学医学部生等を積極的に受入、地域医療の魅力を伝え、地域医療にかかわる医師の養成につとめているという。

 「出来ないことばかりですが、日向を含む回りの多くの先生方、特に県立延岡病院には助けられています。延岡病院は入郷にとって母なる病院です。先生は謙遜しながら言う。

 田舎の病院は「家庭医・総合医」のスキルアップの場です。医療の崩壊は救急医療の崩壊であり、①医療訴訟のリスク ②過酷な労働条件が起因している。

 特に昨今の頻繁に発生する医療訴訟でリスクを避けるようになったという。世間的には産科・小児科医不足が注目されているが、ひとり立ちまでに5~10年を要するという。

 しかし、もっと深刻なのは外科医の減少であり、ひとり立ちに15年近くを要する外科医が育っていないことであるという。

医師不足の背景には
①専門医ニーズの増大 ②女性医師の増加 ③新医師研修医制度 ④医局制度の崩壊があるとの事だ。

 大学医局への入局が減少し、派遣医依存が高かった延岡県病院はたちまち割を食ってしまった。医師不足解消には ①女性医師の就労支援 ②人材が集まる大学作り ③医師の徴医制度を作り、僻地医療・救急医療を義務化する。

 制度改革もやるべきという。現在、国が認可する専門医は麻酔科医のみで、後は日本医学会認定という。金丸先生は、国が認める専門医として、「総合医」制度を設け、その受験資格に「1年以上の僻地医療、1年以上の救急医療」の実務経験を課せば状況は改善されるという。

そして、「議会が意見書を国に上げては」とボールを投げた。


 また「宮崎大学地域医療講座」も日本で初めての試みで、効果も十分期待できるとのことで、継続していかなかればならないと力説した。

 延岡の県病院の休診科再開への対応に触れ、医師派遣要請は1名とか2名ではなく、「6名ワンセットで要望するというやり方もある」との医師ならではの所見も述べた。

 また、延岡の「地域医療を守る条例」は全国自治体で最初、ただ1つの条例、誇れる条例だと絶賛し、美郷町も準備中だという。県北一帯が条例を制定し、地域医療を守る地域応援団の醸成が必要だと結んだ。


 先生の講演は分かりやすく、1時間半がアッという間に過ぎて貴重な研修は終わった。

 特別委員会は今回を最後に、2年間の視察研修を踏まえて、今回の金丸先生の意見も参考にしながら、報告書をまとめることになる。先生が私達議員に投げかけた「総合医制度創設」「徴医制度の創設」の意見書の取り扱いが大仕事となる。

 しかし、その前に意見書そのものを提出するか、出来るか。高いハードルが予想される。

民主党の菅の首では話にならない大チョンボ、自民党も同罪、国を真剣に立て直せ。

2010-09-26 22:20:23 | Weblog
 民主党は独立国の政権政党たる、最低限の基本的な国際戦略、理念さえ持ち合わせていないようだ。

 ノー天気?な日本国民はそんな政権を選んでしまった。「いっぺんやらしてみようや」と。それが、その「ノー天気さ」が大変なことになってしまった。自民党のていたらくに嫌気がさして、政権交代で夢が、理想郷が見えると勝手に思いこんで選択したのだから、そうさせた自民党にも責任はある。

 民族対立・宗教対立・領土問題等で紛争の耐えない戦後65年の国際社会において、どうにかこうにか無事故運転でやって来た運転手を国民は簡単に取り代えた。そして1年。その運転は若葉マークで危なっかしくてとても見ていられない。

 まだ、国内で起こすエラーだったら、国民が忍耐をもって目をつぶり、「まだ政権を取ったばかりだから」とすれば、事は済んでいた。

 幸か不幸か日本は島国、四方を海で守られてきたため、他国・他民族の侵略を経験していない。私達のDNAの中に「危機感」、瞬時の判断を要する危機管理能力は残念ながら持ち合わせていないのであろう。

 平和ぼけした国民が選んだ政権が、予想だにしない、決して犯してはならないミス、大事故大事件を引き起こしてしまった。一介の田舎の市議会議員の私でも容易に推測できる今回の判断ミスが引き起こした国際社会での計り知れない悪影響。

 「今日の正義は明日の悪」になりかねないほど、不安定な、前後左右、上下に大きき揺れ動く世界情勢。弱い物は徹底的に淘汰される厳しい国際社会。

 その中で世界に長い間、日本の存在感を持たせ続けるのは容易なことではない。国内では実行できないマニフェストで大きく信頼を失っていた民主党。希望通り、これで国際的にも「芯の無い国、節操のない国日本」のイメージ付けには成功した。

 このような弱肉強食、恫喝と脅しの政治がまかり通る国際情勢の中で、民主党は「外国人に地方参政権を付与する」と言い張る。大変だ。

 ある時、多くの外国人が大挙して押し寄せ、特に離島等の過疎の市町村は、あっと言う間に外国籍議員、首長が占めるようになってしまう。

 国民も今回の出来事で少しは分かったとは思う。内閣支持率の調査発表が待ち遠しい。事ここに至っても「民主党が自民党よりまし」という国民多ければ、事態は更に深刻だ。日本のていたらくはその原因は自民党にもある。猛省して欲しい。

 自民党は役員を一新した。谷垣総裁・中曽根参議院議員会長を中心に、党利党略ではなく、真剣に日本の将来像を示して欲しい。民主党が手掛けた、様々な改革も検証し、是々非々で判断して、短期に実施する事、長期的に取り組むことを仕分けし、分かりやすい形で、国民に示す義務がある。

 先の参議院選挙で民主のエラーがらみで、首の皮一枚でやっと残った自民党。本当に政権奪還を言うなら、更なる目に見える改革・訴えが必要であり、尖閣問題の揚げ足取りに専念するようでは国民は間違いなく見捨てるであろう。

 この尖閣問題の大きさを考えると、2つの課題を分かりやすく提案すべきである。我が党ならこの事件、
    ①こう対応した。
    ②これだけこじれた日中関係をこう修復する。

 民主党が得意の意味不明な言葉の羅列では国民はだませても国際世論はだませない。腐っても鯛。1年前まで政権を担当していた自民党。後出しじゃんけんではない、あなた方の解決案、解決手段を聞かせてください。

 遅いことは誰でもする。要求されているのは「迅速な決して間違いのない答」です。

民主党政権・那覇地検の間抜けな行為は断罪に値する

2010-09-25 01:20:07 | Weblog
 ここまで日本という国は「ていたらく」「ふぬけ」になったのか。

 民主党は中国の軽いジャブの恫喝に震えあがり、肝っ玉が縮み上がって、巡視船に漁船をぶつけてきた船長を為すすべもなく釈放してしまった。おまけに民主党政府のどの閣僚も誰として異を唱えないという極めておかしな状況だ。

 そして、その一切の責任を事もあろうか那覇地検に肩代わりさせてしまった。民主党の政治主導とはこういう事か。呆れて物が言えない。全く話にならない。

 那覇地検の釈放理由「日中関係への配慮」などは、政治問題であり、「捜査機関である地検、検察庁が言うべき事ではなく、ましてや取るべき行為ではない」。第一、一介の地検が口を出すようなレベルの問題ではない。

 このばかげた行為は、ある意味、大阪地検で起きている一連の書き換え行為より重大であり、決して許してはならない行為であり、日本の国の立つ位置を脅かしかねない愚考で、関係者は懲戒解雇を含む重罰にすべきと考える。

 これで味を覚えた中国は尖閣で好き勝手をやってくるだろうし、また今回の事件をかたずを飲んで見守っていた韓国は竹島問題で今よりもっと強引に出てくるだろう。北方領土のロシアしかり。北朝鮮しかり。果たして民主党は今度は誰に押しつけて逃げ回るのか。

 「日本はちょっと脅せばガタガタ。なんちゅうこた無い。ちょろい」と世界からなめられてしまった。今後のFTA・漁業交渉等外交の場での力を失墜させて締まった事は否めない。

 民主党政府はそろって黙りの一手で台風の過ぎ去るのを待ちの一手だが、これほど愚かな政府、愚かな決断は見たことも聞いた事もない。

 9月22日のブログで「はよせんか!遅せこただっでんする」「民主党で大丈夫か。危機管理が出来るのか!」と書いた。

 それから3日も経たずにこの大失態。G8先進国を自負する日本国民としては夢であって欲しいとさえ願う。世界に「はりこの虎日本」を見せつけられた。大げさに言えば今回の一連の行為は国家存亡の危機でもあります。

 政権交代して1年。決してほめられた自民党政権では無かったが、厳しい国際関係をどうにか乗り切っていたのです。本当に民主党でこの国は大丈夫なのでしょうか。

 決して中国を敵視しているのではありません。と言うよりは県北地区日中友好交流推進会(佐藤邦典会長)の私も妻も会員で、中国人の友人もいます。
 しかし、今回の中国の理不尽な行為は野蛮で、やくざの恫喝・脅しそのもので中国の成長度合いも「まだまだこの程度か」とさえ思いました。

 今回の民主党政府の「人に言わせてほっかむり知らん顔」は、絶対に許せない。政府は一刻も早くビデオを、映像を編集せずに全てを公開するべきです。そして平和ぼけした国民の目に指を突っ込んで見開かさせ、映像を使って説明責任を果たすべきです。

 それにしても取り返しのつかないことをしてしまった。こんな大それた事を一介の那覇地検に出来るわけはない。事を企てた政府民主党には重大な責任がある。

 インド洋しかり、普天間しかり、国際社会のせめぎ合いの中でギリギリ生きてきた日本をめちゃくちゃにした民主党。もうこれ以上失敗は許されない。

 当然の落とし前として、本来の行為を逸脱、日本に有形無形の大損害をもたらした、那覇地検の関係者は懲戒解雇処分を含む厳しい処置が必要であることは言うまでもない。

 大阪地検は国内での失墜。那覇地検の行為は日本の国際社会での失墜。その影響の大きさ、深刻さは今後時間をかけて様子を見なければ分からないが、首は覚悟の上での発言であったろう。事はそれくらい重大だ。これこそ迅速な対応が政府には求められる。

本当に中国漁船の体当たりか?

2010-09-21 22:56:34 | Weblog
中国との関係が険悪な感じです。

 10月2日3日の2日間、県北地区日中友好交流推進会(佐藤邦典会長)が交流10周年記念のイベントを計画中です。私も妻も会員で、中国人の友人もいます。

 今回の魚釣り島での衝突は関係に水を差すもので早急に対応する必要があります。前原大臣が「日本の国内法に則り粛々と処理をする」と言えば中国は「魚釣り島自体が中国の領土、中国国内で起きた事故を何で日本の法律で裁くのか」と反発する。

 今度の事故が「違反操業での拿捕なら船長も超法規的な処置で釈放しても良いとは思うが、あれだけの覚悟で衝突事故を起こしているのだから「それは出来ない相談だろう」という日本政府に分がある。

 それよりも、事をここまで大きくしてしまったのは、海上保安庁・国土交通省・政府に責任がある。10年前の北朝鮮工作船撃沈と対比してみると歴然だ。あの時の対応を思い出していただきたい。

 巡視船と並んで走る工作船から突如、巡視船に向けて自動小銃が乱射された。すかさず反撃し、最終的には撃沈した。その時の政府の対応は早かった。銃撃を受けたときの緊張感溢れるビデオをテレビで公開した。国民は保安官の身を案じ、海上保安庁の対応に理解し、国内での大きな騒ぎにはならなかった。

 今回の対応はどうだろう。急旋回をして体当たりをしたという中国船が一方的に悪いのにビデオを公開しない。裁判の証拠として取って置きたいのかも知れない。

 しかし、その政府の対応のまずさ、判断力の欠如が事をここまで荒立てている。ビデオに「巡視船に不利になる情報が写っているので放送しないのだろう」と勘ぐられても仕方がない。早く映像を公開すべきで、何を躊躇しているのか、何でテレビで流さないのか分からない。中国だけではない。私もそう思う。一刻も早く公開すべきだ。時間をおけばおくほど、改ざんを疑われ、説得力を失う。

 公開しないのは巡視船もぶつけてやろうと思って舵を切ったのかも知れない。くどいようだが、この問題、迅速な処理が要求される。時間が経てば経つほど、落としどころが難しくなる。早くビデオを、映像を編集せずに全てを公開するべきです。どうもあやしい。こっちが悪いのでは。疑心案気が始まる。「はよせんか!遅せこただっでんする」  

民主党で大丈夫か。危機管理が出来るのか!

民主党マニフェスト「公務員給与2割カット」どうなる?

2010-09-21 16:33:42 | Weblog
 民主党が選挙のマニフェストで約束した公務員給与「2割カット」は「言ってみただけ、本気にしたの?」という程度の次元だったのが、菅総理が代表選挙で、今年度の人事院勧告に対して、「勧告を超えた削減を目指す」と明言したことで一変した。

 そして、そのまま代表となり総理大臣を引き続きやることになった。その言葉、首相の言葉・約束の軽さが指摘され続ける民主党。口蹄疫対策しかり。またしても「いい放し」で煙に巻くわけにも行くまい。もう引き下がれないところまで来た。実行あるのみだろうが、支持母体でもある公務員の反発は必至だ。果たしてそんな度胸があるかな。

 今回の内閣改造で総務大臣となった片山氏も「勧告尊重という意見もあるし、この財政事情でどうするか、いろんな意見がある」と述べている。

 本気度が試される内閣、任せて良いかが試される内閣。学校ではないので「やらせてみてうまく行かなかったときに口を出す」ではこの厳しい国際競争時代、国がなくなる。

 民主党の国会議員だった河村名古屋市長は、「公務員は市長も議員も含め「パブリックサーバント(公務員)」であり、特権を持っているかのような昨今の風潮はおかしい」と言う。

 「納税者たる市民を優先した市政運営をすべきであり、そのためにまず、市長、議員を含めた公務員の給与、退職金を見直す必要がある」「議員や職員の数を減らし、行財政改革を急がなくては、地方自治体は従来どおりの住民サービスを供給できなくなることは、誰もが理解している事実です」と訴えている。

 議会と対決する極端な政治手法は決してほめられるものではないが、他方、波風を立てずして改革が進むはずもなく、そういう意味では阿久根の竹原市長も含めてそういう気持での止むにやまれぬ行動なのであろうと思う。

 改革に「犠牲者はつきもの」と言えばお叱りを受けるだろうが、何事にも事をなすには「血と汗と涙」が流れる。


町田訓久延岡市教育長にザブトン全部

2010-09-20 20:30:10 | Weblog
 9月議会の3日間に渡る一般質問で心に残った答弁を紹介します。

 質問する議員のMVPが稲田雅之議員なら、答弁する執行側のMVPは何と言っても町田訓久教育長でしょう。

 町田訓久教育長は、学力問題を問う中条あかね議員の質問の中で、確か「町田教育長の育たれた家や両親のしつけはどうだったか」という問いかけだったと思もいますが、その問に対していろいろ答えたその最後に「保護者もスポーツ等と同じくらい、学力に関心を持っていただきたい」と言われました。

 全く同感で、100点。欠点もあるかも知れないが、いい教育長だなと改めて誇りにさえ思いました。私はマニフェストに「基礎基本を大切にする教育」すなわち「基礎学力付け教育の徹底」と「キチンとあいさつの出来る子」の2つを掲げています。

 義務教育は、学力、特に基礎学力の定着が「学校現場が受け持つ最大の任務」で、これが確保されなければ、私流の土木技術者で表現すれば0.5。すなわち2流の技術屋ということになる。すなわち、言い方が適当かどうかは別として、2流の学校、先生ということである。
 勿論、土木も現場条件が悪かったり、住民が非協力的だったり、引いて考えてやらなければならないこともたくさんある。そういう意味からすると、部活第一・勉強第二という意識の地域に赴任した先生には大変気の毒な気もする。


 若い頃、先生の歓迎会で「てげてげやっても4年、一生懸命やっても4年。じゃったら先生、一生懸命やろうや。親も出来ることは一生懸命やるから」と言って「おやじ会」を立ち上げ、先生にエールとプレッシャーを送った。
 台風が通過した後等は、連絡しなくても、おやじがチェンソー・仮払機、ダンプ・軽トラで駆け付け、黙々と跡片付けをして、先生にプレッシャーを掛けた。私達がPTA会員だった11年間。

 しかし、「北川に赴任」がいやがられたという話は一切耳には届いていない。その結果、「子供達が期待以上に成長したか?」も、今、30前後になった子供らを見るに、大きな顔は出来ない。しかし、彼らには間違いなく分かってもらえたと固く信じている。

 「先生と親が協力して子供達を育てようと努力していたことを」「子供達の未来を誰よりも大切に考えていたことを」その彼らが私達になった。あの頃の。「今が、間違いなく、人生で一番楽しい時期ぞ」「親も子も今を満喫しろ」と決まり文句を言う。彼らに「おやじの背中」は見せられたのだろうか。


 議員として、全国一斉テストの結果を問いただすことも重要な仕事です。

就職氷河期を乗りきれない「就職難民」、正社員ではない「難民予備軍」も激増しています。「勉強ばかりではない」の後には、多くの皆さんが見落としている「勉強が一番だけど勉強ばっかりじゃないよ。他のこともしっかり」という重要なセリフがあることを。

 私は学力試験より優れた人の判断手段を知らない。学力は長年たゆまぬ努力で培って積み上げた実績であり、その人の人生・人格であり、その人そのものなのです。就職での成績重視、基礎基本の更なる要求は、今後もっと徹底されてくると考えます。

 安心安全な食材を求めるとき、人は産地を見、作った人を見ます。企業も同じです。人材を、何処で取れたか、どういう流通でここまで来たかを。リスクが少ない、より安全で安心な品質保証。長期に渡って間違いなく努力したことの最高の証。
それが学力なのです。


 後進国・開発途上国と言われた国の追い上げが厳しい今日。教育にも成果の公表が求められる時代が来たのではないでしょうか。

 


延岡から鹿児島、「西郷さん、桜島・鹿児島、望郷の道」

2010-09-19 00:30:47 | Weblog
 9月議会の3日間に渡る一般質問、17名の議員が登壇し、市長を中心に各部長や消防庁にそれぞれにその想いをぶつけました。壇上の質問、声・しゃべるスピード・内容も含めて最高だったのは稲田雅之議員ではなかったかと思います。

 私の出来はというと、時間が足りなく、後半で正面、右斜め上にある時計を気にするあまり、テレビ傍聴していてくれた友人から「最後の所が時間を気にして上を向く姿が気になった。早口になった感もしましたが・・・」辛口の彼にしてはまーまーの評価で多少ホッとしました。

 舞台裏をあかせば、時間がなくなり最後に予定していた市長への質問「この度、映画化された「半次郎」を西南の役・明治維新が終結した延岡市。この延岡市でも、先行上映してはどうか。全国にアピール出来ると思うが」を提案する予定でしたが、時間の関係で出来ませんでした。

 「映画では先を走る日向市に追いつき、延岡と西南の役を全国に知らしめるために。その為にも、先行上映がもってこいだと」こんなチャンスはそう無いだけに犯したミスの大きさにその世は眠れませんでした。しかし、延岡でも11月の上映予定。延岡の戦いも当然語られます。延岡での撮影が無かったのが残念ですが、多くの延岡の人に見てもらいたいものだ。


 やっちみろかいが山林所有者の了解を取って「須美江峠から鏡山」まで遊歩道を造ろうと企画している。それはそれなりに評価は出来る。
 
 しかし、出来たら(坂本龍馬脱藩ルートの横番張って)、俵野から祝子川、出来たら鹿川までの「西郷さん、桜島・鹿児島、望郷の道」を切り開いてもらいたい。
必ずや「想い」を感じるすばらしい道になり、俵野顕彰会も喜び、ファンが訪れ、祝子川・鹿川まで歴史をたどる人もいるだろう。「八本木登山」から「可愛岳~祝子川への歴史ロマンの道縦走」へと発展してもおもしろいと考える。

 いずれにしても、北川延岡の埋もれた歴史ロマン「西郷さんと西南戦争」に光を当てたい。俵野顕彰会だけではこの道は成り遂げられない。ここは一丁男の出番だ。道を開けば後は俵野にでも管理できる。

 北川やっちみろかいが後世に引き継ぐ、歴史ロマンの道「西郷さん、桜島・鹿児島、望郷の道」を、今のまとまりと勢いがあるうちに切り開いてくれることを期待してやまない。

 やっと朝夕は涼しくなった。また西郷さんの命日9月24日がくる。
 

西郷隆盛と西南の役和田越の戦いと呆れる延岡市観光ビジョン

2010-09-16 10:05:59 | Weblog
 先日、議会から市長に対して、「高速道路開通を見据えた観光振興」について政策提言させていただきました。間近に控えた高速道路時代の到来は、チャンスにもピンチのもなりうる「諸刃の剣」です。すべてに万全の準備とそれなりの覚悟が必要です。本市の活用し切れていない歴史観光の目玉だと思う「西郷隆盛と西南の役」について市の考えを問いました。

 鹿児島に発した西南戦争。薩軍はその最後の決戦「和田越の戦い」で敗れ、俵野に退却し、西郷さんは軍の解散命令を発し、陸軍大臣の軍服を焼きました。その時「西南の役・明治維新」はこの延岡の地で終結・完結したのです。

今年は、全国どこもかしこも「龍馬」「龍馬」。同じ時代に生きた西郷隆盛。龍馬にひけを取らない歴史上の人物。日本最後の内戦「西南の役」の舞台となった延岡市。

 この幕末・明治維新前後の時代に、延岡で起きた歴史的事実について、延岡観光振興の憲法とも言うべき「延岡市観光振興ビジョン」(表紙とも44ページ)では一切の記述はなく、わずかに「あなたは何処へ行ったことがありますか」というアンケートで、「西郷記念館」という文言が5文字出てくるだけです。

 残念なことに、複数の市議会議員も市長と同じような感覚でいるようで、質問前に「高木議員、あなたが言われるようには私達は感じません。想いもそう強くはありません」と言われがっかりしました。

 議場で声を荒立てて「「私は観光で飯を食う」と延岡が言うから、「それなら全国区の西郷さんがいいのでは」と言っているまで。他に全国に発せられる何かがこの延岡にありますか」「客寄せパンダで結構です。西郷さんを利用すうや」と切れた。

 延岡市観光の中では全く立つ位置はなく、合併後の西郷さんと西南の役に対する温度差が気がかりです。

 毎年8月15日の朝8時から、市道大峡無鹿線和田越峠(西南の役和田越決戦場記念碑前)で、延岡西南の役顕彰会主催の戦没者供養が行われます。参加者の高齢化が進み、今日では50人足らずとなってしまいました。

 森永会長のお話では時々マイクロバスで立ち寄られる方々も見うけられるとのことで、早急の道路整備も提案し、「木々が生い茂っているようなので伐採します」という答弁はいただきました。

 俵野三足にある小倉処平の墓については、「宮崎県在京経営者会議」が、「故郷のすばらしい観光地を再認識するとともに、宮崎県でのビジネス発展を期すために宮崎の政財界との交流を図かる」として、10月に西郷記念館に来てくれます。

 日南市出身の会長、高山弘憲氏は、「日南飫肥の小西郷」と言われた小倉処平の墓参りをするとのことで、それまでに市が恥ずかしくないように整備することになりました。

 9月24日は西郷さんの命日。鹿児島では供養祭が執り行われ、延岡にも案内がある。
 明治維新の最後の内戦「西南の役」。その最後の戦いがこの延岡市。そしてその日が盆の15日。これ以上の好条件はなかなか無いのではないでしょうか。

 盆供養を「戊辰戦争から西南の役までの明治維新で亡くなられたすべての人の供養」とすれば、全国に案内発信できるのではないかと思う。すべては市長の決断で動き出す。「指示して任せる」が基本だろう。はたして指示はあるのか。

 鹿児島新幹線は3月開通。東九州道は25年開通。延岡に残された時間はもうあまり無い。騒いでいるのは私だけでしょうか。


小規模開発条例とケーブル架設届出条例

2010-09-15 23:20:48 | Weblog
 昨年12月議会で「富美山町や古川・岡富町等で多くの人達が迷惑し、ストレスを感じている「土取りや土捨て等の無計画な行為」は何とかならないか」との質問に対し、「検討します」との積極的な回答をいただいておりました。

 あれから1年。今9月議会で、「土取りや土捨て等の無計画な行為を防止する条例」制定に向けて、検討に入っており、罰則等を検討するのでもう少し時間がかかります」との答弁を得ることが出来ました。

 これもひとえに、「条例が必要。知恵を貸して下さい」との呼び掛けに応じていただきました、多くの皆さんのお陰だと感謝申し上げます。私が他自治体を参考に創案した条例を多くの皆さんに「御意見、お知恵をお借り出来ないかと一方的に送付しました」。そして、多くの方からそれぞれの豊富な行政経験等を踏まえてのすばらしい御助言を受けて出来あがった「延岡市小規模開発条例」を懐に、当局との折衝を重ねてまいりました。

 行政当局の積極性が感じられなければ、12月議会で「地元からの要望陳情という形で」と考えておりましたが、当局から「罰則規定まで織り込みたい」という積極的なお話があり、一日千秋の思いで助けを待つ各地域の住民の方々には申し訳ありませんが、まずはそれの完成を待つことにしました。

 「罰則規定まで盛り込むとなれば、多くの関係機関との協議もあり、12月議会は厳しい」とのことでありました。確約はいただいてはおりませんが、「私の契約が切れる3月議会までには制定して下さい」とお願いをしており、聞き届けられるものと信じております。

 ここまで来れたのも、「条例制定」に向けた多くの方々の御協力のたまものです。「罰則がないじゃないか」との指摘をしてくれた方もございましたが、実現しそうです。改めて御礼申し上げます。本当に貴重な御意見ありがとうございました。


尚、次は「索道(ケーブル)架設の市への届出義務条例」を考えています。

 23年度末から運行が予定されているドクターヘリの事故防止・安全運行の為の条例です。

 現在は索道は労働基準監督署への届出義務だけで、市町村への届出義務はありません。
広島での海上保安庁のヘリの事故は送電線ケーブルへの接触墜落事故です。あのように架設されていることが事前に分かっていても「ヒューマンエラー」で事故は起きます。

 ヘリで患者の元へ急行するドクターを殺すことは出来ません。事故0から危険0へ。その為には今日自由に何処でも張られているケーブルを届出制にする必要があります。そして、ドクターヘリ運航会社が架設を把握する必要があります。

 県の方で条例化を検討するとは思いますが、状況を見、情報を収集しながら、遅くとも23年12月制定に向けて準備に入りたいと考えますので、再びの御協力を御願いいたします。