ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

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小豆島探訪 【 創作料理 野の花 】

2008年11月07日 | 楽時々益


福田港から
R436 を南下、島の東べりから南べりを進み、土庄方面へゆっくり走ります。





13時に
ランチの予約をしておいた 「創作料理 野の花(NONOKA)」 さんへは、港から
約40分程度だとHPにありましたので少し時間に余裕があります。途中の海岸線で
何度かルミオンを停めて景色を眺めました。まだスッキリした空模様ではなく、
淡路島の影すら見えません。残念!

そろそろ
着かなくてはなりません。ナビによるともう近くまで来ています。“あれか・・・?”
R436沿いにあると思いこんでいたため、少し行き過ぎたようです。Uターンします。
やはり、「野の花」 さんの看板が出ていました。どうやら、R436 から脇道に入って
下った集落の中にあるようです。以前、紹介した能勢の 「Soto Daining」 さんの
ロケーションに似ています。何本かの支柱にある店案内で何とか辿り着きました。





雑誌に
「緑の中に建つ一軒家レストラン」 というコピーがついていたのですが、緑は島の
あちこちにありますので、どちらかと言うと、「島の集落に溶け込んだ癒しの一軒家
レストラン」 といった面持ちでしょうか。店へのアプローチでは、島の特産でもある
石像(招き猫・梟)が出迎えてくれています。

一階部分が
お店になっていて、店内から内海湾に向って続くスペースにはテーブルを配置した
ウッドデッキもあり飲食可能なようです。天気の良い日には心地良いことでしょう。
玄関で靴を脱いでスリッパに履き替えながらランチ予約をしていることを伝えると、
スタッフの方がテーブルまで案内してくださいました。

店内は
木のぬくもりをモチーフにしたような空間であり、窓から間近に見える庭の木々と
遠くに見える海(内海湾)のコントラストが癒しの時間を増長させているように感じ
ます。“狙い過ぎない癒し” というと廻りくどいかもしれませんが、“自然と人の
センスが融合した空間が癒しの時間を奏でる” というスタンスかもしれません。

飲食店舗を
通して地方活性化の進むべき方向性が垣間見えるようなプロデュースではないか
と私は感じました。もちろん、地元の方々も来店されるのでしょうが、祝日のこの日、
私たちをはじめ、ほとんどの方が旅行で立ち寄ったカップルやグループでした。
要は、目指して来店されています。皆さん、何かしらの魅力を感じてアクションを
起こしたのでしょうね。

地方の魅力は
“地方にある” ということが前提です。ただ、それが “昔ながらの ・・・ ” だけでは、
都会の人間は満足しないと思います。(スミマセン!今は地方の方も同様ですよね)
「観光」 という言葉に魅力を感じない時代です。逆に、このお店に行くためなら
飛行機や船に乗っても ・・・ が受け入れられる時代なのです。地方活性化のヒント
がそこにあるような気がします。(あ~ぁ、ちょっと仕事的になってしまいました)





「野の花弁当」
が、運ばれてきました。風呂敷のような和風の大きな包み袋です。開けると
中には、丸い徳利型で三段のお重が入っていました。地元の食材や創作した
総菜が盛り込まれています。一つ一つの細かい料理説明はありませんでしたが、
オリーブや島素麺などが入っていることは会話の中でお話頂きました。





味は
全体的にスタンダードでやさしく、すべての料理が美味しく頂けました。
“地元テイスト入り和風滋味” で、万人受けする味・内容だと思います。スタッフの
方々の対応も悪くありません。居心地の良い空間で楽しい時間を過ごせました。
ご馳走さまでした!





創作料理 野の花

  所在 香川県小豆郡小豆島町室生 892-1
  電話 0879-75-2424
  営業 12:00~15:00(13:30~カフェのみ)
      18:00~21:00(予約制)
      水曜休


“店なり”
という言葉がこのお店に似つかわしいかどうかは判りませんが、“○○なり” という
言葉には、良いも悪いも、“一つある” ということだと思います。そういう意味から
すれば、“このお店なり” の味わいがありました。ほとんどのお客様が良い意味で
“このお店なり” を感じることでしょう。旅の想い出で終わるか、その存在があるが
ために、もう一度、そこを旅してみたいと思えるか ・・・ 大きな違いかもしれません。

ここ最近、
私は街と地方のスタンスの違いや今後のあるべき姿を意外と真剣に考えているの
ですが、今回、この小豆島を探訪した表の目的(結婚記念日旅行)以外の裏の
目的はそこにあるということです(嫁さんには内緒ですが ・・・ )。一泊二日でしたが、
新たな発見もあり、今までの認識を覆されたことが多々ありました。次回以降でも
感じたことを紹介したいと思います。



■ 小豆島探訪 【 姫路~福田 】
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (nonoka)
2008-11-10 02:14:22
手書きの看板も紹介していただき、重ねてお礼申し上げます。国道沿いの看板は目立ち辛くて。。。特に夜はライトアップもしてないのでかなり見え辛いようです。店なりの意味は難しいです。お客様は野の花を探してやってきてくれます。期待通り?ハズレ?それぞれ感じるものは違うと思います。ただ、私達は島が好きで、ここが居心地が良くて好きな場所で待つ仕事です。そして来てくれる人は、島内でも島外でも、わざに足を運ばないといけない所です。
遠い所ありがとうございますと、頭を下げずにいられません。またいらしてくださいなんて言え無いけど、
変わらず私達はここにいますって。。

結婚記念日に島を選んでくださってありがとうございます。
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こちらこそ、ありがとうございます。 (第五大成丸)
2008-11-10 03:44:42
> nonoka さん
コメントありがとうございます。
 
地方には地方にしかない空気感があるもので、
島には島にしかない独特の香りが漂っています。
その目には見えない空気や香りが、人々に生活の
リズムを刻ませているのだと私は思うのです。
 
自身の波長がその空気感やリズムに触れ合った時、
人は感動を覚えたり、安心感を得たりするのでは
ないでしょうか。でも本当は、生まれ育った場所が
一番だと、誰しも思っているのでは ・・・ 。
 
いつまでも「野の花」のようなお店であってほしい
とお客様は思うのかもしれませんが、nonokaさん自身
が好きでいられる(嫌いにならない)お店を素直に
続けていけば良いと私は思います。
 
また、いつか必ずおじゃまします。
 
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