HAPPY SEEDS ~幸せだね~

自閉症の二男(20)の記録と三人息子の出来事を中心に,父さん,母さん,時に兄ちゃんが綴ります。

バス会社

2015年06月18日 23時41分57秒 | 日記
よかったのではなかろうか。

一度お礼には伺いたかったわけだし。

社長さんいわく「早よう来てくれりゃぁ」

悪気のない本音ですわな。

学校から「ひろきの乗車について連携を」。

急な連絡にも

事前に社員さん方からリサーチしてくれていた社長さんでした。

ありがたし。

とはいえ

ひろきのことは説明させてもらえたし、

事務所のひとたちも

多少「同情的」顔に見えたにしても

やさしく受け入れてくれたわけであるから。

引き続き

週1バス下校。

よかったね、ひろき。

しかし担任の「結果的にあの30円が良かった」は違おうというもの。

バス待ち時間に「30円のオヤツを買いました」との

連絡帳から始まった今回のバス会社訪問。

ひろきには今後もバス代しか持たせませんぜよ。

主役

2015年06月08日 20時41分22秒 | 日記
正直去年ほどの感動がなかったのは

メンバーが違うから、だけではないよな。



ひろきにゴールテープをきらせようと必死のK太くん。

今年もありがとう。

小学校のクラスメートたちが

もう中3なのに

みんな来てくれて。

しかも家族連れで。

Mちゃんママからのメールに

「ひろくんがみんなをつないでくれている感じ」。

泣けてしまいます。

サプライズのマックスは

8年ぶり

小学校1年の後半を担任してくれたU原先生!!!!

夫婦して涙こらえられず。

当時本採用前のU原先生は

その後の幸せすぎる小学校生活の

ベースを全部つくってくれた人で

ここまでピュアというか

偏見のない人物が存在することに

驚き、深く感謝したものです。

先入観がゼロだから

素直に、ストレートに

ひろきに必要なこと、ひろきが自分から取り組めそうなこと、

そのために必要なステップ。

カリスマ母だの有名専門家だのネットだの

「自閉症とは」「自閉症の人は」

頭でっかちだったおやじには

勉強させてもらうことばっかりで

「ひろきはどうなのか」に考え方がかわっていきました。

「いっしょに遊んでいた記憶しかないので

なんでそんなに褒めてもらうのかわからない」とU原先生。

そうですねぇ、例えば今日の運動会。

なんとかレンジャーでカラフル衣装の生徒たち(ひろきはオレンジ。)より

会場の注目を集めまくった

それはそれは銀色の

あきれるほど完成度の高い怪獣の着ぐるみ。

最高の盛り上がりだったけれど


誰のため?


わかるのです、着ぐるみやりたい気持ち。

おやじもそういうタイプだから。

U原先生はね、ないんです、そのテの発想。

生徒の側から考えるから。

たぶん生徒が活躍する姿以外想像さえしないから。

自分でも意識せずに。

先生の言う「いっしょに遊んだ」は、

ひろきが楽しんでいる時間だったのです。

先生はその姿を楽しんでいてくれたのです。

今の学校に特に不満はなく

むしろよくやっていただいていると思うけれど、

その差はもう天賦の才としか

考えようがないのです。

F山市の特別支援学校。

5人の生徒に共通の題材と個別の課題プリント。

幸せな生徒さんたちです。




ぼくのすきなもの(話し合うエネルギー)

2015年06月04日 21時45分38秒 | 日記
幼稚園でのクリスマス準備。

おねだりを短冊に書いていた赤組さんでは

「ひろくんはなんて書くん?」

が議題となり

5人のクラスメイトによる「ひろきの好きなもの探し」の結果

「サンタさんならわかるはず」の結論にいたり

短冊には先生の文字で

「サンタさん、ぼくのすきなもの、あててみて」

と書かれました。

連絡帳に涙した10年前の父と母でした。

同じ年の七夕の短冊には

「ひろきのままで」

と願いを書いた父と母でした。



運動会まで3日。

難しい言葉が並んだ選手宣誓文。

教える側が言わせたい気持ちはわかるが

ひろきの言葉ではないわなぁ。

難解な文章を「覚えた」ことが大切とは思えない我が家である。

とはいえ、ひろきだけの運動会ではないから

「みんなで考えた言葉を代表して言うのがひろきあれば何も言えぬが

ひろきに選手宣誓の役割を持たせることが主たる目的であれば

幼くてもできるだけひろきの言葉にしてやってほしい。」

伝わりにくい表現ではあるわなぁ。

あきらめて帰った父であったが、

ママは親の気持ちをコンコンと話して帰ったそうだ。

えらい。

あきらめないだけでえらい。



結果は、よいのだ。

そこは最終的に親がしょうしかないものであるから。

ただ、「教えたいこと」より

ひろきにとって必要なもの、今とこの先の人生で大切でないかと思えるもの、

を中心に考えてほしいのであるのだ。

それによって何をするか、教えるかは

それは先生の裁量であるので口出しはできぬ。

しかし「難しい文章よく覚えたね」は

教える側の自己満足にしか感じられない。



特に行事ごとは

ひろきなりの達成感をきっと感じられるものであるから。

それが結果として何になろうがなるまいが、

特別支援教育だから

そうあってほしい

のである。

もやもやの原因は

2015年06月03日 01時53分35秒 | 日記
3年半後の姿、生活が思い浮かばないからだわなぁ。

ひろきなりにがんばって、先生方も楽しそうであった。

一通りの様子がわかったから

来年同じ大会に出たら

今回よりスムーズであろう。

フィールドに立っている姿は誇らしく

小学校時代ならそれだけで

涙モノであったろう。



競技開始までの時間、様子が分からず、予定が見えず、

落ち着かなかったひろきに

プログラムに描かれた

自分の名前と集合・競技開始時刻を鉛筆で〇しながら

予定をインプットしてくれたのは、

ちょっと当日練習させすぎてしまった担任ではなく

高等部のA先生だったり^^

一昨年とは先生方ががらりと変わって

ひろきも楽しそうに通う分教室に

とくに不満はなく

あの時みたいに絶望的な気分で

学校に話し合いに向かう必要がないのは

ありがたいことなのだけれど

このところは運動会の練習でくたびれ気味のひろきに

(精神的に)くたびれない工夫(=要するに予定のインプット)は

誰が、どのくらい


もしも事業所とか使い始めたら

なおのこと、誰が



ママのパン屋が

いろんな意味で近道。