HAPPY SEEDS ~幸せだね~

自閉症の二男(20)の記録と三人息子の出来事を中心に,父さん,母さん,時に兄ちゃんが綴ります。

発表朝会。

2013年02月07日 00時35分16秒 | 日記
今朝の発表朝会。

担当は“たんぽぽ学級”。

昨日はともやの3年生クラスで、

がんばってたのがうれしかった。

今日もそんな風に、最後から2番目かな、くらいの思い出のつもりで音楽室へ。

①プロジェクターを使って、パソコンの文字入力をしながら「僕の好きな歌詞」発表。

②5・6年生の力を借りて合奏の発表。

のスケジュール。

落ち着かない様子で、

それなりに楽しそうだけど発表に入っていけないひろさん。

ムリもないか、なんて思っているうち

上手に言葉を入力しながら教えてくれた。

「今、生きている」みたいな歌詞だったけど、

全体は、忘れてしまったな…。

続く音楽発表の感動が大きすぎたせいもあって。

中央に備えられた木琴を前にひろき。

CD伴奏に合わせてワンコーラスを一人で。

メロディーじゃん…。すごい。

続いて5・6年生のみんなの合奏が加わる。

ひろきを真ん中に。

笑顔で木琴を見つめながら、正確に叩くひろき。

みんなといっしょ。

合奏。

ほんとに合奏。

涙出てくる。

ママさんも泣いてる。

横で3年間受け持ってくれた前担任K先生も涙ぐんでる。

演奏終了後、ひろきがまっすぐむかったのはK先生で、

笑顔でそのほっぺをなでていた。

らしいな。

ひろきらしい。

現担任S先生によれば、

先の「今生きている」みたいな歌詞は、

ある日、ふさぎこんでいる友だちのもとへ

突然歩みよったひろきが

励まそうとかけた声がその歌詞の一節で。

心動かされたS先生が教材に選んだものだそうだ。

「女性にむやみに触れないように」という理由で

ひろきの優しさまで抑制しないといけないのなら、

ちょっと難しいなぁ。

こうした行動まで押さえつけるのは。

ごくたまにひろきを見る専門家さんなら

「女性に触る」ととらえるのかもしれないけれど

それはやっぱりひろきが持ってる心のあたたかさであり。

朝会が終わって、

みんなが教室へ帰りかけるころ、

突然ひろきが木琴を叩き始めると、

帰りかけた子たちがみんなひろきのまわりに集まって…。

また泣けてきて…。

幸せだったなぁ、6年間。

まぁ、半年ちょっと、ありえんほどとんでもない先生にもあたったが。

幼稚園から数えると9年間。

恵まれていたのであろう、9年間。

春にはたった一人の入学式である。

音楽室の隅、

使われなくなった古い木琴を、

特別支援学校分教室に持っていくことを考えていた父である。


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