続・蛙独言

ひとりごと

袴田さんのこと

2017-04-07 22:06:57 | ひとりごと

Facebookで、ノジマミカさん経由、KishimotoManamiさんが、袴田巌さんについての記事をシェアしていました。

 

ちょっとひっかかったコメントですが、

「精神疾患が、環境、人との繋がりで治って行くという実例」

というあたり、蛙にはよく分からなかった。

 

「精神疾患」などという問題について、そもそも勉強不足で「素人考え」でしかないのですが、蛙は「治らなければならない」ものだと思ってもいないし、大概の人は「自分は正常だ」と考えているのでしょうが、「正常」なんてものはないんだと思っていたりもするのです。

 

袴田さんは「死刑囚」としてあまりに長く獄に繋がれていましたから、「死刑が今にも執行されるのではないか」という恐怖によって「精神」が打ち壊されるようになっていました。

お姉さんの秀子さんが随分以前から袴田さんの支援を訴えて「狭山集会」でアピールされ、巌さんのそんな様子をよく話されていました。

 

81歳にもなられる巌さんですが、すっかりもと通りになったかのように「ランニング」を始められたという記事を紹介しながら、Manamiさんは「疾患」が「環境、人との繋がり」で「治っていく実例」といわれたのでしたが、蛙は「疾患」などではなく、これは権力によってする「傷害」なんだと思ったりもするのです。

或いは「死刑制度」がもたらす必然だとか。

 

石川さんの場合でも、20年前に釈放された当座は、とてもおかしな行動をしていたと聞いています。

例えば、ドアの前でいつまでも開くのを待っていたりとか。

 

「娑婆」から隔絶されたところで、あまりに長期にわたっておかれたら、そんなことは当然なのだと思います。

 

元プロボクサーだった袴田さんがトレーニングを「開始」したのは、「疾患の治癒」ではなく、「権力犯罪からの解放」と考えるべきだろうと思うのです。

もっとも、完全な「解放」はまだ先なのですが....


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