マジシャン秋元正のブログ

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マジックバー・サプライズでのライブ終了しました

2011-05-04 01:48:50 | マジック
赤坂見附のマジックバー・サプライズでのライブ、無事終了しました。
お越し頂いた皆様、ありがとうございます。
見やすい環境を作るために定員を少なめに設定させて頂きましたが
「当日」でお越しになったお客様も数名いらっしゃり、
定員の120パーセントとったところでした。
当日参加のお客様にとっては少し見づらい部分もあったかと思います。
この場を借りてお詫び申し上げます。

今回、久しぶりに演じるマジック(前半のマジックの中の二つ)や
初めて演じるマジック(指輪を借りてのマジック、
人の顔写真のマジック、ESPカードを使ったもの)を取り入れ、
演じ慣れているマジックを敢えて削っての構成でしたが
大きなミスもなくほぼ演出プラン通りに演じられました。

いくつかのマジックについてコメントを書くと
前半最後の指輪を借りて演じるマジックはビデオに撮った自分と
対話をする箇所がありますがこのための自分撮りは
かなり感覚がつかめてきました。
初期の頃よりリテイクの回数も減っています。
マジック文法的には少し修正したいところもあるのですが
これはどういう形が良いのか、または現状のままで続けるべきか
検討してみます。

顔写真を使った演目は、
イントロダクションのセリフを覚えるのが実は案外大変でした。
また、BGMを探すのに一苦労。でも数日前に、そうかあれがあった、
と気づきこれで演技のイメージが固まりました。
演目の雰囲気がやや毛色が違う感があるので通常のルーティンには入れづらく
こういうとき向きかと思います。

ESPカードを使った演目はある理由からどちらかというと私は否定的だったのですが
このようなライブの際にはアクセントとして入れてみるのも
ありかなと感じました。
少し、今後の研究の余地のある箇所があります。

小さなダイスを複数使っての予言は、何しろ道具のルックスが気に入っています。
現象を成立させるための最低限の段取り以外の部分で、
如何にアクシデントや手法が察知されるリスクをなくすかで
行き着いた形が現在の形です。

サプライズのライブで一人で50分の演技を行ったのは実は初めてで
演目も通常営業と異なるもの、機材も色々と持ち込んでと
色々な要因が積み重なり終わったときにはかなり消耗していましたが
みなさま、楽しんで頂けたようでしたら嬉しく思います。
ありがとうございました。

マジックバー・サプライズでのライブ前日

2011-05-03 01:25:01 | マジック
明日は赤坂のマジックバー・サプライズでのライブの日。
十年以上ぶりに演じるものとか、初めて演じるものなどを織り交ぜての予定。

と言っても、全く初めてのもの、久しぶりのものはリスクもあるし
クオリティが低いものを商品として提供するわけにもいかない。
が、せっかく足を運んでくれるお客様には
多少なりとも新しいものを提供したいとも思う。

そこでこういうときに採る対策として、そのような演目の部品を
日々の仕事の中で使用して検証したり身体を慣らしたりすることがある。

イントロダクションに使うセリフを少しアレンジして
別の機会にその場に合うようにして使ってみて、
ちゃんと言い切ることが出来るか、長さは適切か、などをチェックしたり
使う予定のハンドリングの一部や原理の一部、
テクニックの一部を他の演技に組み込んだり
簡易版に作り替えて演じてみることもある。

そうやって部品を点検することは、全くチェックしないよりは
問題点があれば先に知ることが出来る(かもしれない)し、
確かに成立する(だろう)という安心を得ることも出来る。

毎回、当日時間直前になってみないと椅子のレイアウトが読み切れないところがあり
これが演目の選択肢を制限している一因となってしまう。
このあたりは色々な要因があるので一朝一夕には解決させられないが
今回、ここ数回のイベントとアプローチを変えてみた点もあるので
何らかの方向性は見えるだろう。

マジックバー・サプライズでのライブ二日前

2011-05-02 00:50:24 | マジック
今日は少しアルコールを飲み過ぎたか? 眠い。

マジックバー・サプライズでのライブは明後日の火曜日。
今回は演技をするのは自分だけで、
そのため内容も自分だけの意志で方向性を決められるので
・演じるスペースをしっかりと確保する
・定員は見やすい人数ということを優先する
の二点を最初に方向性として設定した。

ありがたいことにサプライズでのイベントは
店のキャパシティに対して毎回参加してくれる方がなかなか多めで
そのためねマジックを演じるスペースも空いた空間で、
となってしまうことが少なくない。
今回はゴールデンウィーク中ということもあり、
いつもよりは参加人数が少ないのではという予測もあり、
上記の目標を最初に設定した。

演じるマジックに関しては、来てくれる方の大多数は
すでに自分の通常ルーティンを見ている人であろうこと、
通常営業時とは観客との物理的な距離が異なることなどから
いつもとは違う演目を織り交ぜることにした。
久しぶり(実に数年ぶり)に演じるものや新作なども。

当初、演技の総尺を計測したら60分を超えてしまったので
ここ数日は各マジックに入る前のイントロダクションの部分を変更したり
演目そのものを入れ替えたりして時間の調整作業。
現状での尺は50分。

毎回、こういう準備をしているときに思うことだが、
練習の前準備としてセリフを作り、必要なものをそろえ、
演出用のデータを作っているうちに
自分が演技をしているときのイメージが頭の中に出来上がる。
実際に身体を動かす練習に入るときには如何に頭の中の
お手本に近い演技をするか、如何にお手本の真似をするかという感覚になる。

ヒッチコックは自分が絵コンテを描いた段階で映画は完成していて
あとはそれを具体化していくだけ、と言ったらしいが
それはとても共感できる感覚だと思う。

毎回、マジックの道具よりもその他の機材・・・コンピュータとか
プロジェクター、各種ケーブルの方が重くなるのはいかがなものか、と思う。