72期本因坊戦第一局が今日から始まりました。6連覇を目指す井山本因坊(含めて6冠)と挑戦者の本木八段。両者は初対局だそうですが、それだけ本木八段が急速にトップに躍り出たということでしょう。
さて局面は先番の井山本因坊が向小目、白番の本木八段が二連星と良く見られる(注1参照)出だしで、現在の所ごく普通の着手が続いています。果たしてこれからどんなが展開されるのか興味津々です。
(注1)2004~2016年にかけて日本棋院発行の囲碁年間に掲載された七大タイトル戦の挑戦手合い及び挑戦者決定リーグ戦、トーナメント戦3028局中、同布石は108局あり、先番の55勝53敗とほぼ互角の成績です。黒向小目と白二連星の対峙から黒が一方を小桂馬締りした局は38局で先番の20勝18敗でしたが、黒が両締まりした対局は10局中7勝3敗と勝率がぐんとアップします。