ようこそ 大高忠の人権・同和教育のページへ

人権同和教育は終生の教育課題

自己研鑽に努め、差別を撤廃し

心ふれあう明るい社会の実現に

高いつもりで いたけれど

2012-09-28 13:48:16 | 日記・エッセイ・コラム

高いつもりで 低いのが教養

とある会社の事務室で
未熟な自己を磨けよと
壁に掛けたる生き方の
十戒言葉が身にしみる

    高いつもりで  低いのが教養
    低いつもりで  高いのが気位
    深いつもりで  浅いのが知識
    浅いつもりで  深いのが欲望
    厚いつもりで  薄いのが人情
    薄いつもりで  厚いのが面皮
    強いようで    弱いのが根性
    弱いようで    強いのが意地
    多いようで   少ないのが分別
    少ないようで   多いのが無駄

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                  ワイナリー(世羅高原)


教え子の活躍

2012-09-23 18:28:59 | 同和教育

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NHK“クローズアップ現代”で

『岐路に立つ同和行政』が報道された
コメンテーターは角岡伸彦君
以前私が、加古川市の公立中学校で教えた生徒である
現在フリーのノンフィクションライター(作家)として
全国各地の被差別地域をめぐり一躍有名になった
著書は次の通り
○ 被差別の青春              1999年10月 講談社
○ ホルモン奉行         2003年 6月 解放出版社
○ 「利権の真相」の深層(共著)   2004年 1月 解放出版社
○ はじめての問題           2005年11月 春秋社
○ とことん問題        2009年 4月 講談社
○ カニは横に歩く               2010年 9月 講談社賞受賞

講談社ノンフィクション賞受賞の
『カニは横に歩く』には
障がい者に寄り添う
角岡君自身の生き方や
体験が鮮やかに描かれている
人権問題を幅広い視点で捉える
彼自身の境地である                                              

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教師としての職業冥利

2012-09-21 15:40:13 | 同和教育

角岡伸彦君のデビュー作
『被差別の青春』には
加古川市を中心として
被差別地域を隈なく歩いた
取材記事が掲載されている

彼の言葉を借りるなら
には「おもろい奴もいるし
笑える話もあるで」と

問題を正面から見据え
しなやかな感性で
差別と被差別の

現状をとらえている

教えた子が立派に成長すること
教師としての職業冥利に尽きる
まるで親が我が子の晴れ姿を
見るような気分になる

決して同和問題を暗くしない
笑い飛ばせるぐらいの
元気を持ちたいという
加古川市が招いた
三重県伊賀町の出身教師
松村智広氏の講演も
そうしたことが印象に残ったDscf7592


招かれなかったお誕生会

2012-09-20 06:34:34 | 同和教育

                    江口いと人権の詩 「人の値うち」

孫は小学4年生
かわいい顔した女の子
なかよしA子ちゃんの誕生会
小さな胸にあれこれと
選んで買ったプレゼント
早く来てねと友の呼ぶ
電話の声を待ちました

夕陽が山に沈んでも
電話の声はありません
孫はポツリと言いました
きっと近所のお友達
おおぜい遊びに行ったので
お茶碗足りずにA子ちゃんは
困って呼んでくれないかも

二、三日たった校庭で
A子ちゃん家での誕生会
楽しかったと友人に
聞かされた孫はA子ちゃんに
どうして呼んでくれないなの
私はとても待ったのよ

A子ちゃんとても悲しい顔をして
私は誰より千恵ちゃんを
呼びたく呼びたく思ったの
けれども私の母ちゃんは
呼んではならぬと言ったのよ
それで呼べずにごめんねと
あやまる友のその顔を
見つめる孫の心には
どんな思いがあったでしょう

私は孫に言いました
お誕生会に招かれず
さびしかっただろうねと

孫はあのねおばあちゃん
A子ちゃんとても優しいの
私の大事なお友達
A子ちゃん悪くはないのよ
お母さんが悪いのよ
大人ってみんな我がままよ

寂しく言った孫の瞳に
光る涙がありました
どんなするどい刃物より
私の胸を刺しました

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桃香の自由帳

2012-09-07 09:54:06 | 同和教育


『桃香の自由帳』に心ひかれた
 

 兵庫県人権啓発協会の制作ドラマである

都市化や核家族化が次第に進む今日、地域社会における人間関係、人々の意識が大きく変わってきた。地域が同じであっても、ふれ合う機会が少なく、隣人の顔と名前が一致しないでいる。そして「人と人とのつながり」を気づかぬうちに断ってしまうことがある。

東日本大震災の後、「人と人とのきずな」が改めて見直された。私たちは地域社会の一員として、「ふれ合い」「支え合い」「助け合い」共に生きる社会のあり方を考えたい。

ドラマでは大きな事件は描かれていない。だが何気ない日常の言動から、どこの地域にも起こり得るであろう出来事を取り上げている。現代人が見失いがちな「人と人とのつながり」、共生への社会を築くための自己啓発ドラマである。

DVDビデオは加古川市民であれば、加古川市立視聴センター(℡423-3996)で借りることが出来る。多くの方が視聴をされることを願ってやまない。「企画のねらい」要旨

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