この前のワインクラスではブルゴーニュのワインについて勉強しました。
またまた自分の復習のためだけに色々と書かせてもらいますが、ワインに興味のない方は今日の記事はすっ飛ばしてください!!
とりあえず主にフランスワインの格付けについての基本知識について。
フランスだけじゃなく、EU諸国では4つのレベルに分類されています。最上級なのは、きっとワインを勉強した事のない人でももしかすると聞いたことがあるんじゃないでしょーか?「AOC」と呼ばれるもの。
そのAOCワインとは…
「原産地統制呼称法」と呼ばれる法律に基づいて造られるワインで、味わいには産地の個性が反映されているとか。
そして、地方→地区→村→畑と、栽培地域が狭くなるに従って品質も上がります。
ブルゴーニュでは、「畑」の中でも2種類の格付けがあって、「グラン・クリュ(特級畑)」と「プルミエ・クリュ(1級畑)」に分かれています。これに更に作り手がからんできてそのワインの品質を決めるというわけです。
ブルゴーニュワインの特徴としては、まず葡萄品種は1種類から造られたワインだという事。そしてボトルのかたちはなで肩のものです。

左がブルゴーニュで、右がボルドー。ブルゴーニュのほうがなで肩、ボルドーがいかり肩ですね。わかりやすい。
そしてワインにとってはとても大切な”作り手”、これをブルゴーニュでは「ドメーヌ」または「ネゴシアン」と呼び、ボルドーでは「シャトー」と呼びます。
さてさて、ブルゴーニュワインの葡萄品種では白ワインなら「シャルドネ」か「アリゴテ」。赤ワインなら「ピノ・ノワール」か「ガメイ」が主なものです。
シャルドネは、モンラッシェやシャブリを造る品種で、ブルゴーニュ地方とシャンパーニュ地方で主に栽培されています。白桃の香りが特徴的。
アリゴテは、よくクレーム・ド・カシスを加えてキール酒として飲まれる事が多いです★
ピノ・ノワールは、かの有名なロマネ・コンティの品種!ボルドーワインよりも色は薄く、梅やバラの香りが特徴です。味わいは酸が豊かでタンニン少な目。
ガメイは、おそらくロマネ・コンティよりもある意味有名(?!)と思われるボジョレー・ヌヴォーを造る品種です。イチゴジャムの香りが特徴的。
フランス・ボルドーと並んで有名なブルゴーニュ地区ですが、なんと生産されるワインの量はボルドーの半分以下だそうです
ブルゴーニュの主な産地は大きく分けて6つ。「シャブリ」「コート・ド・ニュイ」「コート・ド・ボーヌ」「コート・シャロネーズ」「マコネ」「ボジョレー」。
「コート・ド・ニュイ」と「コート・ド・ボーヌ」を合わせて「コート・ドール(黄金の丘)」と呼ばれています。
①シャブリ地区:
以前私の日記でもちらっと載せた、キンメリジャンと呼ばれる石灰質泥灰土壌が、酸味のしっかりとした、後味に心地よい苦味を感じさせるワインを造ります。
更に細かくシャブリを分類すると、
「プティ・シャブリ」「シャブリ」「シャブリ・プルミエ・クリュ」「シャブリ・グラン・クリュ」に分けられ、シャブリ・グラン・クリュが一番上で、格が上がるほど最低アルコール度数も高くなります。
お料理では、シャブリと生牡蠣の組み合わせが有名ですね
②コート・ド・ニュイ地区:
赤ワインがとにかく有名
中でも、ジュヴレイ・シャンベルタン村で造られるシャンベルタンは、ナポレオンがロシア遠征の際にも運ばせたと言われるほどの銘酒。
ヴージョのシャトーで行われる、シュヴァリエ・ド・タストヴァン(ワインの騎士)の儀式も有名です。

ちなみに、これがそのシュヴァリエ・ド・タストヴァンの授与式で与えられるメダルです。
そしてそして、ヴォーヌ・ロマネ村にはかの有名なロマネ・コンティがありますね!

これがロマネ・コンティのエチケットです。うーん。一生に一度は飲んでみたいですねぇ
③コート・ド・ボーヌ地区:
この地区は、シャルドネから造られる、良質の辛口ワインで有名です。
ラドワ、ペルナン・ヴェルジュレス・アロース・コルトンの3つの村からは、コルトン・シャルルマーニュという有名な白ワインが造られます。

こちらがそのコルトン・シャルルマーニュ。ネゴシアン(作り手)はルイ・ラテュールのもの。
そしてボーヌ村には、かつて慈善病院として機能していたオスピス・ド・ボーヌがあります。

これがそのオスピス・ド・ボーヌ(の屋根)。きれいですよね~。
現在は毎年11月の第三日曜日(栄光の三日間の中日)に世界最大の慈善ワインオークションが開催されます。
このオークションの前日が、先にも書いたシュヴァリエ・ド・タストヴァンの叙任式があり、3日目はムルソー村でのシャトー・ド・ムルソーでラ・ポーレといわれる昼食会が開かれ、この一大イベントを「栄光の3日間」と呼ぶそうです。
ピュリニ・モンラッシェ村、シャサーニュ・モンラッシェ村からは、有名な白ワイン、モンラッシェが造られます。
④コート・シャロネーズ地区:
コート・ド・ボーヌの南に位置するカジュアルなワインの生産地です。
⑤マコネ地区:
プイィ・フュイッセという白ワインが有名。それ以外はカジュアルな白ワインが多い。
⑥ボージョレ地区:
ガメイから造られる赤ワインが有名。
って言うか、毎年11月第三木曜日に解禁となるボージョレ・ヌヴォーで有名ですよね。私も去年友人宅で飲みましたわ。2005ボージョレー・ヌヴォーを飲む会の日の日記
ん??ヴォージョレ・ヌヴォー??ヴォジョレー・ヌーヴォー??どこの部分を伸ばすのが正しいの?ま、いっか。
そうそう、「ヴォージョレ」と言えば「ヴォージョレ・ヌヴォー!!」って感じですが、ボージョレにも格付けがあり、下から「ヴォージョレ」「ヴォージョレ・ヴィラージュ」「クリュ・ヴォージョレ」と3段階になっています。
…あ~、疲れた
完全な自己満足のためとは言え、今回まとめるの疲れたわ~
しかも、もうすでに忘れている事がいっぱい…
ま、私はとりあえず今年は受験とか目指しているわけじゃないので、「雑学」的知識として頭に残っていればいいかなぁ
って感じなので気楽に行きます。
実はこのワインスクールの日、スクールが終わった後に一人1本もしくは2人で1本の割合で持ち寄り、クラスでワイン会をやりました。
たくさんの種類のワインを比較して飲む事は、なかなか人数が集まらないと難しい事なのでとても勉強になりました。また、みなさんワイン好きな方たちばっかりだったので、色々とワインのお話を聞けて楽しかったです
今年も美味しいワインをたくさんのめますように…
またまた自分の復習のためだけに色々と書かせてもらいますが、ワインに興味のない方は今日の記事はすっ飛ばしてください!!
とりあえず主にフランスワインの格付けについての基本知識について。
フランスだけじゃなく、EU諸国では4つのレベルに分類されています。最上級なのは、きっとワインを勉強した事のない人でももしかすると聞いたことがあるんじゃないでしょーか?「AOC」と呼ばれるもの。
そのAOCワインとは…
「原産地統制呼称法」と呼ばれる法律に基づいて造られるワインで、味わいには産地の個性が反映されているとか。
そして、地方→地区→村→畑と、栽培地域が狭くなるに従って品質も上がります。
ブルゴーニュでは、「畑」の中でも2種類の格付けがあって、「グラン・クリュ(特級畑)」と「プルミエ・クリュ(1級畑)」に分かれています。これに更に作り手がからんできてそのワインの品質を決めるというわけです。
ブルゴーニュワインの特徴としては、まず葡萄品種は1種類から造られたワインだという事。そしてボトルのかたちはなで肩のものです。


左がブルゴーニュで、右がボルドー。ブルゴーニュのほうがなで肩、ボルドーがいかり肩ですね。わかりやすい。
そしてワインにとってはとても大切な”作り手”、これをブルゴーニュでは「ドメーヌ」または「ネゴシアン」と呼び、ボルドーでは「シャトー」と呼びます。
さてさて、ブルゴーニュワインの葡萄品種では白ワインなら「シャルドネ」か「アリゴテ」。赤ワインなら「ピノ・ノワール」か「ガメイ」が主なものです。
シャルドネは、モンラッシェやシャブリを造る品種で、ブルゴーニュ地方とシャンパーニュ地方で主に栽培されています。白桃の香りが特徴的。
アリゴテは、よくクレーム・ド・カシスを加えてキール酒として飲まれる事が多いです★
ピノ・ノワールは、かの有名なロマネ・コンティの品種!ボルドーワインよりも色は薄く、梅やバラの香りが特徴です。味わいは酸が豊かでタンニン少な目。
ガメイは、おそらくロマネ・コンティよりもある意味有名(?!)と思われるボジョレー・ヌヴォーを造る品種です。イチゴジャムの香りが特徴的。
フランス・ボルドーと並んで有名なブルゴーニュ地区ですが、なんと生産されるワインの量はボルドーの半分以下だそうです

ブルゴーニュの主な産地は大きく分けて6つ。「シャブリ」「コート・ド・ニュイ」「コート・ド・ボーヌ」「コート・シャロネーズ」「マコネ」「ボジョレー」。
「コート・ド・ニュイ」と「コート・ド・ボーヌ」を合わせて「コート・ドール(黄金の丘)」と呼ばれています。
①シャブリ地区:
以前私の日記でもちらっと載せた、キンメリジャンと呼ばれる石灰質泥灰土壌が、酸味のしっかりとした、後味に心地よい苦味を感じさせるワインを造ります。
更に細かくシャブリを分類すると、
「プティ・シャブリ」「シャブリ」「シャブリ・プルミエ・クリュ」「シャブリ・グラン・クリュ」に分けられ、シャブリ・グラン・クリュが一番上で、格が上がるほど最低アルコール度数も高くなります。
お料理では、シャブリと生牡蠣の組み合わせが有名ですね

②コート・ド・ニュイ地区:
赤ワインがとにかく有名

中でも、ジュヴレイ・シャンベルタン村で造られるシャンベルタンは、ナポレオンがロシア遠征の際にも運ばせたと言われるほどの銘酒。
ヴージョのシャトーで行われる、シュヴァリエ・ド・タストヴァン(ワインの騎士)の儀式も有名です。

ちなみに、これがそのシュヴァリエ・ド・タストヴァンの授与式で与えられるメダルです。
そしてそして、ヴォーヌ・ロマネ村にはかの有名なロマネ・コンティがありますね!

これがロマネ・コンティのエチケットです。うーん。一生に一度は飲んでみたいですねぇ

③コート・ド・ボーヌ地区:
この地区は、シャルドネから造られる、良質の辛口ワインで有名です。
ラドワ、ペルナン・ヴェルジュレス・アロース・コルトンの3つの村からは、コルトン・シャルルマーニュという有名な白ワインが造られます。

こちらがそのコルトン・シャルルマーニュ。ネゴシアン(作り手)はルイ・ラテュールのもの。
そしてボーヌ村には、かつて慈善病院として機能していたオスピス・ド・ボーヌがあります。

これがそのオスピス・ド・ボーヌ(の屋根)。きれいですよね~。
現在は毎年11月の第三日曜日(栄光の三日間の中日)に世界最大の慈善ワインオークションが開催されます。
このオークションの前日が、先にも書いたシュヴァリエ・ド・タストヴァンの叙任式があり、3日目はムルソー村でのシャトー・ド・ムルソーでラ・ポーレといわれる昼食会が開かれ、この一大イベントを「栄光の3日間」と呼ぶそうです。
ピュリニ・モンラッシェ村、シャサーニュ・モンラッシェ村からは、有名な白ワイン、モンラッシェが造られます。
④コート・シャロネーズ地区:
コート・ド・ボーヌの南に位置するカジュアルなワインの生産地です。
⑤マコネ地区:
プイィ・フュイッセという白ワインが有名。それ以外はカジュアルな白ワインが多い。
⑥ボージョレ地区:
ガメイから造られる赤ワインが有名。
って言うか、毎年11月第三木曜日に解禁となるボージョレ・ヌヴォーで有名ですよね。私も去年友人宅で飲みましたわ。2005ボージョレー・ヌヴォーを飲む会の日の日記
ん??ヴォージョレ・ヌヴォー??ヴォジョレー・ヌーヴォー??どこの部分を伸ばすのが正しいの?ま、いっか。
そうそう、「ヴォージョレ」と言えば「ヴォージョレ・ヌヴォー!!」って感じですが、ボージョレにも格付けがあり、下から「ヴォージョレ」「ヴォージョレ・ヴィラージュ」「クリュ・ヴォージョレ」と3段階になっています。
…あ~、疲れた

完全な自己満足のためとは言え、今回まとめるの疲れたわ~

しかも、もうすでに忘れている事がいっぱい…

ま、私はとりあえず今年は受験とか目指しているわけじゃないので、「雑学」的知識として頭に残っていればいいかなぁ

実はこのワインスクールの日、スクールが終わった後に一人1本もしくは2人で1本の割合で持ち寄り、クラスでワイン会をやりました。
たくさんの種類のワインを比較して飲む事は、なかなか人数が集まらないと難しい事なのでとても勉強になりました。また、みなさんワイン好きな方たちばっかりだったので、色々とワインのお話を聞けて楽しかったです

今年も美味しいワインをたくさんのめますように…

クラスのみんなはこれ読んで勉強すればいいわけね。
コメント①
多分、「ボージョレ・ヌヴォー」かと。
コメント②
ムルソーにはグラン・クリュはないよ。モンラッシェができるのは、ピュリニーとシャサーニュの二つの村だけです。
旦那に「あなたが行きなよ!私お料理で手一杯だし」と、つい数日前も話していましたが、やっぱりわたしが行く!いつか・・・。
また、アップしてね
ありがとう!直しておきました
>たまママさん
そうですよ~。こうなったらワインスクールもとことんご一緒に…どですか?
今行ってるワインスクールは私たちのお料理仲間のメルローさんも通ってたところですし~。
>パパ
ありがと。じゃあどっちでもいいのかな。