馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

アメリカ中西部バスケ聖地巡礼の旅(1日目:3月23日)

2005年03月31日 | アメリカ中西部バスケ聖地巡礼の旅
私の幼馴染N君は、ここ1年程カリフォルニアにある大学で女子バスケットボールチームのコーチングスタッフの一人として働いていた。彼が今月一杯でチームを離れ日本に帰ることになり、帰国前に一度こちらに遊びに来たいというので急遽企画されたのがこの、「アメリカ中西部バスケ聖地巡礼の旅」。

前回の巡礼の旅は、Football StateであるTexasを訪れ、11日間でNBA6試合を観戦。バスケットボールがどれだけしっかりTexasに根付いているかを確認した。今回はバスケットボールのメッカ、Indianaを中心とした中西部の3州に存在する聖地を巡礼しながら、N君との旧交を温めるという企画。

彼が来た当初は取りあえず我々の住む町を案内、特に見せるものもなくゴルフなぞしてお茶を濁していた。いよいよ町を出ようということになり、まず訪れたのが州都Indianapolis。カレッジバスケットボールファンにとっての聖地、"NCAA Hall of Champions"から見学開始。


(真ん中奥がNCAA本部、左の旗がたなびく建物がHall of Champions)

NCAAの本部はIndianapolisのダウンタウンの中心から数ブロックという距離に位置し、歴代の各種目における優勝チームやトーナメントに関する展示が行われている、”Hall of Champion”が併設されている(何としたことか、ここは03-04版地球の歩き方インディアナポリスの欄には載っていない)。バスケットボールの展示の中には、DivisionⅡで史上最多優勝回数を誇る彼の学校の名前もあり、きっと彼も誇りに思ったことであろう。

ここでバスケファンにお薦めしたい展示は2つ。一つは、2階の”Gymnasium”。バスケットボールのハーフコートなのだが、過去のNCAAトーナメントにおける記憶に残るシュート(Ex.JordanのGeorgetown戦のシュート、LaettnerのKentucky戦でのターンアラウンド・ジャンパーなど)のビデオが繰り返し上映され、更にコート上のそれらのシュートが放たれたスポットにはマークが付けられている。という訳でビデオを見ながら実際にシュートを真似することができる、というマニアにはタマラナイ場所なのである。僕達はおそらくここで30分近くシュートを打って騒いでいたと思う。

もう一つは、2階の”Games of the Season”にある、1980年くらいからの各年のNCAAトーナメント名場面。画面にタッチするだけで各年の名場面が音楽と共にスタートする。ここでも二人でおそらく15本近くを見ただろうか。Danny Manning率いるKansasが出てきた時は、それが僕とN君が丁度NCAAを見始めた時期だったので、非常に懐かしくなった。

N君はショップでNCAAグッズをしこたま買い込んでいた。その後は次なる聖地、Consecoへ向かいSpurs VS Pacers観戦。N君もコンセコのレトロ調の作りや、通路に設けられた数々のIndiana Basketballに関する展示、それから30分前までは自由席というファン寄りのシステムに、「さすがインディアナ」と感心していた。試合の方は、両エースを欠きながらもなかなか熱の入った試合になった(詳細はこちら)。

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