例のごとく開始1時間半前に開場に到着。何より驚いたのは、スパーズのシューティングに怪我のダンカンを除く全員が現れ、しかもシューティングがきちんとOrganizeされていて、実際のゲームに近い状況でシュートが打てていること。これがチャンピオンチームの持つべき姿勢なのだろうか。
片や怪我人が多く、シューティングすらままならないペイサーズ。ただでさえArtest、O'Neal、Tinsleyを欠いているのに、この日は更にFred JonesがStomach Virusに感染して欠場。David Harrisonもおらず、ほんとよくこれで戦っているな、という感じ。
しかし、Jermaine O'Neal欠場後から昨日(3月29日)までの成績はなんと8勝5敗!幾つか理由はあろうが、まずはReggie Millerの好調。まるで時計を戻したかのような活躍でチームを引っ張っている。この日も前半だけで13点を計上、結局21点でリーディングスコアラーになった。
またDale Davisの加入も無視できない要因。Pacers加入後は一試合平均6.6点、9.2リバウンド、1.7ブロックを挙げており、特にリバウンドとブロックは48分当たりに換算すればリーグ12位、23位にそれぞれ該当する数字。今更ながらなんでGSが彼を使わず、NOが彼を放出したのだろう、と考えてしまう程。この日は4ブロックとディフェンスに冴えたところを見せていた。彼が来てからレジーが好調になったのは、Dale Davisのスクリーンがうまいから、もしくはJermaine O'Nealのスクリーンが下手だったから?
僕がこの間の好調の原動力として特に注目しているのはAustin Croshere。特に3月22日のNets戦でスタメンに入ってから、以来5試合で一試合平均14.4点(シーズン平均9.3点)、6.4リバウンド(5.3本)、FG率44.7%(39.2%)と通常を上回るパフォーマンスを見せている。
この日も、ポストアップよりもミドル~3Pレンジからの1on1が得意というCroshereのために、PacersはCroshereを絡めたPick&Rollを多用。通常Pick&Rollでは、スクリーナーはインサイドにカットするが、Croshereの場合は外に開き、ミドルシュートもしくはシュートフェイクからの鋭いドライブインを狙う、というパターン。特にReggieなどにスクリーンに行ったような場合は、CroshereのディフェンスがかなりタイトにShow-upせざるを得ず、結果素早く開いてシュートを狙うCroshereに対して、逆サイドからローテーションしなければならないなど、ディフェンスはかなり崩されていた。彼のサイズ、スピードとシュートレンジの広さを生かすためにうまくデザインされたプレイで、相手にとってはかなり守りづらいのではないだろうか。
一方のスパーズは前回の観戦時にも述べた通り、アーリーオフェンスを多用。またアーリーから入るフォーメーションも多く見られた。GinobiliのPick&Rollからディフェンスとスクリーナーの狭い間を割ってはいるドライブインは芸術的とも言える。一方で彼が優れているのはドリブルからの動きだけ、という訳ではなく、ボールをもらう前にディフェンスを見ながらミートを変えるなど、オフェンスのフローに逆らわず且つ相手にとって守りにくいプレイをしていた。KobeやAI、Marburyなど、ボールをもらってからのクロスオーバーに過剰に頼っている昨今のNBA選手には、ぜひGinobiliのプレイを勉強して欲しいものだ。
試合は終始ペイサーズがリードし100-93で勝利。
(Box Score)
(Recap)
片や怪我人が多く、シューティングすらままならないペイサーズ。ただでさえArtest、O'Neal、Tinsleyを欠いているのに、この日は更にFred JonesがStomach Virusに感染して欠場。David Harrisonもおらず、ほんとよくこれで戦っているな、という感じ。
しかし、Jermaine O'Neal欠場後から昨日(3月29日)までの成績はなんと8勝5敗!幾つか理由はあろうが、まずはReggie Millerの好調。まるで時計を戻したかのような活躍でチームを引っ張っている。この日も前半だけで13点を計上、結局21点でリーディングスコアラーになった。
またDale Davisの加入も無視できない要因。Pacers加入後は一試合平均6.6点、9.2リバウンド、1.7ブロックを挙げており、特にリバウンドとブロックは48分当たりに換算すればリーグ12位、23位にそれぞれ該当する数字。今更ながらなんでGSが彼を使わず、NOが彼を放出したのだろう、と考えてしまう程。この日は4ブロックとディフェンスに冴えたところを見せていた。彼が来てからレジーが好調になったのは、Dale Davisのスクリーンがうまいから、もしくはJermaine O'Nealのスクリーンが下手だったから?
僕がこの間の好調の原動力として特に注目しているのはAustin Croshere。特に3月22日のNets戦でスタメンに入ってから、以来5試合で一試合平均14.4点(シーズン平均9.3点)、6.4リバウンド(5.3本)、FG率44.7%(39.2%)と通常を上回るパフォーマンスを見せている。
この日も、ポストアップよりもミドル~3Pレンジからの1on1が得意というCroshereのために、PacersはCroshereを絡めたPick&Rollを多用。通常Pick&Rollでは、スクリーナーはインサイドにカットするが、Croshereの場合は外に開き、ミドルシュートもしくはシュートフェイクからの鋭いドライブインを狙う、というパターン。特にReggieなどにスクリーンに行ったような場合は、CroshereのディフェンスがかなりタイトにShow-upせざるを得ず、結果素早く開いてシュートを狙うCroshereに対して、逆サイドからローテーションしなければならないなど、ディフェンスはかなり崩されていた。彼のサイズ、スピードとシュートレンジの広さを生かすためにうまくデザインされたプレイで、相手にとってはかなり守りづらいのではないだろうか。
一方のスパーズは前回の観戦時にも述べた通り、アーリーオフェンスを多用。またアーリーから入るフォーメーションも多く見られた。GinobiliのPick&Rollからディフェンスとスクリーナーの狭い間を割ってはいるドライブインは芸術的とも言える。一方で彼が優れているのはドリブルからの動きだけ、という訳ではなく、ボールをもらう前にディフェンスを見ながらミートを変えるなど、オフェンスのフローに逆らわず且つ相手にとって守りにくいプレイをしていた。KobeやAI、Marburyなど、ボールをもらってからのクロスオーバーに過剰に頼っている昨今のNBA選手には、ぜひGinobiliのプレイを勉強して欲しいものだ。
試合は終始ペイサーズがリードし100-93で勝利。
(Box Score)
(Recap)