経験してきたことは何一つ無駄にはならないんだっていうこと

久し振りに書いてます。

サポステでの話ではないんですが……

ある職業訓練講座を受講されていらっしゃる方と、その応募書類作成を目的とした面接を担当する機会がありました。
そこで、とても印象的な言葉をいただきました。

その職業訓練で学び始めた仕事について「もっと早く、この仕事に出逢っていればよかった。それが悔しい。」というものです。「でも、この学習機会に出逢えたことはとても幸せだと実感している。」とも。

サポステの利用者世代の子供がいらっしゃる方で、私とほぼ同世代です。

この方が、どうしてこの仕事に目をつけて、仕事を辞めてまでこの職業訓練講座を受けようと決心したのかを考えてみました。もちろんご本人の心のうちが覗ける訳ではありませんから、あくまで推測です。

でも確かなことが一つ。過去の経験とそこから感じ学んだことが、いまのこの気持ちにつながっていることは確実だということ。もし異なる路を歩んでいらしたら、或いはご本人の仰るようにもっと早くこの仕事を目指すような結果になっていたのかもしれません。もし、そうだとしても、とても充実している前向きだといういまのこの気持ちは、ご本人の歩んできた路があればこそのものだと、私は感じます。

仕事だけじゃなくって、趣味だって遊びだって、歩んできた路、経験してきたことは何一つ無駄
にはならないんだっていうこと。その上に今の自分は居るんだってこと、それを再確認できたよい機会でした。

というか、歩んできた路の延長上にしか自分は生きられない。ならば、変えられぬ過去に悩み苦しむよりは、それを受け容れてこれから先の時間につなげ活かすことを考えてみませんか。

東毛サポステのスタッフは、みなそんなことのお手伝いをしたいなと考えています。