厚生労働省のワクチン分科会は今シーズンの定期接種に使う新型コロナウイルスワクチンとして「レプリコン」という新しいタイプのを含む5製品の使用を了承した。65歳以上の高齢者と60歳から64歳までの基礎疾患のある人が対象。
米ファイザーなど3社のmRNAワクチンと「MeijiSeikaファルマ」が開発したmRNAが細胞内で複製される「レプリコン」、武田薬品の組み換えタンパクワクチンである。
だが実はこの「レプリコンワクチン」には不安だらけと言う指摘があるようだ。「レプリコン」とは生物学的用語で、「複製されたmRNA]のことです。このレプリコンワクチンとは「注入されるRNA。」のことです。そして「注入されたRNAが自己複製されるワクチン」です。コロナワクチンが当初期待されたほど有効でなかった理由の一つは「ワクチンの効能が短期間で失われるから」です。それを考えると「レプリコンワクチン」なら一度接種すれば、ワクチンの有効成分(mRNA)が自己複製され、その結果ワクチンの効果が長持ちする」と一応考えられます。しかしそう簡単に素直にうなずけない理由が二つあるようです。
一つは、コロナワクチンの効果が短時間で失われるのは、ワクチンの効果が減少するというよりはむしろウイルスが短期間で形を変えることに原因があるからのようだ。コロナウイルスの構造は1本鎖RNA型であり、生物学的に簡単に変異が起こります。実際に新型コロナウイルスは、武漢型、アルファ型、デルタ型、オミクロン型、更にオミクロン株がXBB、BA1、BA2,JN1、KP2,KP3などまるで既存のワクチンからすり抜けるように次々と形を変化させてきました。このことから効果が長続きしないことが解かります。
もう一つの理由は「安全性」です。mRNAワクチンは導入当初は、「mRNAを体内に入れても安全性は担保されるのか」という疑問の声が少なくありませんでした。この疑問に対し行政や感染症専門医らは「ワクチンとして体内に注入されたmRNAはすぐに分解されるから心配ない」と説明してきた。この「短期間で分解されるから安心」と言う説明に疑問を呈する人も少なくなく、「短期間で分解されない」と言う論文もあるようです。
7月下旬にかかり付けの呼吸器の専門医に「コロナワクチン接種について」質問してみましたが、明確な回答はなく、従前どおりの感染予防を徹底すのがベストな選択だと思った次第です。
政府は「コロナワクチンの副作用に伴う補償を確りやって欲しいものだ」とつくづく思いました。マスコミもほとんど報道しませんね。