後期シルバーの戯言

一寸した日常生活・身辺雑記と旅日記

八十二文化財団の講座

2011年09月28日 | 戯言

八十二文化財団の教養講座「大作曲家たちとピアノたちの歴史」が二回に亘り開催された。

第1回は9月18日 ハイドン・モーツァルト・青年ベートーベンのピアノとは?
第2回は9月25日 月光ソナタや悲愴ソナタはピアノで弾かれなかった?

事前に申し込んであったので聴きに行った。開場はホクト文化ホール小ホールである。講師はフォルテピアノの演奏家・研究家の平井千絵さんで、NHK の「ハイビジョンクラシッククラブ」、同BS2の「クラシック倶楽部」、同教育テレビ「芸術劇場」でおなじみの方である。

恥ずかしいことだが、フォルテピアノは名前は聞いたことがあるが、いかなるピアノか其の演奏家もいるとは知らなかった。チェンバロの次に発明された鍵盤61鍵の楽器で、弦を弾く構造から弦を叩く構造に変更されており、現代ピアノ(88鍵)の前のピアノだそうだ。

現物のフォルテピアノは木製でペタルは無く、ハンマー・鍵盤(白鍵・黒鍵が現代ピアノと色が逆)・弦の張り方、右ペタルの機能は膝で押し上げる構造になっているなど解説があった。
今回使われたフォルテピアノは先生の所有で2003年のオランダ製だそうだ。。、

モーツアルトはフォルテピアノの時代で作品は総て61鍵の中に治まっているのだそうだ。ベートーベンも若い頃はフォルテピアノの時代で「悲愴・月光・テンペスト」はこの61鍵の中だそうだ。
講座の最後には「月光ソナタ」を演奏して下さり、歯切れの良いすっきりした音色で感嘆した。

 

 

 

 


清水寺至宝展

2011年09月15日 | 戯言

長野市内の水野美術館で8月6日から開館10周年特別企画展「清水寺の至宝展」が開かれている。清水寺へは昔参詣した覚えはあるが、神社・仏閣・仏像・古美術に興味があるわけでもなく本殿の舞台しか記憶がない。せっかくの機会なので先日水野美術館を訪れた。

仏像・古美術には全く造詣が無いので感じ入るばかりである。鑑賞に来ている方々は思ったより大勢いたが殆ど中高年で、当然だろうが参詣に来たわけでは無く仏像の鑑賞に来たのだろうから、仏像の前で手を合わせている方はいなかった。しかし僧侶など仏教徒だったらどうだろう。

展示作品は仏像・古美術併せて55点展示されていた。普段清水寺へ参詣に行っても見ることの出来ない秘仏の仏像もあって、それが真近に見られるとは思いもよらないことだ。
展示仏像の主たるものは

本堂; 御本尊十一面千手観世音菩薩立像(秘仏)の御前立立像
     並びに 雷神像・風神像 及び二十八部衆の内 
     摩羅伽王・広目天・増長天・持国天・多聞天・迦楼羅王の各立像

宝蔵殿; 毘沙門天立像・十一面観世音菩薩立像 共に重要文化財

奥の院; 三面千手観世音菩薩坐像(御本尊)重要文化財 秘仏
      
      地蔵菩薩立像・毘沙門天率像 共に脇侍で 秘仏  

古美術では「清水寺参詣曼荼羅」が京都府指定文化財に又、真興筆 縛日羅駄都私記が重要美術品に指定されており、私の目をひいたのは月照上人の書と仏画、及び江戸時代のものだが清水寺境内図屏風・清水寺遊楽図屏風であった。     

10月下旬には京都世界遺産巡りのツアーで比叡山・金閣寺・清水寺・西本願寺を回ろうと思っているので、この展示品を思い出しながら清水寺を参詣するつもりだ。


白内障の手術ー3(最終)

2011年09月06日 | 戯言

8月23日の診察では徐徐に回復、点眼回数は1日4回となった。

2週間後の9月5日再度診察殆ど回復、次回は1カ月後の診察となった。この日の視力は左右とも悪く左0.6右0.4であった。左はレンズを入れ1.0だが右は0.6だった。

このままでも今の眼鏡で特段の支障は無く、従来通りの生活は出来るのだが、1か月後の診察の際今の眼鏡の補正が必要か医師と相談するつもりだ。
兎も角不注意から治癒に普通より1カ月程長期間を要したが無事終わったということだ。