高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

大阪代表の気持ちで 

2007-04-02 | インポート

 先月15日に、近畿府県農業法人協会の交流会が杉五兵衛さんで行われました。

 この会は近畿2府4県の農業法人協会が毎年持ち回りで担当されていて、今年は大阪が担当だったようです。
 
 毎年ホテルで開催されるそうですが、前年の滋賀がその献立の中に郷土料理を取り入れたそうです。大阪の現会長でもある杉五兵衛の園主が以前から考えたいたことを先に実現されたそうで、「してやられた」と思ったそうです。

 そこで、大阪では更にこだわって、杉五兵衛の料理とともに大阪の各生産者の方の野菜を使った大阪らしい料理を振舞おうということになり、以前から魚菜の会を通じて交流があった私に声が掛かりました。

 参加される方は国の農水省関係を含めて、近畿各地より70名。杉五兵衛さんへの関心の高さもあり、例年よりもかなり人が多いそうです。当初はメインの食事を補う感じで、人数分なくても良いということだったのです。が、試食会での料理が大変好評で、折角なので参加された皆さんに食べて頂きたい、ということで一口ずつながら鱒の料理を除いて、全て70人前を揃えることになりました。

 近畿各地の生産者が一同に揃う機会です。大阪の生産者の方も良く知った方もおられますし、なにより会長の杉五兵衛の意気込みに応えたい。しかも今回は平日で、時間の余裕も余り無いので、 一人で仕込み等を行いました。
 かなり大袈裟かもしれませんが、「くいだおれ」を背負って立つ大阪代表の気分でした。

 続く。

コメント
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