とりあえず無名の山 09.3.1
日曜日に土曜日の高鉢山と同じように、今年の目標としていた山に上がってきました。山の名前ですが、いまのところ不明です。無名なのか、私が知らないだけなのか。何らかの呼び名が地元にはあると思うので、機会があれば聞いて見たい。
鳥取市に合併した鹿野町のはずれから、河内川の上流を望むとしっかりした山容の、いかにも「山」といった感じの山が目に入る。地図には山名はもちろん、三角点も独立標高点の記入もない。等高線は980mで廻っているので、980m以上990m以下の標高だ。山頂と思われる場所に中国電力の鉄塔が見えるのは興ざめだが、鹿野町を代表する標高920.6mの鷲峰山より高い。地図を良く見ると山頂は300mほど隣町の三朝町に入った所にある。
三朝町境の佐谷峠から尾根通しに上がっていく。このところの陽気で雪が消えてしまっているが、たいしたヤブコギではない。718mの独立標高点からは、これから上がる山頂も良く見える。右端の鉄塔の位置がほぼ山頂だ。ここからワカンを着ける。
とりあえず無名の山 09.3.1 (独標718mから)
左手には、昨年4月に上がった河内川源頭の独標1142m、真ん中奥に見える山は土曜日に向かった高鉢山ではないだろうか。
ところで、独標1142mはすぐ隣の三角点名「二軒小屋」と区別せずに「ゴーロ」あるいは「アタマワレ」と鹿野では呼んでいるようである。ピークを示す呼称というより河内川源流の山塊を指す呼び名であろう。「アタマワレ」は地形の特徴を良く捉えていて、いい得て妙である。確かに山が半分に断ち割られたように鹿野側は急斜面の崖となっていた。
独標1142m 09.3.1 (独標718mから)
独標905mに上がる頃には、曇っていた空から細かな霰も降ってきた。この独標905m近くなると結構大きなブナも目に付くようになる。総じて三朝側は桧の植林、鹿野側は自然林といった植生になっている。
山頂も近くなるとガスも出てきて幻想的な雰囲気となるが、鉄塔周辺の切り開きからの展望を期待していたので残念だ。
山頂のわずか西側に鉄塔があり、標識には「新鳥取線132」とあった。おそらくこの鉄塔にも中国電力の管理道が付けられているはずだが、どこから入るのか不明である。わかれば雪の無い季節でも楽に上がれるのだが。
鉄塔標識 09.3.1 (山頂近く) オオカメノキ冬芽 09.3.1 (独標905m)
霧の中 09.3.1 (山頂付近)
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