永遠の生命、安心

永遠の生命と永遠の安心を得る方法を紹介します。

宮中歌会始め (きらく仙女さんの日記の転載)

2018年01月13日 | 日記
今朝こちらの気温は-9℃以下になりました。
皆様の所も寒い日になっていますでしょうか?

昨日の宮中歌会始で披露された作品の御題は「語」でした。

両陛下の御歌は、
「語りつつ あしたの苑(その)を歩み行けば 林の中に きんらんの咲く」
「語るなく 重きを負(お)ひし君が肩に 早春の日差し 静かにそそぐ」

語の有無が陰陽対句のようで御洒落に感じます。そして長年月を
共にして来られた御二方の穏やかなひと時が美しく哀しいですね。
「きんらん」は絶滅が危惧されているランの一種だそうです。

年頭の日記に「潜移黙転」の話が出ましたが、言葉は難しいですね。
一言失すれば、長年の努力や乗っていた好運気を失う大事になったり、
一言も発しなければ又、色々と憶測や誤解や混乱を招いたり、・・・

語は「吾の言」ですから、「語を大切に」=「自己を大切」でしょう。
私も今年は特に、語る言葉に注意したいと改めて思っております。

語るごとに 暖まる語を思いつつ 静かに吾が身 修めつづけむ
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新年 (きらく仙女さんの日記の転載)

2018年01月01日 | 日記
新年おめでとうございます。
清々しい元旦をお迎えになったことでしょう。

ご承知のように今年は戌年ですね。(農暦では未だですが)

戌(音読はジュツ)の文字は角川大字源では、
① いぬ―動物では犬・方位では西から30度北・季節では秋・
月では陰暦9月・時刻では午後8時およびその前後2時間
② まこと(誠)・・・うつくしい(鮮・美)・あわれむ(恤)
象形―大きな「まさかり」の形・・・と説明されています。

学研の漢字源には、似ている文字の覚え方として、
「立てばうち(伐)、すわれば守る(戍)人と戈(ほこ)、
土(戊)に一ひく犬(戌)の影かな」と載っています。
犬は古くから、人を守る役目の動物とも謂われます。
土の上に臥す姿は身近で、神社の狛犬も番犬風ですね。

確かに犬は、人と親密な関係の代表的な動物でしょう。
私の所にも以前、黒い犬が居りました。超マジメな利口者で、
人の気持ちを忖度したり、先回りして行動するような子でした。
考え過ぎるために疲れやすくて、その様子が面白くもあり、
また可哀そうでした。人のような修養が難しいですから。

北極真経12集の戌集は尖離披合(尖披離合)という御話です。
いわゆる霊功(真霊を活用する修功)について説かれています。
霊功というのは自身の真霊があっての功ですから、順序として、
真霊の基を設定し、その状態(候)を安定させるという事が
先決問題になります。それは基本的な修養に他なりません。

為すべきことは、常に慌てず急がず、気を静かに心地良く、
先天炁の自然を妨げないようにする、それが最適になります。
狂喜せず、激怒せず、損得や勝ち負け、好き嫌いにも囚われずに、
ただ一つ一つの物事を大切に丁寧に行う日々の修養が最善になります。
それに由って心身の基が安定し、何事も好転してゆくという道理です。

「潜移黙転」という道語を思い起こされた方もおられるでしょう。
修養に重要な「黙転」は不要な発言を慎む態度とも関連しています。
頭であれこれと考え過ぎて無駄なエネルギーを消耗するのを控えて、
なるべく真の力(炁の力)が自然に蓄えられるように「黙」して、
その力が発動されて当然の好転が起こるようにしたいものです。

皆様が愈々今年、そのような自然の好循環に入られまして、
明るく有意義に、そして楽しく前進されますよう、
念頭に当たり謹んでお祈り申し上げます。

本年も宜しくお願いいたします。
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