追記をしたので最新の記事にしておきます。
年齢の話で思い出したが、ケニアのナコミチャ・ダサバが38歳。
ケニアの元日本人監督、菅原貞敬は、ナコミチャについて、
「彼女には40歳まで現役を続けろといってあります」と話していた。
「菅原監督はケニアバレーの全てを築いた監督だ」とナコミチャが話すように、どの選手からも相当慕われていたようだ。
ケニアチームは、1点を決めたときの喜びを、体全体を使って表現をする。
そして、全員が常に楽しそうにバレーをしているし、見ているほうも楽しくなる。
日本やアメリカ、中国などの世界トップクラスのチームには、練習場というものがあるが、ケニアチームはそれが満足に取れるような状態ではなく、外で練習をしたりということも珍しくはなかっただろう。
ケニアでは実業団が4チームある。それら全てに所属できれば1日450円、チームによって日当が300円ほど出る。月20日ほど練習をするため、選手たちの月収は約9000円。
結婚をし、子供を持つ選手もとても多いので、生活のためにバレーをするという選手もいるが、でもそれだけでは、家族を養っていくことはとても厳しい。
ケニアのサッカー選手は、日当が7000円もある。このような差も、バレーがマイナーであるからだ、と菅原監督は言う。
日本のことに話が移るが、サッカー等のほかのスポーツよりバレーの方が世界ランクは高く、ランク的に言えば日本のナンバーワンスポーツと言っても過言ではないだろう。日本のメディアは、サッカーの試合があったときは、勝っても負けても大々的にとりあげる。だがバレーボールのことなんて、勝っても負けても狭小、且ついい加減だ。
そのようになっていては子供たちが「やってみよう」と思ってみることもないだろう。子供たちの目はメジャーなスポーツ、サッカー、野球などを向くはずだ。
バレーボールをメジャーにするためにも、世界にバレーボールを広めていくことは重要だと思う。菅原監督は、自分が指揮をとったケニアのことだけでなく、「バレーボール」という競技そのもののことを深く考えていることがわかる。
ヨーロッパのチームにあるコンビバレーや粘り強さの面で欠けるものがあり、まだまだ世界との差は大きいケニアチーム。
そして残念ながらケニアは、今年1月に行われたオリンピックの大陸予選でアルジェリアに負けてしまい、2大会連続のオリンピック出場はならなかった。
菅原監督は去年(一昨年?)監督を交代したが、ケニアにバレーボールの楽しさを広め、選手たちを心から愛する人だ。
これからもケニアバレーの発展に期待し、ケニアの選手を応援していきたい。
KAZAKHSTAN
Yuliya Kutsko
Olga Karpova
Inna Matveyeva
Natalya Zhukova
Olga Nassedkina
鉄のハンマーこと、郎平監督。アメリカ名Jenny。
アメリカの選手が入場するより、ずいぶんと前に入ってきた。
スペインの従兄弟に日本名があるのと同じ、郎平にもアメリカ名があるんじゃないかと考え、詮索すると、Jennyとあった。アメリカ名がJennyというのも驚いた。
Jenny、眼鏡をかけないと、ふっくらおたふくさんのようだけど・・・
眼鏡をかけると、一寸(ちょっと)怖い?、Jenny
でもどこか冷徹な感じがして、頼りになりそうなJenny
Heather Bown
そして、郎平監督の見出した逸材。
Kimberly Glass
でもこの日はあまり調子が上がらず、ブロックにつかまることも多かったグラース。だけど豊かなジャンプ力とパワーから繰り出されるスパイクには、やっぱり北京五輪でも魅せられた。
逆に、打てば打つだけ決まっていたウィロビー。
Kim Willoughby
最高到達点315センチという脅威のジャンプから放たれるスパイク、敵陣の穴をついたいいサーブ。北京五輪の準決勝、キューバ戦で、最後の得点を挙げたのがこの人だった。
と、もう一人、期待のホープが現れた。
Foluke Akinradewo
ゴーグル装着、ハニーフ2世?!
20歳のフォルケ・アキンラデウォ。
前にも書いたけど、最高到達点は何とあのカルデロンを越す、331センチ。
最終局面で登場、いきなりスパイクを決めたフォルケ。
間違いなくアメリカの次代を担う選手といえるだろう。
Lindsey Berg
Danielle Scott
Tayyiba Haneef
Kristin Richards
JAPAN
今季限りで引退?竹下選手
リベロ、佐野選手
まだまだ現役続行!多治見選手
勝利後、笑顔を見せるサオリン。
そして、北京出場の立役者となったのは、
プリンセス・メグ
試合後の笑顔
もう、プリンセスじゃないか。真のエースとなった栗原選手。
でもやっぱり笑顔はプリンセス。
ロンドンでは、メダルを目指して頑張れメグ!
トヨタ車体の公式サイトにレナタ(Renata colombo)情報が(こちら)。
ようやくかという感じだけど、レナタが来る(既に来日している?)
月刊バレーボール11月号の新外国人選手というところを読むと、やはりレナタの名前が!今年の外国人選手は本当に大物ばかり。
海外ファン(ヲタク?)としてはこれを逃すわけにはいかないだろう。
現在決定している外国人選手は、
張越紅(Yuehong Zhang)CHN 東レ
シンディ・ロンドン(Cindy Rondon)DOM デンソー
ローガン・トム(Logan Tom)USA 久光製薬
ハニーフ・タイーバ(Haneef Tayyiba)USA パイオニア
ロペス・フェヘイラ(Lopes Ferreira)BRA NEC
レナタ・コロンボ(Renata Colombo)BRA トヨタ車体
タチアーナ・アルヴェス・ドス・サントス
(Tatiana Alves Dos Santos)BRA JT
シダルカ・ヌネス(Sidarka Nunez)DOM 日立佐和
こうしてみると、欧州の国から選手が来ないのが残念。
ポーランドやロシアなどから選手を呼べば面白そうなものだが。
武富士、シーガルズの2チームはこのままなのか。とりあえずレナタの車体入りは確実。またひとつ観戦の楽しみが増えた。
何度も同じ写真だけど、レナタ
Vでも吼えるか?!ハニーフ
東レアローズに、張越紅(チョウ・エツコウ)の入団が決定。
張越紅といえば、アテネ五輪の決勝戦で最後の1点を決めた選手で、
そのときのスパイクが脳裏に焼きついている。東レでもどんなプレーをしてくれるのか楽しみだけど、あと3週間でコンビ面など合わせられるかという不安もある。
今年のVは強力な外国人選手ばかり。うーん、来年の受験終わった後の観戦が楽しみ!
ただその前の受験という山を登りきれるか不安だし、観にいけるのは大阪。
一番の目的であるトムはそのとき、秋田にいる。トムは日本でプレーするとしても、おそらく1年だろう。
トムを観るために受験をがんばろう、と思ったのに、トムを観られないなんて!あんまりじゃないか。
本当は3月20日に大阪で、と思ったけど、どうしてもトムが観たいので、受験後すぐに観戦すると勝手に決めた。あとはそれに向かって、気持ちよく観戦をするために勉強を頑張るのみ。
追記 3月8日、岡山でのチケットを取ったので確実にトムが観られる!
あと、3月20日の大阪でのチケットも取ろうと思うので、観戦は2日間。
変則的なスパイクフォームのサウスポー、ザイツェワ(Irina Zaitseva)
ずっと笑顔で、楽しそうにプレーしていた
カザフスタン高さのあるブロックも、アメリカを止めることはできず
ナセドキナ(Olga Nassedkina)とザイツェワ
アメリカに負けたけど笑顔だったイリュシェンコ(Xeniya Ilyuchshenko)
WGPのときの写真なのでかなり前だけど、まだ何枚かあったのでアップ。
カザフスタン全体を見て、笑顔でプレーするいいチームだなあと思った。
時々パブロワがキレたりする場面があるけど、それもまた味があっていいなあと思うようになった。以前の自分は、キレるパブロワに対して
嫌悪感、いや、そこまでいかないか。
嫌いとまではいかなかったけれど、いつパブロワがキレるか、何が起きるかわからないカザフスタンのコート内の不穏な空気が嫌だった。
パブロワを怪我で欠いていたこの大会、キレるパブロワがいなかったら、少しはまとまるんじゃないか、とも考えた。
でもそれは違った。チームをビシッと締めるキャプテン、パブロワがいないカザフスタンは、まとまるどころか以前よりまとまりがなく、完全に緩んで?いるようだった。
そして、いつしかそれはパブロワがカザフスタンのコートにいる、という安心へと変わった。
パブロワがいないと、カザフスタンというチームはこんなにも変わってしまう。それを知らずに、パブロワに対しての嫌だ、という気持ちを抱いた自分を恥じた。そしてそのことををきっかけに、どの選手も応援したいと思えるようになったし、もっと深いところに入ってみたい、という気持ちになった。パブロワを次に観られるのは、いつだろう。
それがいつになっても、カザフスタンを、パブロワを応援し続けたい。