VolleIsm~バレイズム~

Volley+Ismの造語。日本国内、世界のバレーの魅力を発信します!(現在、書籍化計画の記事は非公開にしています)

2009年度各国情報

2008-12-23 | バレー情報(国内・海外)

ロシア協会が動いている。北京五輪、準々決勝敗退という悲惨な成績に終わったロシア。こうなると協会もじっとしてはいられないらしく、ジョバンニ・カプララ監督は即退任。次期監督を日本と同じく海外からも公募している。
その中で目に留まったのが、カルポリ監督が監督として復帰する可能性がある、と。「カルポリ監督=ロシアの赤鬼」で、試合中でもなりふりかまわず大声で怒鳴るといったイメージだが、そうでもしない限りは崩れてしまったロシア再建は難しいだろう。
実際、カルポリ監督はアテネでも銀メダル。それも中国から2セット連取してから負けた、あの大熱戦を繰り広げた。
しかし北京では・・・あんなにぼろぼろに崩れたロシアは初めて観た。シャチコワ、ガモワとアテネで活躍した選手を数名擁しながら、ブラジルに全く歯が立たない。20点を取れたセットが1セットも無かった(こちら)。
きっと勝ち上がって、ブラジルと激闘を演じてくれるのではないかと信じていたのに。北京でのロシアには、本当に驚かされた。
そして他に、シャチコワ、ゴーディナが引退するのではというようなことも囁かれている。両選手ともに2007年のワールドグランプリで見たが、素晴らしい選手だった。

2007.08.17

この画像を見て思い出した。このときからロシアが崩れ始めていたといったらそうかもしれない。ボロダコワやシャチコワがスパイクを大きくふかしたり。
カルポリ監督が手塩にかけて育てた、セッターのシェシェニナもいない。勝ちに行っているメンバーではなかった。このとき正セッターを務めたアクロワが途中捻挫してしゃくりあげながら退場すると、何かが欠けて動かない機械のように機動力を失った。この日の試合、ロシアはポーランドに完敗だった。

主力とも言って良い選手であるシャチコワが引退するとなれば、更に厳しい現状を突きつけられるのではないかと思う。まあ、そこはカルポリ監督(だったら)の手腕にかかっているのか。
何はともあれ、ロシアの次期監督は誰なのか注目。


さて話がトルコに移る。
妊娠してバレーボールから離れていたネスリハン・ダルネルが所属チームのテネリフェ(フランスリーグ)というチームで復帰したという情報がある。
これでトルコ代表の戦力も更にアップ。欧州のダークホースが更に怖い存在になった。今後、世界のトップクラスのチームを次々と破っていく力はあるトルコ。

2008.06.21

今年のワールドグランプリで、初めて観たトルコには驚かされた。
ネスリハンが代表から離れていて、怖い選手はセダとエスラ、この二人さえどうにかすれば簡単に勝てる相手かなあと思って試合を見ていた。
が、決して誰か一人に偏っていなかった。全員が良く拾う。そしてサーブは良いし、ついにはフルセットの勝負になった。何とか日本が勝った試合だったが、そこにネスリハンがいたら、間違いなく日本は負けていただろう。
欧州のダークホース、トルコからも目が離せない。


最後に、ワールドグランプリ2009の出場国12チーム。
ブラジル、アメリカ、プエルトリコ、ドミニカ共和国、オランダ、
ドイツ、ロシア、ポーランド、日本、中国、韓国、タイ

アメリカは、念願のトムを3月に観て、2度目となるか。トムは本人がビーチをやりたいときはビーチ、インドアをやりたいときはインドア、と決めているようだ。個人的にはずっとインドアを続けてもらいたいが。

もし観戦に行けたら、初めて観るチームが半数の6チーム。
プエルトリコのクルス姉妹、オランダのハイーネ、ドイツのグリューン・・・
一度観てみたい選手を挙げだしたらきりが無いけど(笑)。


USA


ロシアのエース・ガモワ

それらのチームもだけど、観たことが無い、世界中のすべてのチームを見て、選手たちの笑顔を写真に収めたいと思う。
選手の笑顔を追って、バレー観戦をするのが楽しみだ。