回想録その1の続きです
想像以上に絶望的な2匹の対面シーンでした。
いいえ、こんな事になるなんて、想像もしていなかったんです。
私は、ショコラならすぐにマロンの面倒をみ始めて、仲良くなると信じていましたから。。。
ショコラは相変わらず興奮状態で、しばらく私たち夫婦はそんなショコラを
見守っていましたが、
「ゲージを買ってくる。」と言って夫が出かけていきました。
残された私はショックと不安で涙がとまりませんでした。
明日から昼間は夫がいないと思うと心細くて、妹に来てもらおうと、
夫に頼んで迎えに行ってもらいました。(片道50分かけて)
そして妹は、幸い仕事が次の日から連休で、その間泊まってくれる事になったのです。
夫も妹も、私の精神状態を心配してのことでした。
その日の夜、犬用のゲージ(笑)を枕元に置いて休みました。
私も夫も、そしてショコラも、その日の夕食は食べていませんでした。
マロンが入ったゲージの周りを、ショコラが唸り声をあげながら
ウロウロ回っていました。( 鶏の小屋を狙うオオカミみたいでしたよ )
マロンが少し動いただけで、ショコラが「シャーッ」となく声を聞きながら
まんじりともしない一夜を過ごしました。
翌日も状況は同じでした。
ただ、マロンはショコラがどんなに威嚇しても、それほど怯えることもなく
ペロリとご飯を平らげていいウン○もして、いたって元気な様子でした
3日目、ショコラは興奮して私たちに攻撃することはなくなり、
その代わり、暗い部屋の隅にうずくまって、私と目を合わさなくなりました。
だけど、声をかけながら近づくとやっぱり「ウゥー」と唸るんです。
妹が帰るとき、「私がマロンを引き取ろうか?」と言いました。
・・・心が揺れました。書くのをためらってしまいますが、
マロンを連れて帰ったことを、この時は心の底から後悔していたんです。
とりあえずもう少し様子を見ることにして、妹は帰っていきました。
それから私はショコラに謝り続けました。毎日ずっと泣いていました。
マロンのお世話はそっちのけだったと思います
そして、半月ほど経った頃、ショコラが抱っこをさせてくれたんです。
私に唸らなくなったし、ショコラのほうから寄ってくるようになりました。
マロンをゲージから出すと相変わらず威嚇しますが、
以前のような殺気は感じられなくなったんです。
1ヶ月してから、ゲージを常に開放してマロンを自由にさせてみました。
ショコラはマロンを気にしながらも、自分から仕掛けることはありませんでした。
このブログを始めたのは、マロンが来て2ヶ月経った頃からです。
その頃もまだ2匹の関係は不安定だったけど、なんとか同じ部屋で過ごせるくらいになってきていたし、
何より、私の気持ちが落ち着いてきていました。
もっとリラックスしよう
この生活を楽しまなくちゃ
って。。。(=^・^=)
一時は血を見ることになるのでは
というくらい緊張状態だったのに
ショコラとマロンが自由に部屋を歩き回っている、それだけで嬉しかったんです。
決してこれからも2匹寄り添って眠ることは無いと思います。
でも半年経って振り返ってみると、劇的に2匹の関係は良くなっています
ショコラは人(猫)一倍怖がりだから、きっと虚勢を張っていただけなんですね。
そして本当はすごく優しいコだから、マロンの事を一生懸命受け入れようとしてくれたんだと思います。
長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました
あまりの私のヘタレっぷりに呆れたかもしれませんね
こんな私のもとで、すくすくと育ってくれたマロンと、
あの状況で、体調を崩すことなくいてくれた(血便が1回あったけど)ショコラに
感謝の気持ちでいっぱいです