東京0120

「ぺろーぺろーぺろー」



「ひざしがあったかい日に、こうしてぺろぺろなめてるのがいちばんのぜいたくなのニャ。」



「な。オヤジもそうおもうだろニャ？」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



「ふっ。どうせオヤジにはわからんのニャ。」

東京0119

「ほら、あんたもあそんでないでメシたべちゃいなさいニャ。」



「やだー！あそぶニャー！」



「まったく、しょうがないヤツなのニャ。」
「ヤツなのニャ。」



「まだはらへってないからいいのニャー。」



「それならもう、メシかたづけるのニャ。もうくいたくてもくえないのニャ。」



「えー！やーだー！ばりばりばり」



「…はんこうきでこまっていますのニャ。」

東京0118

「ほらみるニャ。アレがヒトニャ。」
「なんだかヘンなイキモノなのニャ。」



「メシをくれるヒトもいれば、りふじんにぼうりょくをふるうヒトもいるのニャ。」
「きをつけないといけないのニャ。」



「だからひごろから、ヒトをみる目をやしなっておかなきゃいけないのニャ。」
「ひいてはじこぼうえいにもつながるのニャ。」



「うっひょー！メシ！なんかくれ！くれニャ！」
「こいつみたいな、よくぼうまるだしじゃダメなのニャ。」
「ダメなのニャ。」

東京0284

「なんかくれニャー。」



「うふふ、そうそうこれこれ。」



「きもちい…た、たまらんニャー！…って」



「ちがうのニャ！メシよこせなのニャ！」

神奈川0067

「んー、きょうもいいてんきなのニャー。」



「おい、そろそろアレやるのニャ。」
「へいニャ。」



「うちのボスがアレやるのニャ！みなのものせいしゅくに！…ではどうぞニャ。」



「…ふわわわぁぁ～！」



「…どうニャ。すばらしいだろうニャ。」
「知るかニャ。」

東京0117

「ニャ。」「ニャ。」



「ニャー。」「ニャー。」



「ニャ？」「ニャ？」



「ニャ。」「ニャ。」



仲いいすね。
「いいからはやくどっかいけニャ。」
「いけニャ。」

神奈川0018

「のそのそ。」



「もそもそ。」



「とっておきのばしょニャ。」



「ふー。」



「ぺろーぺろー」



「つかれたらやすむのニャ。」



「ながいきのひけつニャ。」

東京0299

「ニャッニャッニャッ…ここがどこだかわかるかニャ…？」



「じゃーん！ちょうたかいところなのニャ！」



「ここからなら身をひそめつつ、下のテキにとびかかれるのニャ。かなりゆういなのニャ。」



「…ってか、あの、その…。」



「…したにおろしてほしいのニャ。」

眠伸眠ケンシロウ。

「くかーくかー」



「むにゃ…」



「…んぐー、コシがちょっとつりそうなのニャ…」



「んー…っにょろもげニャのびー！」



「ふー、良いのびしたのニャ。」



「んー…ねむー…」



「あとごふんー…」

宮城0006

「なんかへんなやつがきたのニャ。」



「ここであわてたらダメなのニャ。まずはこうやってきにしないフリをして…」



「もそもそうごいて、ゆだんしたところを…」



「きりかえしダッシュ！」



「ヒトなんてちょろいのニャ。」

東京0116

ヒトの手が及ばない奥地



秘密の花園でくつろぐニャーひとり。



「・・・なんかどっかでみられてるようなきがするのニャ…。」



「・・・まあきっときのせいなのニャ。ユビのマタナメー！」



「・・・あ。」

東京0115

「メシ～メシ～」



「おっとばーちゃん、マタの下をちょっとごめんニャ。メシ～メシ～」

東京0114

「ミズうめー」



「むっ！殺気！」



「…なんだきのせいなのニャ。ふふん、オレとミズの仲はだれにもジャマできないのニャ。」

東京0113

看板ねことしてはたらくニャー発見。



「よっ、そこのお兄さん、カレーがうまいニャよ…って、つれないのニャ…。」



「あーもうかったるいので、きょうはもうバックレるのニャ。」



「あとはよろしくたのむのニャ。」

東京0112

門の向こうからニャー。



イスの上からニャー。



ふと気づくと、そこかしこからニャーの目線を感じる。



ほら、イマ、アナタノウシロニモ…。