カビ臭と強烈な冷気と共に目覚めた早朝5時。
しかしそんなに早くバスは出ておらず、仕方なくダラダラと安宿の朝を過ごす。
原付が欲しい。
今日からの2日間は「富士山とねこ」と、これぞ日本のねこ!という写真をおさめる事を目標とします。
静岡県某所。念入りな下調べをしてやってきましたポイントその1。
ちなみにもう一カ所、ポイントは見繕ってありますがそちらは翌日・・・の予定。

「なんニャーてめえこっちくんなこっちみんなあっちいけキシャー!」
着いて早速、気性の荒い茶トラねこが、すごい剣幕でシャーシャー言っていました。
ここいらのねこは、勇ましいですね。

「へんなひとはっけん!」

ごはんをもとめて
ここで、ものすごく人なつっこい仔猫に出会いました。6ヶ月くらいのやんちゃねこ。
写真撮ってるといそいそと近づいてきて、足から背中から肩へ、ばりばり昇ってきます。そして顔に、顔や頭をスリスリしてきます。かわいいったらありゃしない。

「とうちょうせいこうニャ!」

「ごろー」

「うきゃー」

日だまりでごろごろしながら、両前足で頭を抱えて悶えるその動きにやられました。
金網の向こうじゃなければ、もっと色んな角度から撮影できたのに。。

ちょっと鼻がグズグズいっていて、時折クシャミもしており、風邪っぽいとここいらのねこを気にしてくれている人がおっしゃっていました。
これから寒くなるので心配です。
ごはんは毎日、色んな人が持ってきてくれるので心配ないので、昼間のうちにしっかりひなたぼっこして、健康になってほしいものです。

しっかり眠れよ
さて、肝心の「富士山とねこ」ですが、確かにここから眺める富士山は絶景です。素晴らしい。
でも、富士山をバックに写真撮れるところまで、ねこが出てこない。
先の人なつっこいねこを肩に乗せたまま、富士山の見える方へ連れて行けそうではありましたが、普段テリトリーにしていない場所へ連れて行ってパニックになったり、若干の車通りがある場所までテリトリーに広げてしまったらこの子のためにならないと思い、やりませんでした。
結果として、ここでは富士山ねこは撮影しませんでした。
富士山写真も撮っていません。ねこがいない富士山写真なんて、自分にとっては何の魅力も感じませんし。
昼過ぎとなり、ここのねこ達も本格的に睡眠タイムに入った模様。
これ以上ジャマしてはいかんと思い、早々に次のポイントへ移動。
バス~電車~徒歩で約2時間。宿に荷物を置いて、さあポイントその2のロケハンに出かけます。
・・・なんと!土日祝はバスが走ってないと!宿から片道5kmくらいあるよ!思いリュック背負って一時間歩いてようやく到着しましたよ!ほんと原付があれば!
ここは実は、某有名動物写真家が出版した猫写真集にて、素晴らしい富士山ねこ写真を撮影したポイントなのです。グーグルマップ等を駆使して突き止めました。便利な世の中になったものです。
丁度ねこボラさんが、ここいらのねこ達にごはんをあげている場に遭遇。
ねこだまりをご紹介いただき、すぐ咄嗟に撮った写真がこれ。

ねこ、一応います
・・・なんかもう、色々ジャマだし、陽がさしてないのでねこが見えないしでほんと悲しい写真です。

「ぜんぜんダメなのニャ・・・」

「そんなことよりほら!こうしてまえあしをうしろあしのマタのしたにもぐりこませると、まえあしがちょうあったかいのニャ!みてみて!」
・・・まあ、今日は明日のためのロケハンなので、明日思いっきりたくさん撮ればいいやと思い、ここいらのねこさん達にひたすら和まさせられる時間を過ごしていました。
真っ暗になってきたところで、本日のねこ撮影は終了。
また明日、早朝からおじゃましますよとねこ達に語りかけて、徒歩で一時間、5kmの道を宿まで帰ったのです。腰が若干おかしくなった。

土曜ワイド劇場っぽい感じ
三日目、つまり最終日の模様は、また明日に(たぶん)。
果たして念願の素晴らしき「富士山とねこ」写真は撮れるのか?
最終日の奮闘を、乞うご期待!(結論:無理でした)
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特に金網の向こうの悶え猫。
超つれて帰りたい…。
勝手に肩まで登ってくるわ、ほんとカメラバッグに入れて持ってきたいくらいかわいいヤツでした。
また年末に会いにゆきたいと思います。
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