ざっけあん

方向音痴な真宗門徒のぼそぼそブログ

北陸雅楽大会

2007-06-04 08:53:37 | Weblog
 5月31日に粟津温泉の旅館「法師」で北陸雅楽大会がありました。これは毎年この日に開催されている大会で、小松、高岡、金沢、能登の各地区が会場を持ち回りで担当しています。4年に一度当番が回ってくるわけで、会場選び、段取り、当日の受付、大会の司会、など色々やらなければならないのです。小松が今年の当番で、私は当日の司会と進行を仰せつかっていました。

 私が属するのは小松教区の僧侶で作られる「和雅会(わげかい)」という会で、私は龍笛(横笛)を吹いています。始めてかれこれ15年ほど経ちますが、定期的にお稽古することがないので、レパートリーがなかなか増えません。この北陸雅楽大会では各会に対して課題曲が割り当てられて、その曲を練習することでレパートリーが増えるというのが私たちの会の現状です。

 金沢の澄音会(ちょういんかい)などは練度も高く、大会当日、参加者のメンバーの中から「オイ、○○、出て吹けや」と指名されてもちゃんと演奏できるのです。我々の会は、担当者を決めてその人が一所懸命練習して初めてなんとか当日格好が付く、という有り様です。

 演奏は残り吹き(のこりぶき)と言って、始めに参加者全員で合奏して、次に曲の頭へ戻って当番の会の代表がもう一度曲全体を演奏する、というやり方です。この残り吹きが、緊張するのです。日頃の練習ではなんということなく演奏できても、このときには息も手も震えて、自分でもどうにもできません。でもまあこの頃は少し場に慣れてきたのか、ビビリの度合いも少なくなってきたと自分では思っていますけど。

 晩の懇親会のあと、天理教教会に勤める金沢のSさん(抜群に巧い)や、Sさんに雅楽の手ほどきを受けている鶴来町の方々と部屋で雅楽談義に花が咲きました。来年はいっしょに残り吹きが出来たらいいですねえ、などということも出てました。

 久しぶりに法師で温泉につかり、いつもの3倍ほど朝ご飯を食べて、また胴回りを大きくして帰ってきました。

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