平成20年10月18日(土) 天候 晴れ
“歩いて巡拝(まいる)知多四国”第11回目は,朝倉駅をスタートし,79・開山所,78,72~77,80,81番札所へと11寺院を巡拝し,最寄りの寺本駅へ戻るコースである。歩いて巡礼するのに最適の季節を迎え,秋を満喫しながら約11.0kmの行程を行く・・・。
<本日のコース>
朝倉駅~0.7km~妙楽寺・(開)妙楽寺~1.1km~福生寺~2.2km~慈雲寺~2.1km~如意寺~0.2km~密厳寺~0.1km~誕生堂~0.1km~正法院~0.1km~淨蓮寺~3.2km~栖光院~0.8km~龍蔵寺~0.4km~寺本駅(全行程 約11.0km)
第七十九番 白泉山妙楽寺,(開)白泉山妙楽寺(共に,ご本尊 大日如来,宗派 真言宗豊山派)
朝倉駅から0.7kmほどの距離にある「白泉山妙楽時」,知多四国霊場を開創した亮山阿闍梨の住職寺である。安置されている弘法大師像は,開運・厄除けに霊験あらたかで,別名“金弘法霊場”としても知られている。“いぼ地蔵”は,イボやおでき,ガン封じにご利益があるという。
また,境内にある番外開山所には,亮山阿闍梨が祀られており,本堂前の開山像は穏やかな表情でお遍路さんを迎えているようだ。
妙楽寺弘法堂
第七十八番 宝泉山福生寺(ご本尊 不動明王,宗派 真言宗豊山派)
79番札所から1.1kmほどの距離にある「宝泉山福生寺」,脇立の木像大黒天は“やけん大黒天”と言われ,開運・厄除けの守護仏である。“やけん大黒天”とは,“焼けない大黒さん”のことで,過去の大火で本堂や庫裏は全焼したにも関わらず,30cmの木製の大黒様だけが無事な姿で見つかったという。
福生寺本堂
第七十二番 白華山慈雲寺(ご本尊 千手千眼観世音菩薩,宗派 臨済宗妙心寺派)
78番札所から2.2kmほどの距離にある「白華山慈雲寺」,ご本尊の“千手千眼観世音菩薩”は,開基・一色範光の守り本尊である。「尾張名所図絵」に名勝名跡の一つとして記されている門景は一見に値する。観音堂は,室町時代初期の代表的建築と言われている。
慈雲寺本堂
第七十六番 雨宝山如意寺(ご本尊 地蔵菩薩,宗派 真言宗豊山派)
72番札所から2.1kmほどの距離にある「雨宝山如意寺」,ご本尊の“地蔵菩薩”は80年に一度しか開帳されない秘仏である。“雨乞いの本尊”として,古くから付近の農民に篤く信仰されていたという。この76番札所がある知多市佐布里字地蔵脇には,74・75・73・77番札所が集中して建立されている。
如意寺弘法堂
第七十四番 雨宝山密厳寺(ご本尊 十一面観世音菩薩,宗派 真言宗豊山派)
76番札所から0.2kmほどの距離にある「雨宝山密厳寺」,“佐布里の祈願所”として,地元になじみが深い。知多で一番古い観音様をご本尊に祀る本堂と「薬師瑠璃光如来」の薬師堂がある。同じ境内には「天神社」「白山社」があり,“観音様の慈悲と天神様の知恵が授かる”という一度で二度ありがたいお寺である。
密厳寺弘法堂
第七十五番 雨宝山誕生堂(ご本尊 弘法大師,宗派 真言宗豊山派)
74番札所から0.1kmほどの距離にある「雨宝山誕生堂」,「誕生堂」の名前は本四国霊場第75番札所の善通寺が弘法大師ご誕生の地であることに由来している。
誕生堂
第七十三番 雨宝山正法院(ご本尊 地蔵菩薩,宗派 真言宗豊山派)
75番札所から0.1kmほどの距離にある「雨宝山正法院」,元暦元年(1184)後鳥羽天皇の勅願寺として創建されたもの。
正法院本堂
第七十七番 雨宝山淨蓮寺(ご本尊 不動明王,宗派 真言宗豊山派)
73番札所から0.1kmほどの距離にある「雨宝山淨蓮寺」,喜寿77歳にゆかりのある札所で参拝者の心を潤している。弘法大師が杖を立てた場所から芽が出て茂ったという竹藪から竹を削り,材料にしたことが始まりとされる「中風除箸」を授かる札所としても有名である。
淨蓮寺弘法堂
第八十番 海嶋山栖光院(ご本尊 聖観世音菩薩,宗派 曹洞宗)
77番札所から3.2kmほどの距離にある「海嶋山栖光院」,仁王門をくぐると樹齢600年を超える楠が聳える。正面の観音堂は,寛文2年(1662)に建立され,釘を一切使わない縄しばりという建築法で造られている。ご本尊の「聖観世音菩薩」は,寛文年間から33年ごとに開帳されている秘仏である。
栖光院弘法堂
第八十一番 巨渕山龍蔵寺(ご本尊 地蔵菩薩,宗派 曹洞宗)
80番札所から0.8kmほどの距離にある「巨渕山龍蔵寺」,無病息災にご利益のある地蔵菩薩,商売繁盛,交通安全の毘沙門天をお祀りする。
龍蔵寺弘法堂
第11回巡拝の印として,“荷処有南北(かしょゆうなんぼく)”の“荷”の字を記した散華をいただき,寺を後にする。0.4kmほど離れた寺本駅へ14時20分到着。今日は,朝倉駅をスタートして5時間20分,実歩行距離11.0kmを快適なペースで巡拝することができた。次回は11月1日,内海駅をスタートするコースである。
“歩いて巡拝(まいる)知多四国”第11回目は,朝倉駅をスタートし,79・開山所,78,72~77,80,81番札所へと11寺院を巡拝し,最寄りの寺本駅へ戻るコースである。歩いて巡礼するのに最適の季節を迎え,秋を満喫しながら約11.0kmの行程を行く・・・。
<本日のコース>
朝倉駅~0.7km~妙楽寺・(開)妙楽寺~1.1km~福生寺~2.2km~慈雲寺~2.1km~如意寺~0.2km~密厳寺~0.1km~誕生堂~0.1km~正法院~0.1km~淨蓮寺~3.2km~栖光院~0.8km~龍蔵寺~0.4km~寺本駅(全行程 約11.0km)
第七十九番 白泉山妙楽寺,(開)白泉山妙楽寺(共に,ご本尊 大日如来,宗派 真言宗豊山派)
朝倉駅から0.7kmほどの距離にある「白泉山妙楽時」,知多四国霊場を開創した亮山阿闍梨の住職寺である。安置されている弘法大師像は,開運・厄除けに霊験あらたかで,別名“金弘法霊場”としても知られている。“いぼ地蔵”は,イボやおでき,ガン封じにご利益があるという。
また,境内にある番外開山所には,亮山阿闍梨が祀られており,本堂前の開山像は穏やかな表情でお遍路さんを迎えているようだ。
妙楽寺弘法堂
第七十八番 宝泉山福生寺(ご本尊 不動明王,宗派 真言宗豊山派)
79番札所から1.1kmほどの距離にある「宝泉山福生寺」,脇立の木像大黒天は“やけん大黒天”と言われ,開運・厄除けの守護仏である。“やけん大黒天”とは,“焼けない大黒さん”のことで,過去の大火で本堂や庫裏は全焼したにも関わらず,30cmの木製の大黒様だけが無事な姿で見つかったという。
福生寺本堂
第七十二番 白華山慈雲寺(ご本尊 千手千眼観世音菩薩,宗派 臨済宗妙心寺派)
78番札所から2.2kmほどの距離にある「白華山慈雲寺」,ご本尊の“千手千眼観世音菩薩”は,開基・一色範光の守り本尊である。「尾張名所図絵」に名勝名跡の一つとして記されている門景は一見に値する。観音堂は,室町時代初期の代表的建築と言われている。
慈雲寺本堂
第七十六番 雨宝山如意寺(ご本尊 地蔵菩薩,宗派 真言宗豊山派)
72番札所から2.1kmほどの距離にある「雨宝山如意寺」,ご本尊の“地蔵菩薩”は80年に一度しか開帳されない秘仏である。“雨乞いの本尊”として,古くから付近の農民に篤く信仰されていたという。この76番札所がある知多市佐布里字地蔵脇には,74・75・73・77番札所が集中して建立されている。
如意寺弘法堂
第七十四番 雨宝山密厳寺(ご本尊 十一面観世音菩薩,宗派 真言宗豊山派)
76番札所から0.2kmほどの距離にある「雨宝山密厳寺」,“佐布里の祈願所”として,地元になじみが深い。知多で一番古い観音様をご本尊に祀る本堂と「薬師瑠璃光如来」の薬師堂がある。同じ境内には「天神社」「白山社」があり,“観音様の慈悲と天神様の知恵が授かる”という一度で二度ありがたいお寺である。
密厳寺弘法堂
第七十五番 雨宝山誕生堂(ご本尊 弘法大師,宗派 真言宗豊山派)
74番札所から0.1kmほどの距離にある「雨宝山誕生堂」,「誕生堂」の名前は本四国霊場第75番札所の善通寺が弘法大師ご誕生の地であることに由来している。
誕生堂
第七十三番 雨宝山正法院(ご本尊 地蔵菩薩,宗派 真言宗豊山派)
75番札所から0.1kmほどの距離にある「雨宝山正法院」,元暦元年(1184)後鳥羽天皇の勅願寺として創建されたもの。
正法院本堂
第七十七番 雨宝山淨蓮寺(ご本尊 不動明王,宗派 真言宗豊山派)
73番札所から0.1kmほどの距離にある「雨宝山淨蓮寺」,喜寿77歳にゆかりのある札所で参拝者の心を潤している。弘法大師が杖を立てた場所から芽が出て茂ったという竹藪から竹を削り,材料にしたことが始まりとされる「中風除箸」を授かる札所としても有名である。
淨蓮寺弘法堂
第八十番 海嶋山栖光院(ご本尊 聖観世音菩薩,宗派 曹洞宗)
77番札所から3.2kmほどの距離にある「海嶋山栖光院」,仁王門をくぐると樹齢600年を超える楠が聳える。正面の観音堂は,寛文2年(1662)に建立され,釘を一切使わない縄しばりという建築法で造られている。ご本尊の「聖観世音菩薩」は,寛文年間から33年ごとに開帳されている秘仏である。
栖光院弘法堂
第八十一番 巨渕山龍蔵寺(ご本尊 地蔵菩薩,宗派 曹洞宗)
80番札所から0.8kmほどの距離にある「巨渕山龍蔵寺」,無病息災にご利益のある地蔵菩薩,商売繁盛,交通安全の毘沙門天をお祀りする。
龍蔵寺弘法堂
第11回巡拝の印として,“荷処有南北(かしょゆうなんぼく)”の“荷”の字を記した散華をいただき,寺を後にする。0.4kmほど離れた寺本駅へ14時20分到着。今日は,朝倉駅をスタートして5時間20分,実歩行距離11.0kmを快適なペースで巡拝することができた。次回は11月1日,内海駅をスタートするコースである。