鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

ほたるいか

2017-06-17 | 
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鈴木信夫の詩手紙を中心にした作品から


2008年から絵手紙作家の浅田美知子さんとの交流が始まりました。
詩手紙そのものや書き加えたコメントから選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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ここしばらく梅雨にもかかわらず雨が降りません。
局地的に降っているようですが、梅雨という感じではありませんね。
気候が不順で北の海では「いか」があまり獲れなくなってきているそうです。
北海道の名物「いかめし」の大きさが小さくなったとか。

今日の詩手紙のコメントです。
「ほたるいかの青く光る様子はなんとも幻想的です。
 それは漁師さんには日常の風景なのですが、
 普段見ない私にはとても新鮮に映ります。
 日常のなかにいろんな発見があるものですね。」


          ほたるいか
                             2008年8月

漁師がかかえる網にいっぱいの「ほたるいか」
ちいさなちいさな「ほたるいか」がいっぱい
きょうはどれだけとれたかな
どれどれ、ちょっとみてみよう
あ、あおくあおくひかってる

漁師がかかえる網にいっぱいの「ほたるいか」
ちいさなちいさな「ほたるいか」がいっぱい
きょうはどんなかんじかな
どれどれ、ちょっとさわってみよう
あ、ぴちぴちいってはねてるよ

漁師がかかえる網にいっぱいの「ほたるいか」
ちいさなちいさな「ほたるいか」がいっぱい
きょうはいきがいいみたいだね
どれどれ、よくよくみてみよう
あ、すみをはこうとしているね

じっとながめていたら、こうかんじてきたよ
なんかたべるの、かわいそうってね

   詩手紙2008.8.27
   

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