鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

鈴木信夫の「詩集」

これまでに出版した詩集は                                                     「マイナスからのスタート」(2001年文芸社)                                           「君に いい風 吹きますように」(2004年神奈川新聞社)                                               「生命いっぱい」(2007年神奈川新聞社)                                                      「こころのごちそう」(2012年神奈川新聞社) の4冊と                                                    浅田美知子さんとの共著の絵手紙詩手紙                                                                   「風のように花のように」(2010年 日貿出版社)                                        があります。ホームページでも紹介していますのでご覧下さい。                                               

100%にできなくても

2017-04-07 | 
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鈴木信夫の詩手紙を中心にした作品から


2008年から絵手紙作家の浅田美知子さんとの交流が始まりました。
詩手紙そのものや書き加えたコメントから選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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人はともすれば完璧を目指すもの。
より完全を期するあまり、どうしても無理をする。
そして、うまくいかないとすべてがダメだったように感じてしまう。
もう少し弾力的に考えたいものですね。


      100%にできなくても
                                  2008年7月

わかるかな、ぜんぶできなくてもいいって。
君は、ぜんぶできないといけない、そう思っている。
だけどね。
そうでなくてもいい。
少しでも、ひとつでも、できることがあればいい。
少しでも、ひとつでも、できればいい。
それでかまわないから。
そうやって、ひとつずつやっていけばいい。
いっぺんにやろうとしなくていい。

わかるかな、ぜんぶできなくてもいいって。
君は、いまできることをやればいい、僕はそう思う。
だからね。
いそがなくてもいい。
少しでも、ひとつでも、できるようになろうとすれば。
少しでも、ひとつでも、やりとげようとすれば。
それでいいのだから。
100%にできなくてもいい。
100%にしようとしなくていい。

   詩手紙2008.7.18
   
コメント
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作品を引用するとき

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