第11局目の対局から。戦型は矢倉になりました。
1図は、後手の攻め筋(端攻めなど)を受けつつ、駒得(桂馬)しているので、先手がやや有利だと思うが、具体的にここからどう攻めるのか、悩ましい。ここで▲8五桂と打った。俗手に思えたが、桂得を生かして馬作りを狙うのがいちばん良いと判断。ここでは▲6三歩も有力らしい。
2図は▲6四歩と垂らした局面。こんなのんびりした手で大丈夫かと一瞬思ったが、なにしろ桂得しているのだから、遠巻きにゆっくり攻めて先手良しと判断。この対局観がどう出るか?
3図は▲4三銀と打った局面。序盤で作った成桂、と金の攻めが現実になって、当初の構想が実現しようとは・・・。こういう手厚い指し方が出来たのは最近めずらしい。
137手、▲3三桂の局面。
本局は相手の攻めを受けつつ→駒得(桂得)→駒得の有利を生かす、という理想的な展開で指せたことが良く、自分でもその内容に満足した一局でした。開き直って指してたのが良かったのかな。この対局で自信がついたせいか、以降6連勝しました。
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