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(07/06/01)

武士の一分

2006年12月02日 | 丁稚 定吉の映画日記
わてが丁稚の定吉だす。12月1日公開の「武士の一分」を観て来ました。
まず尺がちょうどいい感じでした。短編小説で2時間の映画って下手すりゃ間延びしてしまいそうですが、必要な間は取りつつ締めるところは締めてあって、収まりが良かったです。
目が見えなくなる前と後とで、かすかに聞こえる鐘の音が大きかったり小さかったり、茶屋から帰ってきた奥さんの充実したおケツを追うようなカメラワークとか、演出の芸のきめ細やかさがところどころにあって、まだまだわての気がつかないところでいろんな仕事がしてあるんだろうな、という感じでした。
クライマックスの果し合いの荒涼感などでリアリティを感じさせる一方で、季節の演出なんかで作り物っぽさが見え隠れしたりといったアンバランスさが残念でした。
話題のキムタクは、言われなかったらキムタクと気付かなかったかも。もちろん誰に似てる?と言われれば、キムタクに似てる、と答えるでしょうが、彼の持つ人並み以上の現代的な雰囲気が消えて人並みの時代劇役者になっていました。
以上、文章というよりはほぼ箇条書きになってしまいました。全体として上手く作ってあるとは思うのですが、身を乗り出してのめりこむような部分に乏しくて、ついつい観察に終始するような形になってしまいました。

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