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(07/06/01)

ブロークバック・マウンテン

2006年04月19日 | BL(ボーイズラブ)
駿河屋手代のぱぴこです。

丁稚の定吉君に対抗するわけではありませんが、映画ネタをば。

私的注目映画は「ブロークバック・マウンテン」です。
今年のアカデミー賞8部門ノミネート作品で、ゴールデン・グローブ賞でも4部門を受賞している注目作ですよ。
監督はアン・リー、主演はヒース・レジャーです。

この映画、二人のカウボーイの友情を超えた愛情を描いている作品なんだとか。
二人とも結婚して家庭を持っても、お互いを20年もの間愛しつづけるのです!
良いですね、崇高な愛だと私は思います。
というか、そんな話を聞いてしまっては、BOYS好きの私としては見に行かないわけにはいきません。
18日からは全国拡大ロードショーらしいので、見に行こうと思います。

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わてが丁稚の定吉だす。
ブロークバック・マウンテン、観て来ました。
これ、同性愛の映画なの?単に同性の肉体を借りただけの異性愛にしか見えなかったんですけど。
これを疑いなく同性愛だと断言するのであれば、要するに同性愛とは「世間の偏見を恐れつつXXXに○○○゜を突っ込むことだ」と定義しているようなものです。
男が仕事をして「女」が家を守る。ブロークバックの山でもそうでしたよね。
肉体以外に同性愛ならではのなにかってものはないのでしょうか?それともわてが幻想持ちすぎ?

なんにしてもまず同性愛ファックありきの作品。そのために登場人物に同性愛ファックをさせるための無理矢理な展開。その展開が20年前のアダルトビデオ初期でよくあったAV女優演じる女性がファックするまでの強引な展開の芝居(しかも見るときは早送り)に似ていて、苦笑いするしかありませんでした。

後半は見所が多かったのですが、あくまでそれは同性の体を借りた異性愛という視点からの話。話題の映画の前半で苦笑させられたインパクトにはかないませんでした。

むしろこの作品の本来の魅力は同じ社会的立場なのにポジティブなのとネガティブなのの比較だったり、それでもやっぱり同じように与えられた社会環境と必死に戦う姿だったり、その社会環境と自然環境の対比だったりするのでしょうが、同性愛ファックのインパクトで全部ぶっ飛びました。商売としてはそれで正しかったんでしょうけどね。
アカデミー賞で偏見のため賞を逃した騒動もありましたが両作品を観て、納得しましたよ。

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