昨日、熊野街道を切目から南部まで歩きました。
JR切目駅近くのトンネルをくぐるところからスタート。くぐってすぐのところにある光明寺。
ここからしばらく坂を上がります。途中にある、熊野古道とこの辺りの守護神として鎮座した若宮社遺跡。
街道より切目の田畑を臨む。
中山王子がある中山王子神社。足ノ宮とも呼ばれ、足痛を治してくれると信仰されています。
足の悪い方は芳名を記帳してくださいとありますが、急坂を登る必要があり足の悪い人には行きにくい場所です。
中山王子を過ぎると山の中を少しずつ下ります。このあたりからミカン畑が減り、梅林が増えます。
徳本上人名号碑。徳本(とくほん、1758?-1818?)は浄土宗の僧で、紀州日高郡出身です。清貧の行者として知られ、
このように「南無阿弥陀仏」と刻まれた名号碑は印南町に16基あり、巡錫した近畿・中部・関東地方一円にもあるとのこと。
この碑の辺りは熊野古道の行程だったため旅人の行き倒れや変死者が多く、その供養塔として建てられたと言われています。
瀬戸内海を臨みつつ、両側にビニールハウスがある道を歩く。
日高郡みなべ町に入ります。沿道から若干はずれた、JR岩代(いわしろ)駅近くにある岩代王子。かつては磐代とも書いたようです。
岩代王子の後ろには瀬戸内海が迫っています。
沿道にあるJR岩代駅。
岩代に入ると目立ち始める梅干し工場。「日本一 紀州梅干の里」という看板も見かけました。
しばらく坂を上がります。
さらに山道を登り、紀勢本線の下をくぐる。
トンネルを抜けたあと、砂浜(千里の浜)を歩く。
先ほど抜けたトンネルの辺りを走る電車。
千里(せんり)王子。付近の千里の浜は、『枕草子』に「千里(ちさと)の浜」として書かれるなど、文学作品に多数登場します。
千里王子は紀州藩主・徳川頼宣が復興し、現在の本殿は1776年建築。建築年代の確かな王子社として貴重とのこと。
千里王子より千里の浜を臨む。
千里王子の近くにある千里観音。本尊は厄除け観音として名高い馬頭観音とのことです。
千里観音からしばらく山道を歩き、この「南部峠の石造地蔵菩薩像」があるところで右折して下ります。
「南陪(みなべ)山」、「見那辺(みなべ)峠」とも書かれていたようです。
山を下りて国道42号線に合流し、南部川を渡る。
三鍋(みなべ)王子。かつては立派な社殿がありましたが、明治時代に鹿島神社に合祀され、跡地に小祠(しょうし)が建立されました。
JR南部駅近くの交差点。雨が止まないため、今回はここまでとしました。
南部駅より紀伊田辺駅へ向かう。
体が冷えていたため、紀伊田辺駅近くにある温泉に入ります。
紀伊田辺駅前より高速バスで帰宅。写真は京都駅八条口にて。
JR切目駅近くのトンネルをくぐるところからスタート。くぐってすぐのところにある光明寺。
ここからしばらく坂を上がります。途中にある、熊野古道とこの辺りの守護神として鎮座した若宮社遺跡。
街道より切目の田畑を臨む。
中山王子がある中山王子神社。足ノ宮とも呼ばれ、足痛を治してくれると信仰されています。
足の悪い方は芳名を記帳してくださいとありますが、急坂を登る必要があり足の悪い人には行きにくい場所です。
中山王子を過ぎると山の中を少しずつ下ります。このあたりからミカン畑が減り、梅林が増えます。
徳本上人名号碑。徳本(とくほん、1758?-1818?)は浄土宗の僧で、紀州日高郡出身です。清貧の行者として知られ、
このように「南無阿弥陀仏」と刻まれた名号碑は印南町に16基あり、巡錫した近畿・中部・関東地方一円にもあるとのこと。
この碑の辺りは熊野古道の行程だったため旅人の行き倒れや変死者が多く、その供養塔として建てられたと言われています。
瀬戸内海を臨みつつ、両側にビニールハウスがある道を歩く。
日高郡みなべ町に入ります。沿道から若干はずれた、JR岩代(いわしろ)駅近くにある岩代王子。かつては磐代とも書いたようです。
岩代王子の後ろには瀬戸内海が迫っています。
沿道にあるJR岩代駅。
岩代に入ると目立ち始める梅干し工場。「日本一 紀州梅干の里」という看板も見かけました。
しばらく坂を上がります。
さらに山道を登り、紀勢本線の下をくぐる。
トンネルを抜けたあと、砂浜(千里の浜)を歩く。
先ほど抜けたトンネルの辺りを走る電車。
千里(せんり)王子。付近の千里の浜は、『枕草子』に「千里(ちさと)の浜」として書かれるなど、文学作品に多数登場します。
千里王子は紀州藩主・徳川頼宣が復興し、現在の本殿は1776年建築。建築年代の確かな王子社として貴重とのこと。
千里王子より千里の浜を臨む。
千里王子の近くにある千里観音。本尊は厄除け観音として名高い馬頭観音とのことです。
千里観音からしばらく山道を歩き、この「南部峠の石造地蔵菩薩像」があるところで右折して下ります。
「南陪(みなべ)山」、「見那辺(みなべ)峠」とも書かれていたようです。
山を下りて国道42号線に合流し、南部川を渡る。
三鍋(みなべ)王子。かつては立派な社殿がありましたが、明治時代に鹿島神社に合祀され、跡地に小祠(しょうし)が建立されました。
JR南部駅近くの交差点。雨が止まないため、今回はここまでとしました。
南部駅より紀伊田辺駅へ向かう。
体が冷えていたため、紀伊田辺駅近くにある温泉に入ります。
紀伊田辺駅前より高速バスで帰宅。写真は京都駅八条口にて。