池脇千鶴を最近見ないような気がする
「千と千尋の神隠し」は、映画館で見ました。
一人で行ったんですけどね。そしたら周りが小さな子供ばかり。映画が始まるまでの数分間を子供に包囲されて、かなりの苦痛でした。こうして普段とは異質な孤独に悩まされた思い出があります。(平日の病院の待合室では、老人に囲まれるという逆ベクトルの孤独が味わえます)
そんなわけで、ハウルは諦めております。
で、今回見たのは「猫の恩返し」です。
異界探訪譚というのでしょうか?
一人の少女が異界(猫の国)に連れていかれ、そこで成長し、現実の人間世界に戻ってくるという話。
あれ? 要素だけ抜き出すと、「千と千尋の神隠し」と同じのような…………。
まぁ「風の谷のナウシカ」も「もののけ姫」も、「自然界と人間界を結びつける巫女的な役割を持った少女が、自然の怒りをなだめて、世界に調和をもたらす」という要素だけにすると似たようなもんだしな。
「猫の恩返し」に戻りますと、なんで母子家庭なんだろう?
最初は母に甘えがちな少女が、最後では母を手助けする(養うとまでは、さすがにいきません)立場に転倒するわけなのですが、このプロットが先にできたために、父を設定から排除したのでしょうか?
母と同一(甘え)から自立(手助け)の展開に、父を持ちこむと、話が複雑になるから?
その代わりに、主人公を助けるバロンが、少女に自立をうながす父性をあらわしているということなのかな?
もっとも、そんな七面倒臭いことを考えなくても、やはりジブリ作品なんで、気楽に見れます。
日本的なコミカルなキャラクターの造形は、さすがです。
ファミリーでの映画としては、うってつけでは?
「千と千尋の神隠し」は、映画館で見ました。
一人で行ったんですけどね。そしたら周りが小さな子供ばかり。映画が始まるまでの数分間を子供に包囲されて、かなりの苦痛でした。こうして普段とは異質な孤独に悩まされた思い出があります。(平日の病院の待合室では、老人に囲まれるという逆ベクトルの孤独が味わえます)
そんなわけで、ハウルは諦めております。
で、今回見たのは「猫の恩返し」です。
異界探訪譚というのでしょうか?
一人の少女が異界(猫の国)に連れていかれ、そこで成長し、現実の人間世界に戻ってくるという話。
あれ? 要素だけ抜き出すと、「千と千尋の神隠し」と同じのような…………。
まぁ「風の谷のナウシカ」も「もののけ姫」も、「自然界と人間界を結びつける巫女的な役割を持った少女が、自然の怒りをなだめて、世界に調和をもたらす」という要素だけにすると似たようなもんだしな。
「猫の恩返し」に戻りますと、なんで母子家庭なんだろう?
最初は母に甘えがちな少女が、最後では母を手助けする(養うとまでは、さすがにいきません)立場に転倒するわけなのですが、このプロットが先にできたために、父を設定から排除したのでしょうか?
母と同一(甘え)から自立(手助け)の展開に、父を持ちこむと、話が複雑になるから?
その代わりに、主人公を助けるバロンが、少女に自立をうながす父性をあらわしているということなのかな?
もっとも、そんな七面倒臭いことを考えなくても、やはりジブリ作品なんで、気楽に見れます。
日本的なコミカルなキャラクターの造形は、さすがです。
ファミリーでの映画としては、うってつけでは?
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