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雑感や書評など

ゆうきまさみ「鉄腕バーディー (12)」

2006-04-30 08:48:32 | 書評
「土曜ワイド殺人事件」はくだらなくて、人から借りて読んだのだが、なんとなく、また読みたくなったな


「鉄腕バーディー (12)」。


主人公の片割れである「バーディー・シフォン」の過去が語られる12巻でした(語り終わらなかったけれども)。


が、異世界(地球外)でありながら、けっこうオーソドックスな…………と言うか、ありがちな展開。

ヴァイオリン、エネルギー触媒に再生品を使いまわしてるでしょ。
身体、壊しちゃうよ。
ゆうきまさみ「鉄腕バーディー (12)」194頁 小学館
ヴァイオリンというのは、幼少期のバーディーの保護者役をしていたロボットのこと。

バーディーの苦境を助けるべく、まさしく身を粉にして働き、その稼ぎを全て彼女の養育に当てるという語るも涙、聞くも涙の逸話。

…………ちょっと、使い古されている。


シフォンが学校でいじめられるところなんかも、なんとも紋切り型でした。


バーディーの過去を掘り下げることで、展開により深みを持たせようというのだろうけど、今巻だけを見ると、ちょっと物足りなかったというのが正直な感想。


そう言えば、「ヤングサンデー」の単行本1巻を読めるキャンペーンをしています。
「鉄腕バーディー」も、もちろん読めます。(サイトはこちら。)
五月末までやっておるそうですから、興味のある方は、是非。


前の感想。
ゆうきまさみ「鉄腕バーディー (11)」帯の推薦文がよしもとばななとは、こりゃまた意外だなぁ


鉄腕バーディー 12 (12)

小学館

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