★「女王の教室」・・・最終回

「女王の教室」最終回・・・見ました～。
分っているのに卒業式の場面には泣けました

それにしても、このドラマは最終回でも、
真矢の私生活は“ほとんど謎のまま”・・
ただ、今ではほとんど見かけない“ボロ”アパートの作戦本部？秘密基地のような真矢の部屋をチラッと描き、真矢のストイックなまでの教育への情熱を強調して終わり・・・しかし、最後までその私生活を見せなかったことにも、この番組の成功があるのかもしれません。

同じことは、他の先生方の描き方にも言えて、真矢と対照的に描かれた天童先生にしても、どうやら恋人が居るらしいけど、姿は描かれない。徹底的に、そういう部分は“カット”。子供の親たちも『病んでいる』部分を必要最低限しか描かない・・

浮かび上がってくるのは、
真矢と子供たちのギリギリの真剣勝負・・（舞台裏を覗くと、このドラマは、体当たりでぶつかってくる子供達とクールビューティー天海祐希の真剣勝負でもあったかも・・）

学校を去っていった真矢のことを、
並木先生が自ら反省をこめて
「阿久津先生は自ら大きな壁になって、自分を乗り越えろと言いたかったのですよ・・
壁にぶつかったことがない子供は、挫折に弱いし、今は大人が壁になっていないから子供がなめるのです」
真矢が身を削って残したものは、子供達ばかりではなく先生達にも影響を与えたかもしれないですね・・翌年の入学式の天童先生・・・プチ真矢になってませんでした？

しかし、卒業式から駆けつける子供達との感動シーン
真矢が和美たちと一緒に手なんか取ったら、「金八先生」になっちゃうから、あくまで「クール」・・・
和美たちが歌う「仰げば尊し」に、ほんの少し上を向いただけ・・
真矢に扮する天海祐希の感情を極力抑えた演技と表情に
“痺れました”
（しっかし、
「アップに耐えるな～～」って・・どこ見てるの？ワタシ）

中学生になった和美を見送る天海祐希のさり気なく
『口元をちょっと上げただけ微笑み』が真矢らしい・・
後味の良いラストでした。

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※女王の教室スペシャル