昨日「柚希礼音」さんのことを
<星組の「大横綱!」
「柚希礼音」に“惚れ直した!”>って書きましたが
その“存在感”と醸し出す“責任感”を「横綱」にたとえたのです。
そういえば相撲界も、ある意味宝塚と同じピラミッド社会。
立派な横綱が頂点にいないと成り立たないわけで・・・。
だったら礼真琴は、今話題の“遠藤”か?
いやいや・・・お歌は、関脇以上だったかも
条件が悪くても、体調がイマイチでも
毎場所優勝を目指すという意味では・・・
柚希さんは、宝塚の“白鵬”かな?!
最低でも12勝3敗はしなくてはならない。
今回、「眠らない男ナポレオン」・・・
13勝2敗で準優勝で千秋楽を迎えたとしたら
それは、柚希礼音の力技です。
あのロミオ&ジュリエットの“ジェラール・プレスギュヴィッグに
作曲を依頼したのに、心揺さぶられる“この曲!”っていう
印象的な曲が少ない。
脚本は、かつて関口宏が司会していたバラエティー番組で
有名&無名な人の人生をざっくり振り返る“知ってるつもり”
っていうのがありましたが、なぜかそれを思い出し。
それでも、総合芸術の舞台という意味では・・・
柚希ナポレオンと夢咲ジョセフィーヌが舞台を広く使い
盆を回しながらのラブシーンは、小池先生らしくて素敵。
それにしても、下手超前方で観劇だったせいもあり・・・
戴冠式の豪華な衣装・マントの質感にビックリ
歌といいダンスといい、やぱっり“大迫力!!”
ラスト銀橋で前を向いていた柚希ナポレオンが・・・
下手にはけていくため思い切りよく横を向いたとき
“涙”がぴゅ~~と飛ぶのを見ました。
柚希さんの涙は、ダンスなみに遠心力で飛ぶのか!!
そんな主要キャストは、本当に泣いてる・・・。
その“マジ”って感じは、端っこにいる出演者も同じ
誰もが全力疾走って感じは
季節がら“高校野球のさわやかさ”に共通・・・
宝塚観始めてうん十年。
今年めでたく100周年を迎える中
“宝塚好きな理由”でもあるのかも。
最後に出演者の中で
天寿光希の「ナポレオン2世」・・・
狂言回し的な役割で、しどころはそれほどないながら
ラスト寸前、父の親友だったグランマルモンへ
「なぜ父を裏切った」
みるみる涙して言及するところ・・・上手いの~~。
ブルボン王朝をひっくり返したナポレオンと
ハプスブルク家の間の息子ということで
小池氏が、狂言回しにした訳が分からないでもない。
以前読んだ中野京子さんの本
「怖い絵」で人間を読む
「ハプルブルク家12の物語」
「ブルボン王朝 12の物語」
その中から、フランス革命~ナポレオン関係を確認中。
裏話も色々あり興味が尽きません・・・。
いつかまた別の作品に昇華してくださいませ。
それからナポ礼音・・全てはカレの為に・・
戴冠式前の歩き方も
零落したラストの歩き方も堂々と立派!
天寿演じるナポ2が
ゾフィーと恋愛関係?
メキシコ皇帝と名乗ったフランツの弟が
実はカレの息子では?と疑われた
等々 頭の隅っこに浮かべながらの観劇は
しばし浮き世の憂さを忘れました。
悪妻ジョゼフィーヌを ここまで美化して・・
1番喜んでいるのは彼女の霊かもね・・
一日二公演ですか?!
>零落したラストの歩き方も堂々と立派!
そうなのよね!!
>礼真琴・・おそるべし・・と思いましたわ!
ホント歌うま!!
まこっちゃんが歌うと、意味が分かるというか・・・ひきつけられ。
>実はカレの息子では?と疑われた
あのゾフィーとそういう仲だった・・・
父ナポレオンに似て聡明そうな顔立ち憂いを含んだまなざしが、若き日のゾフィーとそういう仲になったのよね。
そう思って観ると、味わい深いです(笑