★「グレート・ギャツビー」＠日生劇場

日生劇場「グレート・ギャツビー」初日観劇。


実は、初演の「華麗なるギャツビー」は
当時雪組ファンでしたから、舞台も見てますし、
ＮＨＫのＢＳ２で放送されたビデオも持ってます。

“何で再演しないのだろう作品”の一つでした。

そして！やっと１７年ぶりに再演。

それも今度は、１本もので日生公演だし
どんな風になるのか？気になって初日に駆けつけ。


対岸を見つめる瀬奈じゅん（あさこちゃん）の
その背中を見た瞬間、
“ギャツビー！！”・・・一瞬で引きこまれ。

デイジーを思って歌う歌も
ダンスナンバーで表現する“裏の顔”も
男役の瀬奈じゅんの“集大成”って感じです。

「城咲あい」ちゃんのデイジー
歌も演技も良かったです。
今回、デイジーの歌の比重が増えてるような・・・？




基本的には、１７年前の大劇作品を踏襲しながら

レビューと二本立てでは、描き切れなかった部分を
「女の子はバカな方がいい」（デイジーのソロ）と
「愛の楽園」・「神は見ている」という新たなシーンを創り
昨今の歌中心のミュージカル並みのナンバー(太田健作曲）で
今回の見所に、仕上げてます。

ただし、初演ふぁんは、増えたナンバーが
ちと説明調で賛否あるかも・・・。


銀橋も、花道もない舞台機構なので
ＳＳ席とＳ席の間を、銀橋代わりに使い
２回ぐらい客席降り、客席からの登場も・・・。


若手有望組は「博多座」へ？で
「ギャツビー組」は、ちょっと地味？の心配は
“生オーケストラ”効果で帳消し

“専科特出３名”の渋い演技は、舞台に安定感を。

汝鳥 伶さん、警視総監とお父さんの二役ですが
父親では・・・出てきただけで泣け


そして、ラスト
“一日５ドル！いや３ドルの貯金”・・・
“創意工夫”・・・“親孝行”・・・
「少年の日のギャツビーの日記」が読まれ
余韻を残すラストは同じ
（フィナーレはなく、正解だと思います）



他のキャスト・・・一言
「遼河はるひ」さん・・・ニックってやり難い役ですけど
前半は、ちと「苦戦中です」に見えなくもない

でも、ラストにかけてのさりげない演技が良かった～～。


マイヤー・ウルフシェイム越乃リュウさん
「友情は生きてるだけ！」のマフィアの親分
守備範囲の役どころ？上手いな～～客席大いに沸かせ。


トム・ブキャナン「青樹泉」
有望若手で、唯一日生組？
もっと男の色気が出ると良いのに・・・頑張ろう

追記・・・ナウオンで、「男」になる宣言してましたよ～

マートルの「憧花ゆりの」
う～～ん、見た感じが、可愛いいから
ちょっと子供っぽく見えてしまい
退廃的で荒んだ感じまでは・・ちょっと無理？



あのパーティーの歌手なんて、博多組のマギーがいたら・・・とか
・・・ちょっと若手メンバーに手薄感もありますが（



１７年ぶりの「ギャツビー」は・・・
カーテンコール３回で、スタンディングで幕



ブログ内リンク・・・
★「グレート・ギャツビー」二回目

★「スナＪｒ．」・・・ギャツビーを観る編^^"



初演メンバーがプログラムに出てました・・・すごいメンバーでしたね。

ジェイギャツビー・・・杜けあき
ディジー・ブキャナン・・・鮎ゆうき
ニック・キャラウェー・・・一路真輝
ヘンリー・ギャッツ・・・岸香織
エリザベス・フェイ・・・真咲佳子
アンソニー・フェイ・・・飛鳥祐

ジョージ・ウィルソン・・・古代みず希
ジョーダン・ベイカー・・・小乙女幸
トム・ブキャナン・・・海峡ひろき
マイヤー・ウルフシェイム・・・高嶺ぶぶき
ビロクシー・・・轟悠
ラウル・・・香寿たつき
エディー・・・和央ようか
ジュディ・・・純名里沙