結婚式のとき、花嫁の手紙で私は綴った。
「私の世界で一番美味しいと思うものは、おばあちゃんのお赤飯です」
実家に帰る度、祖母は私の好きなお赤飯を作ってくれる。
祖母はお赤飯のことをおこわと言う。
美味しくていつもおかわりするあたしに
「白いご飯より餅米が一番栄養(カロリー)が少ないでね、おこわはたくさん食べたって大丈夫よ~、テレビでやってたでね」
ときっとおもいっきりテレビで仕入れたネタをいつもいつも話してくれる。
おばあちゃんのお赤飯は小豆をほんのり甘く煮る。
そのあとよく水を吸わせた餅米と共に蒸かすのだ。
私が起きる頃に炊きあがるように、前日から準備をしてくれる。
初めて食べる人はその美味しさにびっくりする。
しわしわのその手が魔法をかけたんじゃないかと思う。
主人の両親も絶賛してくれる。
それまでお赤飯好きでなかったお父様が
「作り方をよく教わってきなさい」
とおっしゃったくらいに。
しかし、レシピというほど明確なものはない。
だいたいの作り方を教わって、あの味に近づくよう作り続けるしかないのだろう。
<おばあちゃんの口伝え>
小豆、北海道のがいいらしい ・・・ 袋の半分くらい(多分150~200g)
餅米 ・・・ 2Kg
砂糖
塩
食べる時にごま塩
◆小豆を煮る
1 小豆は蒸かす前日、洗って鍋に入れひたひたより沢山の水に7,8時間置く。
2 1を中火で煮立たせ2,3分経ったら灰汁をとり、半分水を捨てて少し水を足す。
3 まだ固いけど芯はないころに砂糖を入れて煮る。甘さは好みで。
4 塩を少し入れる。
5 皮が1,2個はじけているのがあったら火を止める。
◆餅米と小豆を蒸かす
1 蒸かす前日、12時間以上前に餅米を水に冷やかす。
2 下の蒸かし器の8分目まで水を入れる。強火で沸騰させる。
3 きれいに洗って固く絞った蒸かし用布巾を割り箸を底に6本ほど敷いた
上の蒸かし器のに均等になるよう落とし込む。
3 しっかり水を切り、小豆と合わせた餅米を蒸かし器の中にそおっと入れる。
4 真ん中を少しへこませ、落とし込んだ布巾の周りの部分を餅米の上にかぶせる。
5 2が沸騰したら、セットした4を上にのせる。
6 ぶくぶくふたがいったら、少し塩をいれたお湯をふたを開けて、餅米にまわし
入れまたふたをする。
7 またふたがぶくぶくいったら、やけどに気をつけて布巾を開け、真ん中の餅米
の煮え具合をみる。指でつぶして、くるっとなったら火を止め、おひつに開ける。
8 ごま塩をかけていただく。
おばあちゃん用語があるため、正確なレシピとはいかないの。
少しでも近づけるように、私経験を積み重ねます。
「なかなかおばあちゃんのようには作れないから、私が作れるようになるまでずうっと長生きしてね」
そう続けた花嫁の手紙は、実は上手に作れないお赤飯の言い訳になっているのだけど。
「私の世界で一番美味しいと思うものは、おばあちゃんのお赤飯です」
実家に帰る度、祖母は私の好きなお赤飯を作ってくれる。
祖母はお赤飯のことをおこわと言う。
美味しくていつもおかわりするあたしに
「白いご飯より餅米が一番栄養(カロリー)が少ないでね、おこわはたくさん食べたって大丈夫よ~、テレビでやってたでね」
ときっとおもいっきりテレビで仕入れたネタをいつもいつも話してくれる。
おばあちゃんのお赤飯は小豆をほんのり甘く煮る。
そのあとよく水を吸わせた餅米と共に蒸かすのだ。
私が起きる頃に炊きあがるように、前日から準備をしてくれる。
初めて食べる人はその美味しさにびっくりする。
しわしわのその手が魔法をかけたんじゃないかと思う。
主人の両親も絶賛してくれる。
それまでお赤飯好きでなかったお父様が
「作り方をよく教わってきなさい」
とおっしゃったくらいに。
しかし、レシピというほど明確なものはない。
だいたいの作り方を教わって、あの味に近づくよう作り続けるしかないのだろう。
<おばあちゃんの口伝え>
小豆、北海道のがいいらしい ・・・ 袋の半分くらい(多分150~200g)
餅米 ・・・ 2Kg
砂糖
塩
食べる時にごま塩
◆小豆を煮る
1 小豆は蒸かす前日、洗って鍋に入れひたひたより沢山の水に7,8時間置く。
2 1を中火で煮立たせ2,3分経ったら灰汁をとり、半分水を捨てて少し水を足す。
3 まだ固いけど芯はないころに砂糖を入れて煮る。甘さは好みで。
4 塩を少し入れる。
5 皮が1,2個はじけているのがあったら火を止める。
◆餅米と小豆を蒸かす
1 蒸かす前日、12時間以上前に餅米を水に冷やかす。
2 下の蒸かし器の8分目まで水を入れる。強火で沸騰させる。
3 きれいに洗って固く絞った蒸かし用布巾を割り箸を底に6本ほど敷いた
上の蒸かし器のに均等になるよう落とし込む。
3 しっかり水を切り、小豆と合わせた餅米を蒸かし器の中にそおっと入れる。
4 真ん中を少しへこませ、落とし込んだ布巾の周りの部分を餅米の上にかぶせる。
5 2が沸騰したら、セットした4を上にのせる。
6 ぶくぶくふたがいったら、少し塩をいれたお湯をふたを開けて、餅米にまわし
入れまたふたをする。
7 またふたがぶくぶくいったら、やけどに気をつけて布巾を開け、真ん中の餅米
の煮え具合をみる。指でつぶして、くるっとなったら火を止め、おひつに開ける。
8 ごま塩をかけていただく。
おばあちゃん用語があるため、正確なレシピとはいかないの。
少しでも近づけるように、私経験を積み重ねます。
「なかなかおばあちゃんのようには作れないから、私が作れるようになるまでずうっと長生きしてね」
そう続けた花嫁の手紙は、実は上手に作れないお赤飯の言い訳になっているのだけど。